7月5日(木)より神戸においても大雨が降り、土砂災害や交通機関への影響もあり
一部の学校は休校などの措置がとられています。
私が新長田市民勤労センターで受講している谷口義子先生の「まちかどの神戸史-神戸人物誌-」
も休講となりました。さらに本日(7/6)の兵庫県立美術館のエッチングも中止となりました。
気象庁が発表した資料(下に添付)によれば近畿地方の本日(7/6)12時までに24時間雨量で
350mm、7月7日の12時までの24時間雨量は200-300mmと予想されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/ff/158e01abad6d7888779ad550289eed74.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/2f/af6b8c317ac0c3ea0e566c86b915154f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/6a/75f8d9e2e26b4e075b8b3b48fe72b219.jpg)
上の2枚の写真は今朝のNHKテレビが報道の大雨情報です。
関連リンク:(財)日本気象協会
そこで、本日は神戸で過去に起きた土砂災害「昭和13年阪神大水害と昭和42年7月豪雨」
をテーマに取り上げました。
昭和13年阪神大水害
昭和13年(1938)7月3日から5日にかけて降り続いた豪雨により神戸市を中心に
大きな被害が出ました。
阪神大水害は死者・行方不明者695名、被害家屋数は約12万件の被害がでており、
神戸市全域で六甲山からの土砂500万㎥の土砂崩れがおきています。
今年は阪神大水害から80年の節目にあたることから
神戸市広報紙 ひらこうKOBEの2018年6月号東灘区版に特集記事が組まれました。
この記事より写真や図を引用させていただきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/56/1c2045571a8e6021259fbe7f499cd52b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/2f/f239e027e8a00c5f5a204cd3583d9689.jpg)
上の2枚の写真が上記の神戸市広報紙に掲載のものです。
谷崎潤一郎(1886~1965)は莵原住吉の借家に住んでいた昭和13年(1938)
7月5日に阪神大水害を体験しており「細雪」の中で下記のように記述しています
「住吉川の氾濫の状況がやや伝わって来て、国道の田中から以西は全部
大河のようになって濁流が渦巻いてゐること、従って野寄、横屋、青木
等が最も悲惨であるらしいこと、国道以南は甲南市場も、ゴルフ場もなくなって
直ちに海につながってゐること・・・・・・」
神戸文書館で何年か前に(いつかは未確認)阪神大水害の写真や資料を企画展示
されておりそれを観覧した記憶がある。
昭和42年7月豪雨
昭和42年(1967)7月7日から降りだした雨は9日にピークを迎え、10日午前0時までの
24時間雨量は319・4ミリに達した。神戸市生田区(現中央区)の宇治川商店街では
道路を川のように水が流れ、鉄筋コンクリートのビルも倒壊。
神戸・阪神間では1938(昭和13)年の阪神大水害に次ぐ被害が出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/03/09cb39c7a2cc274fb24577dceaa2dc3a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/a3/ea44f8a02355000af0f27ead3467c52a.jpg)
上の2枚の写真は同じく上記の神戸市広報紙に掲載のものです。
関連サイト:気象庁のサイトへリンク
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/report/1967/19670708/19670708.html
土砂災害の軽減策
上述の神戸市広報誌では神戸市内に約1,000基の砂防ダムやグリーンベルトの整備が
土砂災害を軽減するのに有効であったことを記載されています。
下の図表で上記対策が有効に働き昭和42年7月豪雨では昭和13年阪神大水害と
比較して被害が軽減された説明されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/f8/428b34bf1920217f31cede0a69bfe03c.jpg)
阪神大水害の記念碑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/86/05cb0a74d0b9a6fe6583f9bc93dac32a.jpg)
上の写真は神戸市灘区の若宮神社の境内にある阪神大水害(昭和13年)記念碑
撮影:2017年11月20日
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/bf/8b6763216016f9c87035d635c26c3bdb.jpg)
上の写真は神戸市東灘区保久良神社の境内の記念碑。
昭和13年(1938)の阪神大水害後の復興を記録した石碑です。
神戸市で起きた昭和の3大水害
上述の昭和13年阪神大水害、昭和42年7月豪雨に加えて昭和36年(1961)6月24~27日に
発生した集中豪雨(死者26名、被災家屋は約2万戸の被害)を神戸の三大水害と呼ぶ。
神戸市の緊急・災害情報
Google で神戸市災害警戒本部で検索するとトップのサイトで確認できます。
河川の氾濫に関する情報へのリンク
国土交通省(川の防災情報)
国土交通省(河川の水位観測所一覧表 )
神戸市の河川モニタリングシステム(LIVEカメラ)
神戸市のサイトのトップから
トップページ > 総合メニュー > くらし・手続き > すまい・まちづくり > 河川 > 水害への備え >
神戸市河川モニタリングカメラシステム
一部の学校は休校などの措置がとられています。
私が新長田市民勤労センターで受講している谷口義子先生の「まちかどの神戸史-神戸人物誌-」
も休講となりました。さらに本日(7/6)の兵庫県立美術館のエッチングも中止となりました。
気象庁が発表した資料(下に添付)によれば近畿地方の本日(7/6)12時までに24時間雨量で
350mm、7月7日の12時までの24時間雨量は200-300mmと予想されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/ff/158e01abad6d7888779ad550289eed74.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/2f/af6b8c317ac0c3ea0e566c86b915154f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/6a/75f8d9e2e26b4e075b8b3b48fe72b219.jpg)
上の2枚の写真は今朝のNHKテレビが報道の大雨情報です。
関連リンク:(財)日本気象協会
そこで、本日は神戸で過去に起きた土砂災害「昭和13年阪神大水害と昭和42年7月豪雨」
をテーマに取り上げました。
昭和13年阪神大水害
昭和13年(1938)7月3日から5日にかけて降り続いた豪雨により神戸市を中心に
大きな被害が出ました。
阪神大水害は死者・行方不明者695名、被害家屋数は約12万件の被害がでており、
神戸市全域で六甲山からの土砂500万㎥の土砂崩れがおきています。
今年は阪神大水害から80年の節目にあたることから
神戸市広報紙 ひらこうKOBEの2018年6月号東灘区版に特集記事が組まれました。
この記事より写真や図を引用させていただきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/56/1c2045571a8e6021259fbe7f499cd52b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/2f/f239e027e8a00c5f5a204cd3583d9689.jpg)
上の2枚の写真が上記の神戸市広報紙に掲載のものです。
谷崎潤一郎(1886~1965)は莵原住吉の借家に住んでいた昭和13年(1938)
7月5日に阪神大水害を体験しており「細雪」の中で下記のように記述しています
「住吉川の氾濫の状況がやや伝わって来て、国道の田中から以西は全部
大河のようになって濁流が渦巻いてゐること、従って野寄、横屋、青木
等が最も悲惨であるらしいこと、国道以南は甲南市場も、ゴルフ場もなくなって
直ちに海につながってゐること・・・・・・」
神戸文書館で何年か前に(いつかは未確認)阪神大水害の写真や資料を企画展示
されておりそれを観覧した記憶がある。
昭和42年7月豪雨
昭和42年(1967)7月7日から降りだした雨は9日にピークを迎え、10日午前0時までの
24時間雨量は319・4ミリに達した。神戸市生田区(現中央区)の宇治川商店街では
道路を川のように水が流れ、鉄筋コンクリートのビルも倒壊。
神戸・阪神間では1938(昭和13)年の阪神大水害に次ぐ被害が出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/03/09cb39c7a2cc274fb24577dceaa2dc3a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/a3/ea44f8a02355000af0f27ead3467c52a.jpg)
上の2枚の写真は同じく上記の神戸市広報紙に掲載のものです。
関連サイト:気象庁のサイトへリンク
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/report/1967/19670708/19670708.html
土砂災害の軽減策
上述の神戸市広報誌では神戸市内に約1,000基の砂防ダムやグリーンベルトの整備が
土砂災害を軽減するのに有効であったことを記載されています。
下の図表で上記対策が有効に働き昭和42年7月豪雨では昭和13年阪神大水害と
比較して被害が軽減された説明されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/f8/428b34bf1920217f31cede0a69bfe03c.jpg)
阪神大水害の記念碑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/86/05cb0a74d0b9a6fe6583f9bc93dac32a.jpg)
上の写真は神戸市灘区の若宮神社の境内にある阪神大水害(昭和13年)記念碑
撮影:2017年11月20日
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/bf/8b6763216016f9c87035d635c26c3bdb.jpg)
上の写真は神戸市東灘区保久良神社の境内の記念碑。
昭和13年(1938)の阪神大水害後の復興を記録した石碑です。
神戸市で起きた昭和の3大水害
上述の昭和13年阪神大水害、昭和42年7月豪雨に加えて昭和36年(1961)6月24~27日に
発生した集中豪雨(死者26名、被災家屋は約2万戸の被害)を神戸の三大水害と呼ぶ。
神戸市の緊急・災害情報
Google で神戸市災害警戒本部で検索するとトップのサイトで確認できます。
河川の氾濫に関する情報へのリンク
国土交通省(川の防災情報)
国土交通省(河川の水位観測所一覧表 )
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