今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

7月の観察会(2)イグチ編 2009.07.18.(2)

2009-07-22 20:16:19 | Weblog




 前日に引き続いて、観察会で出会ったきのこ、特にイグチについてご紹介。
冒頭の写真は、当日、最も沢山発生していたもの。これまで、ニセアシベニイグチ近縁種、これも複数あると思うが・・・、の1つとして紹介されてきているものだと思う。変色性が非常に強く、柄も、管孔も、肉も青変する。かなり大型になり、管孔はニセアシベニイグチのように短くはない。



     
Boletus sp. (仮)アシベニイロガワリなどという仮名で呼んでいる・・・


 そして、次は先月の観察会でも見られた、この公園に多いアメリカウラベニイロガワリ(黄色タイプ)。



     
アメリカウラベニイロガワリ     Boletus subvelutipes Peck


素早く、強く変色する。



 これは、キヒダタケの仲間・・・位で済ませていたが、いろいろと種類があるそうだ・・・



     




アカエノイロガワリキヒダタケ     Phylloporus orientalis var. orientalis


 柄を裂いた時、下方の肉が赤味を帯びるのが特徴とのこと。このキヒダタケは胞子のサイズにより2種に分けられ、胞子の長いものが(仮)ナガミアカエノイロガワリキヒダタケ Phylloporus orientalis var. orientalis 、短いものが(仮)コツブアカエノイロガワリキヒダタケ Phylloporus orientalis var. brevispora 、というそうだ。ちなみに上の写真のものは、ナガミの方だったとのこと(M氏)。



 次の変わったイグチはこれ。


     
チャニガイグチ     Tylopilus ferrugineus (Frost) Sing.


チャニガイグチは普通だが、このチャニガは柄が随分と白い。チャニガイグチの白色タイプというのがある・・・ようだ。



 次はオニイグチの仲間・・・


     
オニイグチ近縁種     Strobilomyces sp.


オニイグチモドキではない・・・と、誰でも思うが、オニイグチ?、コオニイグチ?と言われると・・・。さぁ・・・。



 イグチは終わりにして、ハラタケ科。




ナカグロモリノカサ     Agaricus moelleri Wasser


普通に・・・。次は?



     
Agaricus sp.


分りません・・・。


 次はヒトヨタケの仲間








Coprinus sp.  この公園のこの切り株からいつも出るのだけれど、名前を忘れてしまった。


 これは、公園の刈った草をいつも置いている場所に出始めていたもの。






表に顔を出している部分はほんの少しだが、根が深い。




Coprinus sp.


くの字に曲がったところから右側(緑の草が付いている)の部分が下に隠れていた。


 次。以前にこの公園で見かけた珍菌。今年も出会えた。








オガサワラハリヒラタケ     Gyrodontium versicolor (Berk. et Br.) MaasG.




     
アカチャツエタケ?     Rhodocollybia [ Collybia neofusipes Hongo ]


知らなかった。アカチャツエタケに似ているらしい・・・。



 最後は何故かこの公園に多い、ベニタケ科。



ムラサキカスリタケ     Russula amoena Quél.



 これは、おまけ。散策していると、人が集まりカメラを木の上に向けて構えていた。何かなと思って一緒に眺めていると、木の上にアオバズクがとまっていた。コンデジでは雰囲気だけだけど。




アオバズク(旦那)だそうだ。


 この公園の8月はどうだろう・・・。きっと・・・、暑い、無い、かな?



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする