スギ林の中を下ってゆく。日陰の道、曇りで小雨も降ったり止んだりだから、特に涼しいということもないけれど、道の脇にはいろいろな植物があって、眺めながら降りてゆく。
春の花が一段落したところだから、花はほとんど咲いていなくて葉っぱだけ。その葉を見て何か想像しながら歩くのも楽しい。
これは随分ひょろっとしているけれど、タツナミソウの仲間だ。葉に斑は入っていない。
つぼみがついているけれど、花が咲くのはまだ先のようだ。他にミヤマカタバミ、キバナアキギリとかの葉も見えている。
この山を登り始めた時から一緒になったり離れたりしていた女性二人連れと杉林の中でまた一緒になった。お二人とも山や花好きということ、ブログもされているということだった。で、この花は何かという話になったのだが、オカタツナミソウかなということになった。とても山野草に詳しい人たちで、僕はというとほとんど相槌をうっていただけどね。
次は、これ。
何かなと聞くと、サワギクの蕾でしょうとのこと。言われてみればそうだ。白山の麓や去年は蓼科辺り、麦草峠で見た花を思い浮かべた。
サワギク 花が開き始めていた。
しばらく下るとウツギが咲いていた。小さな白い花をつけたウツギ、ヒメウツギを思い浮かべるけれど、樹高は1mは超えている。
これも教えてもらった。葉を裏返し、「白いでしょ、ウラジロウツギといってかなり珍しいウツギ」ということ。
ヒメウツギに似ていて、サイズは姫より大きいウツギは何度か見てきている。ヒメウツギは自宅の庭にも二株植えてあるし、こんなにまばらに花は付けない。岡山辺りでは石灰岩質の道わきの岩壁に沢山花をつけているのを良く見かける。
Bコースを下りきり沢を渡る橋の場所に出た。去年はここで、ラショウモンカズラの咲き残りも見たけれど、今年はもう花を終えたのかあの青い花は見当たらなかった。それでも、楽しみにしていたコケイランは咲いていた。
コケイラン
一緒に下って来た二人連れも喜んで見ていた。というわけで、写真もそこそこに場所を明け渡して先に歩いて行った。この場所から車道までは直ぐだ。
コツクバネウツギ
そういえば、もう下ってきてしまったが楽しみにしていたウスギヨウラクの花、見落としてきてしまった。Cコースに咲いていたらしい・・・・
これも、教えてもらったのだが、忘れてしまった。
車道の脇の第二駐車場に着き、そこでブログ名の交換をした。いろいろ、教えてもらおう!「じゃ、さよなら」と言われて、「何処かでまた会いましょう。でも、下の山の駅でソフトクリームを食べますよ、多分」と何故か答えて別れた。
ソフトクリームを外の机に座って食べていると、やっぱりまた会った。下ってくるときにオカタツナミソウが咲いていたとか。じゃ、見に行こうか。。また車に乗って第一駐車場に戻る。うろうろして・・・・
カノコソウ
オカタツナミソウ
他には・・・・、これ、ハナウドかな。
大雪山旭岳で沢山みたオオハナウドを思い出したが、そこまでは大きくない。
何か腹が減ったので来る途中に見つけた蕎麦屋に寄ってみたが、もう閉店するところとのこと。山登りと蕎麦屋というのは相性が悪い。何度、蕎麦屋に振られたことか・・・・。そのまま帰宅した。
自宅