ココアのhappy palette

小さなしあわせさがして…

生きるということ…

2005年09月17日 | 日記・エッセイ・コラム
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日の暮れも早くなり少しづつ秋めいてきましたね。夏は好きじゃないけれど夏の終わりは、少し物悲しくて好き…お花も夏の花を少しずつ植え替え始めました。ペンタス、りんどうです。
りんどう、この紫色は秋を感じる寂しい花ですね。

今日は父の13回忌の法要でした。
時の流れは早いものです。
父は階段から転落し、頚椎を骨折し大学病院の救命救急に運ばれました。
最初は首から下の麻痺が残りますが、命には別状無いとの診断でした。
しかし頚椎はとても大事なところで、神経、呼吸器中枢が通っているのです。程なく呼吸が出来なくなり気管支が切開され人工呼吸器が取り付けられました。
これをつけると会話が出来なくなります。
あっと言う間に全身状態の悪化。
体中に点滴が繋がれ、
心臓も何度も止まりその度に電気ショックを与えたりしました。
これが3ヶ月ほど続き父は亡くなりました。
亡くなったときに最初にかけた言葉が、
「辛かったね、これでやっとゆっくり眠れるね」でした。
私は父の姿を見ててとても生きている姿とは思えなかった。
無理やり生かされている、呼吸器を何度抜いてしまいたかったか。
「延命治療」簡単に語ってはいけないのかもしれませんが、
直る見込みがあるのならともかく、死ぬと分かっている人がただ生かされているのはとても辛いことです。
1日でも長く生きてて欲しい気持ちも当然ありますが、
自分だったらどうだろう?こんなに辛いのに生きていたいのだろうか…
勿論本人の気持ちを図り知ることはできませんが。
私は家族にもしもの時は、むやみな延命はやめてねと言っています。
皆様はどう思いますか…

今日は暗い話にお付き合い頂きありがとうございました。
故人を思い出すことは供養になるそうなので、父のことを書きました。
父の主治医は北野武がバイク事故で入院したときと同じ先生でした。


コメント (18)
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