

目黒にある小さなイタリアン「食堂メッシタ」。満希が、ひとりで切り盛りする超人気店。ライターの笙子は、母親を震災で亡くして意気消沈していた折に、偶然「食堂メッシタ」の心と体に染みいる美味しい料理に出会い、元気を取り戻した。それ以来の常連客だ。そんな、満希が、お店を閉めるという――イタリア料理を愛する人々の幸福な時間と人生を描いた書き下ろし長篇小説。








メッシタとは酒場を意味する言葉だそうで、たっくさんのお料理が登場します。
私は、このたくさんのお料理はちんぷんかんぷんでした。
美味しいんだろうなーと読んでいました。
何でフライパン投げたり、そんなに威張るのだ?ってところで、昔テレビのドキュメントだったかの三國清三が浮かんだ。
名人上手と呼ばれる人間は、劣った人間に対して容赦がない。だそう・・・
ナポリの話には、ベッドの中に馬が・・・のゴッドファーザーを思ったし、注意していたのに物取りにあい、ピアス欲しさに耳たぶ切られた話に、かつて時計欲しさに手首ごと切って持っていかれたという話を思い出した。怖いんだわイタリアって・・・
最後に角川春樹が登場したくだりに、背表紙見て・・・あぁ・・・
巻末で感謝している鈴木美樹さんの実話のようです。
★★★☆☆
