5月25日(水)午後、米軍属による女性殺害に抗議して、嘉手納基地第1ゲート前で抗議集会が開催された。4000人の県民が、ゲート前の両側歩道を埋め尽くした。
今日は、この抗議集会の後、県民会議の防衛局交渉が行われた。午後4時に始まった防衛局交渉は延々と続き、午後9時前にやっと終わった。帰宅が午後10時をまわってしまったので、詳細の説明は明日以後にしたい。今日は、写真等のアップと簡単な説明でご容赦ください。
(ゲート前では、「米軍の出入りを許さない」とした抗議行動も行われた)
午後4時からは、県民会議の防衛局交渉が行われた。今回の米軍属による女性殺害事件と、この間、大きな問題となっている警備業務の個人情報保護法違反行為等について追及した。調達部次長らが出席したが、我々の指摘・質問にほとんど答えることができず、結局、交渉は午後9時前まで続いた。
女性殺害事件については、「非常に遺憾。深い憤りをもっている。ご遺族の方々や県民の皆さんに大変申し訳なく思っています。残忍凶悪な事件で断じて許せない。防衛局としても深刻に受け止めています」と答えたものの、具体的な再発防止策等について全く答えることができず、皆の怒りをかった。
また海上警備業務の問題点については、「事実関係の確認中」というだけで、事件発覚後もう10日以上たっているのに、まだ詳細を明らかにしなかった。そして、「事実関係の確認中です。確認でき次第、回答します」と言うだけで、何時までに回答するのか全く約束しようともしなかった。我々からは、「防衛局は第3者ではない。防衛局が指示をし、報告を受けていた文書だから内部の文書だ。事実関係の確認に時間がかかるはずはない。何時までに回答するか明らかにしないのは、文書を改ざんしようとしているのでなないか」と追及を続けたが、結局、最後まで回答期限を明らかにしようとはしなかった。
交渉の最後に我々は、「事実関係の確認がまだ終わっていないのなら、明日以後、海上警備業務の警備員らを現場から撤退させよ。今は、海保も後ろに下がって何の規制もしていない。海上警備業務の警備員だけが、抗議船やカヌーに近づいてマイクでがなりたて、バチバチと写真を撮り続けている。すぐに止めさせろ!」と抗議を続けた。
その他、交渉の詳細については後日、まとめていきたい。