宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日午後1時から記者会見を開き、地球に帰還
した探査機「はやぶさ2」カプセルのコンテナの開封作業についてLIVEで説明会
の様子を中継されました。既に14日の作業で、コンテナ内に小惑星「リュウグウ」
由来と考えられる黒い粒子の存在を確認されていますが15日にも2019-2-22に採取
したサンプル室から黒い砂状の物質を当初の目標値100mg以上は確実に採取できた
との報告がありました。
詳細は下のYoutube動画を参照してください。
「はやぶさ2」カプセル内に小惑星の「砂」 JAXAが会見(2020年12月15日)
上記動画より写真をピックアップ(下の6枚の写真)
キャッチャーA室のサンプルは1回目に採取したもの
キャッチャーの内径は48mmΦ 2ccの空間
カプセルの回収
2020年12月5日、日本時間午後2時半頃、22万km上空ではやぶさ2から分離された
カプセルは12月6日、午前2時28-29分に120km上空の大気圏に突入、火球となって
進み、同日2時31-33分、11~7km上空でパラシュートを展開し同日2時54分オーストラリアア
ウーメラ近くの砂漠の目標地点に60cmの精度で着陸を成功させた。
12月6日は朝から各報道機関がこの情報を伝えました。
6年ぶり約50億kmの飛行ではやぶさ2は地球へ帰還、カプセルを分離後、次の任務である
100億km先の小惑星「1998KY26]に向けて軌道変更し出発した。
予定では11年後の2031年7月に到着する見込み。
尚、1998KY26は10分で1周の自転周期の小惑星であり、この種の小惑星は100年に1回
地球に衝突する恐れがあるとのこと。災害を防止する「プラネタリー・ディフェンス」
の観点から高速で自転している小惑星の観測成果が利用されることが期待されています。
2026年には別の小惑星「2001CC21]についても観測する予定。
上の8枚の写真は12月6日、NHKテレビ朝6時のニュースの報道
小惑星探査機「はやぶさ2」の主な足取り
2014年12月3日 鹿児島県から打ち上げ
2018年2月 小惑星「りゅうぐう」の撮影に成功
上の写真はさつえいされた「りゅうぐう」の画像
出典:2020-12-7、NHK総合テレビ朝7時のニュース
6月27日 「りゅうぐう」に到着
2019年2月22日 「りゅうぐう」に1回目の着陸(下記のYoutube動画を参照ください)
「はやぶさ2」搭載小型モニタカメラ撮影映像 / Hayabusa2 Touch down movie
4月5日 「りゅうぐう」に人工クレーターを作る
7月11日 2回目の着陸(下記Youtube動画を参照ください)
Hayabusa2’s second touchdown on asteroid Ryugu
11月13日 約1年半の滞在を終え、りゅうぐうを出発
2020年12月6日 岩石試料の入ったカプセルを回収
上の写真は回収されたはやぶさ2のカプセル
出典:12月7日、NHK総合テレビ 朝7時のニュース
上の写真ははやぶさ2の次のミッション小惑星「1998KY26]について説明するJAXAの担当者
NHK時論公論の解説
2020年12月7日放送のNHK総合テレビ「時論公論」12月8日早朝の再放送より
解説の要点を整理しました。
水がどうして地球にもたらせたか
2020年12月15日のミヤネ屋で現在、地球の水の期限について提唱されている説を紹介されました。
パネルの水星は正しくは彗星