5月30日から6月6日まで、台風と線状降水帯の豪雨に翻弄されましたが、東京ー新潟ー東京ー大阪ー神戸ー那覇ー東京という強行軍がやっと終わりました。
最初は6月3日の大阪の講演会に備え、2日に大阪に行く予定だったのですが、台風が来るというので30日に東京に発ちました。東京で息子の家族と3年ぶりに会食したり、新潟で山岳部時代の同期の仲間たちと15年ぶりに会っていました。2日に大阪に向かったのですが、大雨のために東海道新幹線が不通。東京のホテルがなかなか見つからず、一時は駅で寝る覚悟をしたほどです。3日の正午にやっと開通しましたが、大阪の講演は大幅に遅刻となって迷惑をかけました。4日の神戸の講演は予定どおりお話しすることができました。
4日に神戸からいったん那覇に戻り、5日の朝、再度、東京へ。夕刻からの日本弁護士連合会の辺野古シンポジウムは、岡田正則さん、木村草太さん、白藤博行さん、猿田佐世さん、加藤裕さん(発言順)ら、そうそうたる顔ぶれのパネラーたちが揃い、勉強になりました(会場参加:130名、オンラインをあわせて370名の参加だったそうです)。パネルディスカッションの後半に池田副知事に続いて、私にも発言の機会をいただきました。概ね、次のような話をしました。
「設計変更申請に関する県の裁判が夏過ぎにも最高裁で決着した後、県は辺野古新基地建設を阻止するためにどのような対応をとろうとしているのでしょうか?
県に提案したいのは、最高裁で敗訴した場合、設計変更申請を再度、不承認することです(もちろん21年11月の不承認とは異なる理由で)。先の不承認は、B27地点の調査不足という問題は決定的ですが、その他の理由があまりに少なかったと言わざるを得ません。特に耐震設計の不備は絶対に看過できません。また、自衛隊との共同使用問題、作業船がないこと、南部の遺骨混りの土砂問題等、いくつもの不承認理由があります。再度の不承認で争いを続けるべきだと思います。
いずれにしろ、いよいよ辺野古新基地建設反対運動はいよいよ正念場を迎えます。デニー知事の毅然とした対応が求められますが、そのためにも、県民、そして全国の皆さんの支援が必要です。よろしくお願いします。」
(会場から発言する池田副知事)
今日(7日)はゆっくりと休めましたが、さすがに歳なのか、なかなか疲れが取れません。
それでも明日(8日・木)は、南部の土砂問題に関連して県教委文化財課と、9日(金)は、名護ー本部を結ぶ国道449号線のダンプトラックによる粉じん問題等について環境保全課との意見交換が続きます。
そして12日(月)はオール沖縄会議現地闘争部会の沖縄防衛局交渉が予定されています。この防衛局交渉は以前から予定されていたのですが、6日に、本部塩川港で防衛局職員が辺野古への土砂運搬に抗議行動をしていた市民に、「気違い行動は止めてください」「気違いでしょう」等の差別発言を繰り返した問題についても追及する予定です。