昨夜(12月13日)、とうとうオスプレイが大浦湾近くに墜落した。今日は高江の集中行動日なので早朝に那覇を発ったが、やはり辺野古に寄って船で墜落現場を見に行くこととした。
午前8時頃、汀間漁港から平和丸に乗船。風が強く、海には所々、白波が立っている。大浦湾から安部のオール島を回り、ギミ崎近くの墜落現場に着いた。安部の集落からわずか800mほどしかない。集落近くに落ちておれば大惨事になっていただろう。満潮を過ぎたところで、機体はほとんど海の中だ。それでも、機体は4つに分解してしまっていることが分かった。尾翼は海岸近くに打ち上げられている。海面にもあちこちに機体の破片が漂っている。政府は、「不時着」「着水」と発表しているようだが、これは完全な「墜落」だ。
海岸線には、機動隊が立ち並んで阻止線を張っている。以前の沖縄国際大学に米軍機が落ちたときには、米兵らが規制にあたった。ところが今回は機動隊が米軍に代わって規制をしている。時代はより悪くなっている。
これはオスプレイのプロペラ部分。完全に飛んでしまって、芯のようなものだけが残っている。
機動隊による阻止線。稲嶺名護市長も中に入れなかったという。全くの植民地だ。
やがて、米軍のジェットスキーがやってきた。機体の搬出作業のために海域の調査に来たようだ。
昼の干潮時まで現場にアンカーを打って監視を続けたが、午後、汀間漁港に戻った。米軍のレスキュー部隊が待機している。しばらくしてフロートをジェットスキーで引っ張って出ていった。
(NHKテレビニュースより。機体は完全に大破してしまっている)
ともかく恐れていた事故が起こってしまった。22日には北部訓練場の部分返還の式典が予定されているが、今回、工事が進められてきたヘリパッドはオスプレイが運用するためのものだ。「式典」など開催することは許されない。