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大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その13  旧杉山家住宅

2021年10月14日 04時22分20秒 | 大阪情報

本日は富田林寺内町散策シリーズの第13回で旧杉山家住宅をお送りします。

寺内町は、周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している伝統的な建造物群

の中で、価値が高い伝統的建造物群「重要伝統的建造物群保存地区

に大阪府内で唯一指定されています。兵庫県では神戸市の北野地区が指定されています。

まず、富田林寺内町について全般を紹介したYoutube動画をGooで共有させていただきます。

JG☆☆☆☆ 4K HDR 大阪 富田林 寺内町(重伝建) Osaka,Tondabayashi Historic District

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第1回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その1 本町公園 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

第2回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その2 旧田中家住宅 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

第3回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その3 五六七稲荷大明神 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

第4回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その4 じないまち交流館 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

第5回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その5  奥谷家住宅 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

第6回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その6 田守家住宅 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

第7回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その7 興正寺別院 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

第8回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その8 妙慶寺 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

第9回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その9 中内眼科医院 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

第10回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その10 陶工房 飛鳥 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

第11回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その11 火の用心の刻字がある道標 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

第12回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その12 仲村家住宅 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

 

上の2枚の写真は旧杉山家住宅の外観です。

現在、人が住んでおられないので内部公開の施設となっています。

当日は時間が早かったので入場できず。

上の写真は入館料などの基本情報

旧杉山家住宅の基本情報
住所: 大阪府富田林市富田林町14ー31 TEL:0721-23-6117
開館時間: 10:00~17:00 入館料:上に添付の写真のとおり
建築年: 江戸時代前期(17世紀)
文化財: 国の重要文化財 昭和58年(1983)12月26日に指定

文化庁データベースに記載の解説文を引用添付させていただきます。
構造及び型式など:
 居室部 桁行24.5m、梁間11.9m、一部二階、入母屋造段違、南面、
    東面及び北面庇付、本瓦葺
座敷部 桁行8.1m、梁間14.1m、入母屋造段違、東面居室部に接続、
    本瓦葺…
杉山家は寺内町富田林の創設にかかわった旧家の一つであり、江戸時代中期以降は造り酒屋として栄えた家柄である。富田林寺内町の古い町家は農家に類似した平面構成をもつことを一つの特色としているが、旧杉山家住宅はその中でも最も古い遺構であり、さらに江戸時代中期の拡張によって大規模商家に整い、座敷部も美麗で、質的にもすぐれた町家建築として貴重である。

上の写真は現地説明板(全体遠景)

現地説明版の全体図では字が判読できないので拡大版を添付しておきます。(上の3枚の写真)

杉山家は富田林寺内町造営の中心であった八人衆の筆頭年寄の家柄である。

代々、杉山長左衛門を名乗る。

当初は屋号の「わたや」から木綿問屋であったと思われるが貞享2年(1685)に酒造株を

取得してからは造り酒屋として発展し河内酒造業の肝いり役を務めた大商家である。

当初、30石規模であったが元禄10年(1697)には104石、天明5年(1785)には1,103石と

著しい発展を遂げている。

敷地は1区画(1,000坪、現在は430坪)を占め、主屋をはじめ土蔵、釜屋、酒蔵など

10数棟が建てられていたといわれる。

 

杉山家は明治の明星派歌人石上露子の生家でもある。石上露子の略歴を添付しておきます。

石上露子(いそのかみ つゆこ 1882-1959)

明治時代後期に「明星」の歌人として活躍した石上露子は、本名を杉山タカといい、

富田林杉山家の長女に生まれた。幼少の頃から文筆に親しんだ露子は、17、8才の

頃には「夕ちどり」のペンネームで「婦女新聞」や「婦人世界」に随筆や小説などを

投稿し、1903(明治36)年の秋に「新詩社」の社友となった。

その端正な容姿から白菊の花にたとえられた露子は、与謝野晶子や山川登美子らと

ともに「新詩社の五才媛」として称された。

5人の才媛は他に茅野雅子、玉野花子がいる。

 


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