



友人・吉元の家探しを手伝いはじめた“わたし”。吉元が「これぞ理想」とする木造アパートはあいにく満室。住人を一人追い出そうと考えた二人だが、六人の住人たちは、知れば知るほどとらえどころのない不思議な人間たちばかり。彼らの動向を探るうち、やがて“わたし”も吉元も、影のようにうろつきはじめている自分に気づき…。奇怪な人間模様を通じて、人々の「居場所」はどこにあるかを描く長篇。

シーツかぶって幽霊の真似には笑えた。吉元って・・・
吉元のお手伝いだったのになんで 菊葉荘の大学生の蓼科のところに入り浸ってなにやってんだろう?・・・ね!
“わたし”典子がいちばんどうかしている。
ふ~わふ~わ、ゆ~らゆ~ら、もわ~っとした不思議な空気の漂ったお話。
どーこ行っちゃったんでしょうね。吉元は!
