前日に引き続いて、観察会で出会ったきのこ、特にイグチについてご紹介。
冒頭の写真は、当日、最も沢山発生していたもの。これまで、ニセアシベニイグチ近縁種、これも複数あると思うが・・・、の1つとして紹介されてきているものだと思う。変色性が非常に強く、柄も、管孔も、肉も青変する。かなり大型になり、管孔はニセアシベニイグチのように短くはない。
Boletus sp. (仮)アシベニイロガワリなどという仮名で呼んでいる・・・
そして、次は先月の観察会でも見られた、この公園に多いアメリカウラベニイロガワリ(黄色タイプ)。
アメリカウラベニイロガワリ Boletus subvelutipes Peck
素早く、強く変色する。
これは、キヒダタケの仲間・・・位で済ませていたが、いろいろと種類があるそうだ・・・
アカエノイロガワリキヒダタケ Phylloporus orientalis var. orientalis
柄を裂いた時、下方の肉が赤味を帯びるのが特徴とのこと。このキヒダタケは胞子のサイズにより2種に分けられ、胞子の長いものが(仮)ナガミアカエノイロガワリキヒダタケ Phylloporus orientalis var. orientalis 、短いものが(仮)コツブアカエノイロガワリキヒダタケ Phylloporus orientalis var. brevispora 、というそうだ。ちなみに上の写真のものは、ナガミの方だったとのこと(M氏)。
次の変わったイグチはこれ。
チャニガイグチ Tylopilus ferrugineus (Frost) Sing.
チャニガイグチは普通だが、このチャニガは柄が随分と白い。チャニガイグチの白色タイプというのがある・・・ようだ。
次はオニイグチの仲間・・・
オニイグチ近縁種 Strobilomyces sp.
オニイグチモドキではない・・・と、誰でも思うが、オニイグチ?、コオニイグチ?と言われると・・・。さぁ・・・。
イグチは終わりにして、ハラタケ科。
ナカグロモリノカサ Agaricus moelleri Wasser
普通に・・・。次は?
Agaricus sp.
分りません・・・。
次はヒトヨタケの仲間
Coprinus sp. この公園のこの切り株からいつも出るのだけれど、名前を忘れてしまった。
これは、公園の刈った草をいつも置いている場所に出始めていたもの。
表に顔を出している部分はほんの少しだが、根が深い。
Coprinus sp.
くの字に曲がったところから右側(緑の草が付いている)の部分が下に隠れていた。
次。以前にこの公園で見かけた珍菌。今年も出会えた。
オガサワラハリヒラタケ Gyrodontium versicolor (Berk. et Br.) MaasG.
アカチャツエタケ? Rhodocollybia [ Collybia neofusipes Hongo ]
知らなかった。アカチャツエタケに似ているらしい・・・。
最後は何故かこの公園に多い、ベニタケ科。
ムラサキカスリタケ Russula amoena Quél.
これは、おまけ。散策していると、人が集まりカメラを木の上に向けて構えていた。何かなと思って一緒に眺めていると、木の上にアオバズクがとまっていた。コンデジでは雰囲気だけだけど。
アオバズク(旦那)だそうだ。
この公園の8月はどうだろう・・・。きっと・・・、暑い、無い、かな?