12月22日(木)午後、北部訓練場の一部返還の政府式典に抗議するため、名護市の万国津梁館へ。大雨にもかかわらず300人以上が集まった。
(万国津梁館前の抗議行動)
夜はやはり名護市で「欠陥機オスプレイ撤去を求める緊急抗議集会」。県内各地から4200名の人たちが詰めかけ、オスプレイの事故に抗議の声をあげた。昼の返還式典を欠席した翁長知事も出席、「日本の独立は神話」「法治国家ではない」と日米両政府を強く批判し、会場から拍手や指笛が飛んだ。
知事は辺野古新基地建設阻止に向けても、「今後も県が持つあらゆる手法で辺野古に新基地を造らせない公約実現に力強く取り組む」と述べ、会場は大きく沸いた。
ただ、今日も知事の挨拶を聞きながら、辺野古新基地建設阻止に向けた知事の姿勢にはやはり一抹の不安を覚えざるを得なかった。最近の知事の発言には、「埋立承認の撤回」という言葉が何故か、消えてしまっているのだ。知事は最高裁判決を受けて、26日にも「埋立承認の取消し」を取り消す。防衛局はただちに工事に着手するが、知事はその対抗手段として「岩礁破砕許可の更新」「設計概要変更申請の承認」といった知事権限をあげているにすぎない。このままでは、岩礁破砕許可の更新期限である来年3月31日まで、防衛局の工事をどうして止めるのか。知事は「埋立承認の取消し」の取消しと同時に、埋立て承認の撤回を行わなければならない。
この問題については後ほど、詳しくまとめたい。