安和桟橋、本部港(塩川地区)から、辺野古埋立のための土砂搬送が続いている。沖縄ドローンプロジェクトが時々、土砂を運搬しているダンプトラックを上空から撮影しているが、不可解な点があるので指摘したい。
下は、本年6月15日、安和桟橋に入る土砂運搬のダンプトラックである(ゲート前では大勢の県民が抗議行動を続けている様子が分かる)。
上空から撮影した写真を拡大すると次のようになる。
上の写真でも明らかなように、土砂をほんの少ししか積んでいないダンプトラックが目立つのだ。
この日だけではない。他の日にも同じようなダンプトラックが多い。
(2018.12.20 撮影)
(7月16日 撮影)
(本部港(塩川地区)へのダンプにもほんのわずかの土砂しか積んでいない車両がある。4.25撮影)
今まで過積載は多く見られたが、このようにほんの少ししか土砂を積んでいないままのダンプトラックが行き来しているのは何故だろうか? たとえば、次のような推測ができる。
運搬した土砂の量はその都度、計測できないので、ダンプトラックの台数で精算しているのではないか。ほんの少ししか土砂を積んでいなくても、満載のダンプと同じように台数が数えられ、費用が支払われている疑いが強い。
6月23日のブログで、埋立に使われている土砂の単価が以前の3倍(5,370円/㎥)もの高額になっていることを指摘した。さらに今回のように、ダンプ1台当り5㎥積むはずのものを、3分の1程度しか積んでいないまま同じ費用を支払っておれば、土砂の単価はさらに3倍、跳ね上がっていることとなる。
そうであれば、業者による露骨な不正行為であり、発注者としての防衛局の責任も問われる。
(写真は全て沖縄ドローンプロジェクト提供)