2020年11月13日及び11月14日に兵庫津遺跡発掘調査の成果を現地で説明する会が
調査を担当した兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部により実施された。
私は残念ながら現地説明会に出席出来なかったが現地説明会資料と県考古博物館の
展示より発掘調査の成果を纏めてみました。
今回調査地の基本情報
場所:神戸市兵庫区中之島2 調査面積:約1,600㎡ 調査期間:’20年9月14日-12月18日
調査事由:兵庫県が「兵庫津ミュージアム(仮称)」を整備するに当たっての調査
兵庫津遺跡の時代:江戸時代~明治時代(約300~100年前)
上の写真は今回の調査地点の全景航空写真
上の写真は現地説明資料からで調査区を上空から撮ったもの
調査区全景写真(上の写真) 北側は下にきていることに注意
赤線は「新在家町水帳絵図」(1836)で記載の町屋と道路でほぼ発掘結果と一致
兵庫津遺跡の他の調査でも同じであるが水帳絵図が非常に正確に描かれたものである
ことの証明である。
江戸時代中期の町屋は8~9棟が確認された。
街路は南北3m幅、東西は約1.5m幅
上の写真は街路と町屋
上の写真は南北街道(約3m幅)の断面
上の写真は焼失した町家跡
上の写真はカマド跡
上の写真は甕(かめ)、甕の中には石材が入ったものや玩具などを入れたものがあった。
玩具の入ったものは胞衣壺(えなつぼ)と呼ばれる。
上の写真は貨幣の出土状況
上の写真はいろり跡
上の写真は茶臼の出土状況
現地説明会に出席された方のブログへリンクさせていただきました。
神戸初心者ブログ~神戸てくてく~デコVersion 「本日15:00まで、兵庫津遺跡発掘調査現地説明会(^_^)イオンモール神戸南の南」 (fc2.com)