生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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愚痴の未来

2005-10-30 | 雑記

今週、「年間の自殺者30000人問題」
についての特集が、シリーズで報道されていた。

この特集では報道されていないが、
深刻になっている人にたいして、
意外なほど癒し効果があるのでは、と考えていることがある。

それが、”話を聞くこと”

特にグチの類である。
グチと言ってもいろんなパターンがあるが、
気になる2タイプを。。。

1.真冬の網走で寒い寒い~型

ネーミング通り、真冬に網走旅行にいって、
寒い寒い、と文句を言っている人をイメージするとわかりやすい。

これは、言うことに意義有り=愚痴ることを愉しんでいる節がある。
北海道が寒いことはわかりきっているし、
訴えてもどうにもならないことも。

「それなら網走から出ていくといいですよ」
なんて、”正しい”アドバイスはたぶん不用。


2.聞いてほしい型

とにかく状況を説明して、
自分のつらい立場をわからようとするパターン。

多くの場合、
議論をふっかけようとか、解決策を考えようという気は
さらさらない。
ただただ話すことで、表情がどんどん明るくなる。

2つに共通するのが、
話す人は必ずしも”正しいアドバイス”を求めてはいない、という点だろう。
正しいことを言うと、
話し手が、自らの微細な落ち度を再認識して、
かえって、追い詰められてしまうことになりかねない。

愚痴り側が、話すことに意義有り、なのに対して、
聞き手は、聞くことに意義有り、なのかもしれない。

机に背筋を伸ばして座っていると、
聞く人もつい、”正しいこと”を言ってしまう。

休日の夜にコーヒーを啜りながらとか
晴れわたる海沿いの道をドライブしながら
行うのが一般的になれば、
グチも愉しいコミュニケーション手段のひとつになっていきそうだ

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なるほど (夢果)
2005-10-31 11:35:07
確かにそうですよね。

うまく聞き流せる達人になることにしよう。

なんだか、いつ会っても愚痴ってる人がいるんですよね。なんかないと、つまらないとか言ってましたから。愚痴るようなことがあるのがすきで、好んで引き寄せているのか・・すごい疲れました
返信する
Unknown (金兵衛)
2005-11-02 00:54:26
うまく聞くのは、けっこう難しいですよね。真剣に聞いて欲しいのか、普通のおしゃべりなのか、見極めが難しいときもありますし。



たしかに、愚痴が大好きな人います(笑)。1回に原稿用紙30枚分くらい話していく人とか……
返信する

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