なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

バッハ

2004年04月03日 | 
のカンタータのオリジナル筆写譜が見つかった!!すごいニュース!なんですが、ピンと来ない方も多いでしょう。
 バッハの作品って、あまり知らない方も多い、と皆思ってるけど、実はそうでもない。なんかのコントで「ガガ~~ン!」というときに決まって流れる「テレレ~~、テレテレテッテ!!」っていうオルガンメロディーは、バッハの「トッカータとフーガニ短調」の冒頭部分なんだ、わかんないかなあ?
 この曲も、冒頭から先の曲の流れがものすごいんですけど。
 しかし、バッハおじさんの作った曲の真髄って、実は今回見つかったみたいな世俗カンタータにあると思うのよ。結婚カンタータ、私が普段聴くのは「悲しみの影よ、消え去れ」という名前の曲なんだけど、本当に素敵な曲。曲全体が祝福で包まれている感じがするんだ。
 あとね、「コーヒーカンタータ」つうヘンな曲もある。これも大好きなんですが。当時、ドイツではコーヒーが「ろくでもない飲み物」で、それを飲んで喜んでる若い世代と、眉をひそめるおっさん世代、って分かれてたらしいの。で、コーヒー好きの我が娘、何とかしてコーヒーやめさせなくちゃって悪戦苦闘するお父ちゃんのお話を歌って聞かせる仕立てになってる。父娘二人の掛け合いが、漫才みたいで面白いんだよねえ、これを当時、コーヒーバーで演奏してたらしい、バッハって意外とお茶目な人だったかも、って思うんだ。
 日本で見つかったんだし、ぜひぜひ「バッハコレギウムジャパン」で初演して欲しい!!この団体は、本場よりもバッハ演奏が素晴らしいのだ。
 バッハの譜面は、とにかくキレイ、筆写譜をそのまま演奏できる。ファクシミリ版、欲しいっすよ~~!!この目で見てみたい、400年前の譜面を。
コメント
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