2023年11月20日(月)、BS3(NHKBSプレミアム)で放送された「ハコモノガタリ
~なぜそこに博物館が!?」~で表題の丸木舟が9隻展示されていることを知った。
上記番組から展示の様子を写真紹介します。
ユリ遺跡は福井県若狭町鳥浜にある縄紋(縄文)時代の遺跡です。
福井県埋蔵文化財調査センターが調査して、縄文時代後期(約4000年前~3000年前)頃の
丸木舟が今迄に9隻が見つかっており若狭三方縄文博物館に9隻全部が展示されています。
ユリ遺跡は古三方湖の浜にあたりに、破損して廃棄した丸木舟が漂着したと見られる。
これらは小型の湖上交通・漁撈(ぎょろう)用のものであり、縄紋時代社会での水上活動の
重要性を示している。より古い時期の舟の例と比較すると、舟体を薄く仕上げ、
舟底の補強用の仕切り板を削り残す横帯があるなど、加工精度が高まっています。
上の写真は2号及び3号丸木舟について解説された学芸員の小島秀彰さん
出典:2023年11月20日放送 BS3 ハコモノガタリ なぜそこに博物館が
出典:2023年11月20日放送 BS3 ハコモノガタリ なぜそこに博物館が
上の写真は透明ガラス板の下に復元された1号丸木舟について解説された小島学芸員と
聞き手の細田善彦さん。
出典:2023年11月20日放送 BS3 ハコモノガタリ なぜそこに博物館が
上の写真は若狭三方縄文博物館の外観
出典:2023年11月20日放送 BS3 ハコモノガタリ なぜそこに博物館が
若狭三方縄文博物館は年縞博物館(2018年9月15日 開館)に隣接してあります。
年縞に関する解説は下記サイト。
若狭三方縄文博物館の所在地のGoogleマップを添付しておきます。
関連事項として京都府舞鶴市浦入遺跡から出土の丸木舟について写真を添付しておきます。
上の写真は平成10年(1998)2月に浦入(うらにゅう)遺跡で出土した縄文時代前期後半
(紀元前3,300年頃)の丸木舟1艇の写真が舞鶴市郷土資料館で 展示されています。
縄文時代から時代が進み古墳時代になるとある程度立派な準構造船へと進歩していきます。
上の写真は大阪歴史博物館の古代船「なみはや」の写真と解説の展示。撮影:2012-1-27
この舟で大阪から韓国の釜山までの700Kmを35日かけて航海したそうです。
詳細は下記ブログで書いています。
上の写真は兵庫県考古博の常設展示の準構造船 撮影:2023-5-23
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