本・よしもとばなな 「スウィート・ヒアアフター」

2012-03-16 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
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       スウィート・ヒアアフター

 内容(「BOOK」データベースより)
お腹に棒がささった状態から生還した小夜子は、幽霊が見えるようになってしまった。バーに行ったら、カウンターの端に髪の長い女の人がいる。取り壊し寸前のアパートの前を通ると、二階の角部屋でにこにこしている細く小さい女の子がいる。喪った恋人。元通りにならない頭と体。戻ってこない自分の魂。それでも、小夜子は生き続ける。

 あとがきに・・・

「とてもとてもわかりにくいとは思いますが、この小説は今回の大震災をあらゆる場所で経験した人、生きている人死んだ人、すべてに向けて書いたものです。」 と、書いてありました。

遠距離恋愛の恋人と温泉の帰り道、居眠り運転で突っ込んできた対向車よけそこなって・・・小夜子だけ生きていた。臨死体験をしたから?この世のものじゃないものが見えるようになっていたのね。

それにしても、そんなにたくさんいるものですか? 見える人にはやはり見えちゃうんですか? ・・・ これはお話、と思っていても、会えることならあってお話したいじゃない、いきなり消えちゃったんだから。

小夜子は・・・まぶいを取り戻せた? なら。よかった、よかった。


                              
   

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