今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

さらに鹿が壷を覗く 2009.07.04.(6)

2009-07-10 19:46:33 | Weblog

ウスタケ     Gomphus floccosus (Schwein.) Sing.



 近くで雷もゴロゴロと鳴っていて、風も強くなってきた。これは早く車に戻らなければ・・・。


 車に戻り動き出すと、空は明るくなり風も穏やかになった。それならと、近くの鹿が壷も見て行くことにした。


 お馴染みのウスタケ。歩き始めると、さっきの雷はこの辺りだったようだ。ついさっきまで雨が降っていたというような感じ。こいつはヒルが大はしゃぎに違いない・・・。


 SJ山ではきのこが沢山出ていたが、ここはもう一つ。さっそく、分らない。




Entoloma sp.



 これは、前回来た時に分らないと書いたもの・・・。今度はしっかりと潰してからにおいを嗅いだ。まさにキュウリの匂いだ。




クリイロムクエタケ     Macrocystidia cucumis (Pers. ) Joss.




 川の裏から廻る。この時期、いつもならイグチが結構出ているこの道にはほとんどきのこの姿はない。



     
左:Boletus sp.  幼菌だけど、多分ヤマドリタケモドキ・・・
右:コウモリタケ  毎年、この場所に沢山でる・・・  Albatrellus dispansus (Lloyd) Canf. & Gilb.




     
左:不明  キツネタケの色変わり?? Laccaria sp.?
右:ネッタイベニヒガサ     Hygrocybe sp.



 
 何か、素直なツルタケ、懐かしい感じだ。




ツルタケ     Amanita vaginata var. vaginata (Bull.) Lam.



 キャンプ場に下る途中にきれいなイグチが出ていた。




ミドリニガイグチ     Tylopilus virens (Chiu) Hongo     


これも、個体差の大きなイグチだ。ここのミドリニガイグチは傘はむしろ灰色に近く、柄は薄黄色、根元の黄色は強く、網目模様が顕著だ。本当にミドリニガイグチと一括りにしていいのかな?


 ヒルも騒いでいる。

 夕方が迫ってきたので、ようやく帰路につくことにした。長い一日だった。




バスボートが浮いている・・・



 帰りに高速のICの近く、最近お気に入りの焼きサバ寿司を買って帰った。






 宣伝したら、少し安くしてくれないかな・・・。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高速を飛ばしてムラサキヤマドリに会いに行く 2009.07.04.(5)

2009-07-10 08:02:03 | Weblog

ムラサキヤマドリタケ     Boletus violaceofuscus Chiu




 S公園を満喫して、淡河の例のラーメン屋で例の・・・、分らないか・・・、味噌チャーシューを食べた。次に向かう場所はもう決めてあった。今朝、S公園のスダジイ?の木の下で今年初のムラサキヤマドリタケに出会った時に決めたのだ。


 高速道路のインターチェンジを目指して走る。そして高速に乗ってから1時間ほどで、目的地についた。2週間前にも来ているのだが・・・。ムラサキヤマドリのタイミングを逃すまい・・・。


 駐車場に到着し、HYさんから貰った情報通り、近くの斜面を見に行く。初めての場所だったが、すぐに分った。丁度、収穫時期の数本、そして幼菌が幾つか出ていた。


 その後、山の坂道をのんびりと登って行く。



     
左:ムラサキカタバミ
右:ナカグロモリノカサ     Agaricus moelleri Wasser





 季節柄、大した花は咲いていないが・・・




アキノタムラソウ  秋じゃない?



 斜面を登ってゆくと、退屈しない程度にキノコ、花が咲いている。



     
左:アカイボカサタケ     Entoloma quadratum (Berk. & M.A. Curtis) E. Horak

右:キヒダタケ(おそらく、イロガワリキヒダタケだろうと思うが、青変性を確認しなかった)  Phylloporus bellus var. cyanescens Corner




 そして、




ヒメアワタケ     Boletus parvulus (Hongo) Har. Takah.


小さな、傘径せいぜい3cmほどのイグチ。管孔の変色性は、ほぼ無し。傘の大きさの割りに大きな孔口を持つ。


 そして、お馴染みの



     
テングツルタケ     Amanita ceciliae (Berk. & Broome) Bas



 さて、山の中腹の広場に到着。例年、この時期にここにムラサキヤマドリタケや多くの興味深いキノコが出るのだが・・・・。今日は・・・どうだろう?





ヨソオイツルタケ     Amanita hamadae Nagas. & Hongo




     










ヨソオイツルタケ     Amanita hamadae Nagas. & Hongo



 ここでも、この悪役は沢山発生していた。




アカハテングタケ     Amanita longistriata S. Imai



 空が暗くなり、雷が鳴り出した。結構、近い。危ないな、とは思ったが、次の予定もある。目的をほぼ達したので、駐車場に戻ることにした。それでも、素直に真直ぐ戻れない、この性格・・・。途中で・・・



     
左:ヘビキノコモドキ     Amanita spissacea S. Imai
右:恐らく・・ビロードクリイロイグチ 小型のクリイロイグチだった・・・  Gyroporus punctatus Lar.N.Vassiljeva


 そして、駐車場に下る階段の脇に・・・





コムラサキシメジ     Lepista sordida (Fr.) Sing.




 斜面には、ホタルブクロが花が花を付けていた。今年、最後の蕾の開花かもしれなかった。




ホタルブクロ

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする