車道からタマゴタケの出ている川の脇の竹林に降りた。写真を撮ってから周囲をうろうろした。上から見た時に大きめのアマニタが出ているのを確認していたのだが、降りて歩いてみるとなかなか見つからない。ようやく発見してじっくりと見てみるのだが・・・
傘の径は10cmくらいだろうか。傘の上にはまばらに壺の破片が付いていた。傘の色は見ての通り、褐色がかった灰色。柄の色も傘と同様で、下部では一部、鱗片状。壺は明確ではない。手で触った場所は弱く赤変しているように見えた。
ツバは膜質、傘の直ぐ下から降りていて、僅かに薄く黄色味を帯びているように見えた。
キリンタケ Amanita excelsa (Fr.) Bertillon
さてこのアマニタの正体は何だろうかと考えているのだが、ああでもないこうでもないと考えて残る可能性はキリンタケだろうか、ということになった。過去にもこのような経験があって、キリンタケの名前が最初から出てくることがない。
キリンタケとして観てみると、外見上はそれほど相反する特徴はないように思えるが、どうだろう。
つづく。