今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

翌朝、目的の花、ベニバナイチヤクソウを見に走る      2013.06.23.(1)

2013-06-30 23:25:05 | Weblog

 


 翌日はいつもの朝のように、早く眼が覚めた。でも、朝食は7時半からなのだ。タオル1本持って温泉に行く。朝から風呂に入るのは体の動きが悪くなるのであまり好きな方じゃなかったのだが、今回は山登りでもないしのんびりするか・・・


 朝食はバイキングで、和食・洋食ごちゃ混ぜで沢山食べた。天気も良いし、気持ちの良い朝だ。部屋に戻り、ザックにカメラなどを入れて出発。同じ宿で2泊するので身軽に出来る。今日は、今回の旅の目的、八千穂高原のベニバナイチヤクソウと麦草峠周辺のオサバグサを見てくるつもり。麦草峠を通り越し、八千穂高原にまず行ってから麦草に戻ってくることにした。


 前日は八子ヶ峰で沢山の桷の花のあとを見たのだったが、麦草峠の少し手前の標高2000mくらいのところで1本だけ、花をつけた桷の木に出会った。不思議なことに今回の旅で本当に1本だけ、花を付けていた。













 また、新妻喜永氏の花の山旅・八ヶ岳の引用になるのだが・・・・

「尾根上は、どこも、桷の天下だった。どれもが満開か満開にちかかった。が、途中に一本だけ、二分咲きていどで、ほとんど蕾という妙な樹があった。・・・・・だが、このふしぎな一本は桷は花より蕾、の価値観にしばられるわたしには欣快な一本だった。」「桷の蕾は、花よりも美しく、味わい深い」・・・・大賛成。。でも、満開の花を見た後で、蕾の桷を見たからなおさら、蕾の美しさが印象的だったのだろうとも思う。








 足元にはマイズルソウ・・・








 予定通り、麦草峠を通過して・・・・・







 
 八千穂高原に到着。これで何回目になるだろう・・・・、このところ毎年のように来ているのだが、いつも夏で白樺林の下にはイチヤクソウの葉だけが茂っていた。調べるとどうやらベニバナイチヤクソウらしいことが分り、一度、満開の時に来てみたいと思っていたのだ。





白樺林



 林の中に入り込む。




咲いてる、咲いてる・・・・













 林の下は湿気がたっぷりできのこも出ている・・・・




チチタケの仲間?



















 いったい、どれだけの数のベニバナイチヤクソウが咲いているのだろう・・・・、白樺林はとても広くてその下に無数の花。














 写真は山ほど撮ったけれど、これくらいにしておこう。。。


 林を出ると目の前にアヤメが咲いていた。







 まだ、10時過ぎ。どうしよう。。


つづく。





コメント (6)
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八子ヶ峰の hyutte ALBIREO      2013.06.22.(3)

2013-06-30 10:00:00 | Weblog





 八子ヶ峰山頂に向かう途中にはサラサドウダンも咲いていた。どうして、レンゲツツジにサラサドウダンなんだろう・・・・。オレンジ色ばかり。


















 八子ヶ峰山頂付近は広い草原になっていて、その中にレンゲツツジがぽつぽつと咲いていた。朱色が目立たないのは、まだほとんどが蕾だからのようだった。








 









 ヒュッテに到着。







 無人のヒュッテと思っていたが、建物から水が道に流れ出していた。そして、管理している人だろう・・・・、人影が見えた。前を通った時に外に出てきたので話をすることができた。


 この八子ヶ峰は特にレンゲツツジの名所としてPRすることもないし、名もない山なので訪れる人も少ないのだとか。この時期だけ、レンゲツツジが山を彩り華やかになるという話。でも、ちょっと前は桷(ズミ、またはコナシ)が満開で綺麗だったらしい。この山頂付近が何故、開けた草原なのか不思議だったのだが、何でも70年ほど前に山火事があり、この辺り一面は木々が燃えてしまったらしい。それから今までで少しずつ木が育ってきたのだとか。。


 山頂までもう少しだから、どうせならそこまで行ってみたら?という勧めに従い、もう少し歩くことにした。










蓼科山




      










Hyutte ARBIREOと北横岳



もう、6時半だ。宿に入らなければ・・・・・



 急いで車に戻り始めた。





夕日が影を作る・・・・




カマツカ?



 確かに下る斜面には花後の桷の木が沢山あった。一気に車道まで下ると車を停めていた場所から50mほど離れた場所に出た。道の脇が湿地のようになっていて、そこにコバイケイソウがポツポツと咲いていた。



      







 7時になった。それから、蓼科にとった宿まで走り、チェックイン。晩飯はホテルの近くのそば庄という店で鴨の付け汁の蕎麦。いつもの奴だ。昼に食べられなかった・・・・




ビールが染みる・・・・、昼の火傷を思い出した









 初日は無計画の割に収穫の多い一日だった。帰宅後、読んでいた新妻喜永氏の「花の山旅・八ヶ岳」に八子ヶ峰がこんな風に紹介されていた。

「ひとむかしほどもまえのこと、笹平に通ずるひょうたん坂を登っていて、眼下に山火事をみた。三角屋根の山小屋が炎につつまれていた。-花盛りの蓮華躑躅とすぐわかったが、八子ヶ峰を認識したのはこのときである」。なんだ、書いてあったんじゃないか・・・、勉強不足だな。

 そして、その本によると八子ヶ峰の草原は夏の終わり頃には一面、松虫草の咲く草原になるのだとか、その頃にまた行ってみたいものだ。







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