7月15日(土)、今日も辺野古土砂反対全国連絡協議会の阿部悦子さん、湯浅一郎さんらと行動を共にする。午前中は、辺野古の座り込みゲート前の座り込み集会に参加。阿部悦子さんは、交通事故以来、辺野古に7ヶ月ぶりに戻ることが出来たということで、挨拶の途中でもさすがに涙ぐんでおられた。
夕刻からは名護で、辺野古土砂反対全国連絡協議会と名護島ぐるみ会議、本部島ぐるみ会議共催の学習会。13日以来の連続学習会の今日が最終会だ。いろんな行事が重なった日だったが、100名近い参加者で盛況だった。
阿部悦子土砂全協共同代表
湯浅一郎顧問
(シュワブゲート前の座り込み集会で挨拶される阿部代表、湯浅顧問ら)
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今朝の読売新聞朝刊は、1面で、9月から辺野古南西側でも護岸工事が始まると大きく報道した。私の今日の名護での講演では、急遽、この報道について解説した。
今朝の読売新聞の報道は次のようなものだ。
①「4月下旬から始めた区域北側での護岸工事(注:K9護岸のこと)は、7月に入り、工事を一時中断」
②「9月にも、辺野古南西側沿岸部で新護岸工事(注:k1護岸とN5護岸)に着手する」
K9護岸は、現在、100mほど捨石投下が行われたが、工事はこの状態で一時休止されるということはこのブログでも説明してきた。読売新聞はその理由を、「(K9護岸予定地には)サンゴ礁が多く、サンゴを傷つける恐れがあるが、サンゴ移植のための知事の特別採捕許可が下りそうにないので工事を一時中止する」と報じている。しかし、これまで防衛局は、「K9護岸予定地には移植対象のサンゴ類はない」と説明してきており、この報道内容は疑わしい。
そして、今回、辺野古側で始まった取付道路工事は、「工事用仮設道路③」に繋いで、K1護岸かN5護岸造成が始まると説明してきたが、やはりそのとおりになりそうだ。とりわけ、辺野古崎に近いN5護岸は、そこから辺野古崎にかけた一帯を作業ヤードにするために不可欠な工事だ。今後、大量に必要となる被覆ブロックや消波ブロックの製造・保管のためにどうしても必要であり、防衛局も急いでいるのであろう。
いずれにしろ、今後は、「工事用仮設道路③」の造成を急ぐために、シュワブ沿岸部に沿って根固用袋材(石材を入れた袋材)の設置作業が続く。これらの石材は全て工事用ゲートから運び込まれる。なんとしてもゲート前の座り込み態勢を強化し、工事車両の進入を阻止しよう!