9月14日(水)、今日は高江の水曜大行動の日だ。午前5時、那覇で4名を乗せ高江へ。東村に着くと、仲間たちが何箇所かで工事車両の動きを監視している。今日は今のところ工事車両の動きはないようだ。
北部訓練場のメインゲートを過ぎ、高江橋に着くともう大勢の人たちが集まっている。皆、昨日の自衛隊ヘリによる重機空輸の話で持ちきりだ。今日の琉球新報によると2機の陸上自衛隊機が投入され、近海に停泊していた海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」から飛び立ったという。安倍政権は、500名の機動隊を沖縄に送り込んだだけではなく、陸自、海自まで動員したのだ。
工事車両の進入を阻止するため、橋の両側にぎっしりと車を停める。一般車両は中央部を通ってもらう。
(高江橋の上で集会が始まった)
しばらく集会を続けていたが、県道70号線の安波で阻止行動を行っているグループから、阻止線を突破されてたくさんのダンプトラックと警察車両が南に向かっているという連絡が入った。高江橋の南にも多勢の機動隊が待機しているので、半数ほどを残して、皆で北に向かった。
ところが高江橋から100mほど北上すると、機動隊が大型バスを両車線いっぱいに停めて道路を封鎖しており車は全く通れない。我々が北に行くのを阻止するためだが、こんな理由の道路封鎖は違法で許されない。O弁護士が問題点を指摘するが、機動隊は聞こうともしない。
仕方なく、皆、徒歩で北に向かった。N1ゲートを過ぎ、国頭村に少し入ったところで工事車両の阻止態勢に入る。
総勢は150人ほどだっただろうか。北と南から多勢の機動隊が来ていたので、様々な工夫を凝らして阻止態勢に入る。1ケ所に集中していると機動隊の「檻」に入れられてしまうため、県道の中央線に1列に並んだり、広範囲に座り込んだ。
しばらくすると、南北からそれぞれ100名ほどの機動隊がやってきた。そして座り込んで抗議する県民を強制的に排除し始めた。
それでも皆の果敢な座り込みで、この日、砕石を積んだダンプトラックがN1ゲート内に入っていったのは正午を回っていた。工事の遅れに焦る防衛局にとって、たとえ半日の遅れであっても、その意味は大きい。
午後2時過ぎから民間ヘリによる機材空輸が始まった。陸上自衛隊のヘリによる空輸は昨日だけで終わったが、民間ヘリによる空輸はまだ続けるようだ。大慌てでN1ゲートに向かう。