帰路につく前に山の上にある寺の周囲を歩いた。山の上と言っても高い山ではないし、山頂近くの展望所まで車で行けるのだ。去年は、今頃に訪ねてみたがヤマドリタケモドキやアカヤマドリがかなり出ていた場所。
去年は車で登る道の脇に Boletus 類は結構出ていたのだが、今年はやはりまだちょっと早いのだろうか。傘が開いていたが鮮度の良い大きなものを一つ収穫しただけだった。
展望所まで車で登り、そこから山頂まで歩いた。道は舗装されているが傾斜が酷く急なので疲れる。道は椎の大木や杉に覆われていて薄暗い。地面の大半は苔で覆われていてひんやりとした風が流れている。その苔の上にカワリハツが出ていた。
しばらく、急な坂道をゆっくりと登ると椎の古木の根元に大きなきのこが幾つも出ているのに気が付き驚く。
ヒロヒダタケ
小さなイグチが幾つか出ていた。一つを抜いてみると孔口が大きめで黄色い。触ってみても変色はしないようだ。傘径は5cmくらい。齧ってみたが、無味。アワタケだろうか。
孔口を爪で擦ってから石段の上に置いておいた。帰り道に確認しよう。
そのまま登って行くが大した発見もなく山頂の社殿に着いてしまった。
辺りの椎の木の洞とかチェックするが何にも見つからない。ひと月前ならカンゾウタケがかなり見つかったのだろうが、もう季節は終わっていて、木はマメヅタに覆われていた。
車まで下ることにした。傾斜が急なのでゆっくりとしか下れない。途中で行きに置いておいたイグチを確認。
変色はほとんどしないようだ アワタケ
ヨウシュヤマゴボウ
オオヤシャイグチ
ヤシャイグチか迷ったのだが、傘がオリーブ色であるのと傘が尖っていないのでオオヤシャイグチとした。今まで見てきたヤシャイグチと較べるとがっしりとした感じ。傘は4cm程度で大きくはない。
随分、紫色が綺麗な Russula だけど・・・・
カワリハツ
傘径は10cmくらいあり、柄は充実。やっぱりカワリハツなんだと思う。