今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

夏きのこのピーク?? 2009.07.11.(1)

2009-07-14 21:55:06 | Weblog

ウスキテングタケ(幼菌)     Amanita orientigemmata Zhu L. Yang & Yoshim. Doi



 先週の様子、そして周りから集まる情報から考えて、今週末は夏きのこのピークを迎えるのでは、と思っていた。朝起きて、向かうは先週ヤマドリタケモドキの出始めていたS公園。


 その前に向かう途中にある、自宅近くのスポットを覗く。ここは、いつもヤマドリタケモドキの出初めを見極める場所にしているところだ。今年は、この辺りは極端に雨が少なかったんだろう。例年になくヤマドリタケモドキの出は遅く、いつもならS公園より1週間は早く出始めるはずが、今年はむしろ遅かった。


 道ののり面を見て歩く。綺麗なウスキテングタケの幼菌が出ていた。


 そして・・・




ガンタケ     Amanita rubescens var. rubescens Pers.


 少しずつではあるが、いろいろなきのこが出ている。



     
左:Tylopirus sp.
右:Lactarius sp.


 まとまって出ているイグチは・・・多分、




チチアワタケ     Suillus granulatus (L.) Roussel



 木の生え際の陰を見ると・・・




ハナオチバタケ     Marasmius pulcherripes Peck

こんな、淡いピンクのハナオチバタケは好みだ。




     
左:ハナオチバタケ     Marasmius pulcherripes Peck
右:ハリガネオチバタケ     Marasmius siccus (Schwein.) Fr.


 車に急いで戻る途中に立派なヤマドリタケモドキに出会った。




ヤマドリタケモドキ     Boletus reticulatus Schaeff.



 先を急いだ。S公園に到着すると・・・、アジサイが綺麗に咲いていた。







 そして、道の向かい側の木の下には先週と同じようにハナオチバタケが出ていた。ハナオチバタケには茶系、赤系とあるというが、どちらも一緒に出ていることは見たことがないし、時期も微妙に違うように思うのは気のせい?















ハナオチバタケ     Marasmius pulcherripes Peck



 その近くにフウセンタケが出ていた。この時期にも雨が充分だと出てくる。今年は雨は少なかったものの、遅れてたっぷり降ったお陰で出てきてくれたんだろう。



     
左:カワムラフウセンタケ     Cortinarius purpurascens (Fr.) Fr.
右:キイロイグチ     Pulveroboletus ravenelii (Berk. & Curt.) Murr.



 いろいろ出ている・・・



     
左:ニオイワチチタケ     Lactarius subzonarius Hongo
右:アンズタケ     Cantharellus cibarius var. cibarius Fr.,



 これは、分らない。なんか、マシュマロのようなきれいなきのこだが、何の仲間?



     
左、右:不明



 ここにも、ガンタケが。いつもなら採集して食べてしまうのだが、今日はこれからいろいろなきのこに出会いそうだ・・・。採るのは止めておく・・・。



     
左:ガンタケ     Amanita rubescens var. rubescens Pers.
右:Amanita sp. キリンタケ近縁?



 これも、この場所のこの時期のお馴染み・・・




キニガイグチ     Chalciporus [ Rubinoboletus ballouii var. ballouii (Peck) Heinem & Rammeloo ]


傘の裏に付いた水滴がきれいだ・・・。

つづく。
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どうしても、また見たくなって

2009-07-13 22:07:49 | Weblog





 1週間後、どうしても、また見たくなって来てしまった。

 もう、跡形もなくなってしまっているかもしれない・・・、それとも・・・














ワカクサウラベニタケ     Entoloma incanum (Fr.) Hesler



 先週は3個体しかなかったが、随分と発生は増えたようだ。幼菌もまだあるが、雨が続くだろうか・・・。



     




     



 来週はもう、期待できないだろう。

 その後、場所を移動して・・・




ハナオチバタケ     Marasmius pulcherripes Peck
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先週、朝、300メートルの間に見かけたキノコたち

2009-07-12 19:33:37 | Weblog

ヒメコナカブリツルタケ     Amanita farinosa Schwein.



 タイトルを見て、こいつ何を訳の分らんことを書いているんだと思う人もいるだろう・・・。勤務先の駐車場から、毎朝、タイムカードのあるところまで歩く。その距離、多分、300メートルくらい。先週は雨も沢山降り、そんな短い距離の道にもいろいろなきのこが出た。




ヒメコナカブリツルタケ     Amanita farinosa Schwein.



 大きなコナラの木の根元付近に沢山出た。そのほぼ、道を挟んだ向かい側にスダジイ?の木があり、なんと・・・



     
左:ムラサキヤマドリタケ     Boletus violaceofuscus Chiu
右:調べていない・・・


ここにもう長いこと通っているが、まさか、ムラサキヤマドリが出ようとは思わなかった。


 今年は増築し、植栽をやり直した部分が多く、ウッドチップなどが撒かれているところが多いせいだろうが、いつもあまり見ないきのこ達が出た。




ツブカラカサタケ     Leucoagaricus meleagris (Sowerby) Sing.









コガネキヌカラカサタケ     Leucocoprinus birnbaumii (Corda) Sing.



 これは、以前からあるコナラの林に脇に出ていた。








キツネノハナガサ     Leucocoprinus fragilissimus (Berk. & M.A. Curtis) Pat.



 これは、芝生から。




ヤブレベニタケ     Russula rosea Pers.



 これは、以前からよく出ていたもの。




アンズタケ     Cantharellus cibarius var. cibarius Fr.,


 朝、こっそり収穫して、帰宅後・・・






 オムレツにして食べてしまった・・・。

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なか やちよの森公園の採集会 2009.07.05.

2009-07-11 07:30:53 | Weblog

セイヨウニンジンボク



     
左:知らない庭の花
右:黄花二重ホタルブクロ



 夏きのこの季節の開幕で、久し振りにきのこの図鑑でいろいろと調べた。覚えていたきのこもなかなか名前が出てこなくて、一度、きのこの採集会に参加して、のんびりときのこを覚えようと思い立った。


 丁度、なかやちよの森公園で採集会があり、HYさんが講師をつとめるというので、仲間と参加することにした。参加者は30人弱。朝の10時に集合し、皆で緩やかな道を登りながら、きのこを採集した。


 上りはじめてすぐの木製の側溝のなかに・・・



     
不明・・・
左:若い菌
右:老菌


変わった傘をしているが、皆目分らない。


 ここの山は大半が杉林で、小川の周囲に僅かに広葉樹が残っているといったところ。きのこ採集には不利な林だ。


 川の周りできのこを探す。




ダイダイガサ     Cyptotrama asprata (Berk.) Redhead & Ginns





ツチナメコ     Agrocybe brunneola (Fr.) Bon




     
左:ワタカラカサタケではなかったようだ・・・ Lepiota sp.*
右:ヒナアンズタケ     Cantharellus minor Peck


ワタカラカサタケはこれまで、まともに写真が撮れたことがない。いつも、白とびしてしまうし、薄暗いところに出ていてフォーカスも合わない。また、今度もごめんなさいだ・・・。


* ワタカラカサタケとしていたが、とても小さなきのこで、全体はほぼ白。ワタカラカサタケではないようです。コナカラカサタケモドキ?シロワタカラカサタケ?、どれも、特徴が少し違う。不明。



 皆と別れて、広葉樹の続く細流沿いに上る。








コキイロウラベニタケ近縁     Entoloma ater (Hongo) Hongo & Izawa





ナカグロモリノカサ     Agaricus moelleri Wasser




     
左:Entoloma sp.
右:キヌモミウラタケ     Entoloma sericellum (Fr.) P. Kumm.



 杉林の中に白いきのこが沢山出ていた。





シロイボカサタケ     Entoloma murrayi f. album (Hiroë) Hongo




     
左;シロイボカサタケ     Entoloma murrayi f. album (Hiroë) Hongo
右:アカイボカサタケ     Entoloma quadratum (Berk. & M.A. Curtis) E. Horak




 これも、杉林の中、若干の広葉樹が混じる・・・








Entoloma sp.

全く見たことの無いEntoloma だ・・・。





これも分らない・・・。




 道の脇ののり面に沢山出ていた・・・やばいきのこ。




ヒカゲシビレタケ     Psilocybe argentipes K. Yokoy.


講師のHYさんは、これを持っているところを警官に職質されたら、ヤバイよと、参加者に注意している。実は、催幻覚性成分のシロシビンを含むため、マジックマッシュルームの一種としても知られていて、7年前から麻薬及び向精神薬取締法で麻薬原料植物及び麻薬として規制されているのだ。


 道を登って辿り着いた展望台のある広場で昼を食べ、その後で皆が採集してきたきのこの同定が始まる。HY氏がサッサッときのこに名前を付けてゆく。


 その中で・・・



ナガエノケノボリリュウタケ     Helvella ephippioides S. Imai


最近、名前を知ったきのこだ。これは大きくなったクラガタノボリリュウタケとの見分けは微妙そうだ。


 そして、イッポンシメジではないかと思われたキノコ。








イッポンシメジ??     Entoloma sp.


ミイノモミウラモドキを大きく太くしたようなもの。イッポンシメジそのものが、この世に存在しないのではないか、という人もいるし、図鑑の写真もあてにならないとも言われているようだが・・・。


 HY氏が揖保川の河川敷でこの日の朝、採集してきたというスミレホコリタケを見せて貰った。長い方の径が15cmほどもある大型の菌だ。








スミレホコリタケ     Calvatia cyathiformis (Bosc) Morgan


二つに切ると、断面が薄っすらと紫色になっている。成熟した胞子の色が紫色を帯びているのだ。以前は兵庫県では稀な菌だったが、最近は比較的良く観察されると聞いたが、まだ、自分で見つけたことは無い・・・・。


 同定会でも、これは採集会の常であるが、名前の分らないきのこはかなりあった。この世の中に名前すらないきのこのなんと多いことか・・・。これらのデータを集め、登録して名前を付ける作業は誰でもができる事じゃなく、菌学者の少ない状況を考えれば、今後も簡単には解決しない問題なんだろう。


 この会に参加していたO君。小学校4年生で驚くほどきのこの名前を知っている。このまま、順調に成長してこの問題を少しでも解決する力となって欲しいもんだよ・・・。


 同定を終え、集会所に戻る途中の薄暗い川の脇に出ていた・・・








スミゾメヤマイグチ     Leccinum griseum (Quél.) Sing.


 これ程、状態の良いスミゾメヤマイグチにはなかなかお目にかかれない。戻りついた頃にパラパラと雨が降り出した。


 担当の方々にお礼を言い、終会となった。



なかやちよの森公園 渓流の広場







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さらに鹿が壷を覗く 2009.07.04.(6)

2009-07-10 19:46:33 | Weblog

ウスタケ     Gomphus floccosus (Schwein.) Sing.



 近くで雷もゴロゴロと鳴っていて、風も強くなってきた。これは早く車に戻らなければ・・・。


 車に戻り動き出すと、空は明るくなり風も穏やかになった。それならと、近くの鹿が壷も見て行くことにした。


 お馴染みのウスタケ。歩き始めると、さっきの雷はこの辺りだったようだ。ついさっきまで雨が降っていたというような感じ。こいつはヒルが大はしゃぎに違いない・・・。


 SJ山ではきのこが沢山出ていたが、ここはもう一つ。さっそく、分らない。




Entoloma sp.



 これは、前回来た時に分らないと書いたもの・・・。今度はしっかりと潰してからにおいを嗅いだ。まさにキュウリの匂いだ。




クリイロムクエタケ     Macrocystidia cucumis (Pers. ) Joss.




 川の裏から廻る。この時期、いつもならイグチが結構出ているこの道にはほとんどきのこの姿はない。



     
左:Boletus sp.  幼菌だけど、多分ヤマドリタケモドキ・・・
右:コウモリタケ  毎年、この場所に沢山でる・・・  Albatrellus dispansus (Lloyd) Canf. & Gilb.




     
左:不明  キツネタケの色変わり?? Laccaria sp.?
右:ネッタイベニヒガサ     Hygrocybe sp.



 
 何か、素直なツルタケ、懐かしい感じだ。




ツルタケ     Amanita vaginata var. vaginata (Bull.) Lam.



 キャンプ場に下る途中にきれいなイグチが出ていた。




ミドリニガイグチ     Tylopilus virens (Chiu) Hongo     


これも、個体差の大きなイグチだ。ここのミドリニガイグチは傘はむしろ灰色に近く、柄は薄黄色、根元の黄色は強く、網目模様が顕著だ。本当にミドリニガイグチと一括りにしていいのかな?


 ヒルも騒いでいる。

 夕方が迫ってきたので、ようやく帰路につくことにした。長い一日だった。




バスボートが浮いている・・・



 帰りに高速のICの近く、最近お気に入りの焼きサバ寿司を買って帰った。






 宣伝したら、少し安くしてくれないかな・・・。

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高速を飛ばしてムラサキヤマドリに会いに行く 2009.07.04.(5)

2009-07-10 08:02:03 | Weblog

ムラサキヤマドリタケ     Boletus violaceofuscus Chiu




 S公園を満喫して、淡河の例のラーメン屋で例の・・・、分らないか・・・、味噌チャーシューを食べた。次に向かう場所はもう決めてあった。今朝、S公園のスダジイ?の木の下で今年初のムラサキヤマドリタケに出会った時に決めたのだ。


 高速道路のインターチェンジを目指して走る。そして高速に乗ってから1時間ほどで、目的地についた。2週間前にも来ているのだが・・・。ムラサキヤマドリのタイミングを逃すまい・・・。


 駐車場に到着し、HYさんから貰った情報通り、近くの斜面を見に行く。初めての場所だったが、すぐに分った。丁度、収穫時期の数本、そして幼菌が幾つか出ていた。


 その後、山の坂道をのんびりと登って行く。



     
左:ムラサキカタバミ
右:ナカグロモリノカサ     Agaricus moelleri Wasser





 季節柄、大した花は咲いていないが・・・




アキノタムラソウ  秋じゃない?



 斜面を登ってゆくと、退屈しない程度にキノコ、花が咲いている。



     
左:アカイボカサタケ     Entoloma quadratum (Berk. & M.A. Curtis) E. Horak

右:キヒダタケ(おそらく、イロガワリキヒダタケだろうと思うが、青変性を確認しなかった)  Phylloporus bellus var. cyanescens Corner




 そして、




ヒメアワタケ     Boletus parvulus (Hongo) Har. Takah.


小さな、傘径せいぜい3cmほどのイグチ。管孔の変色性は、ほぼ無し。傘の大きさの割りに大きな孔口を持つ。


 そして、お馴染みの



     
テングツルタケ     Amanita ceciliae (Berk. & Broome) Bas



 さて、山の中腹の広場に到着。例年、この時期にここにムラサキヤマドリタケや多くの興味深いキノコが出るのだが・・・・。今日は・・・どうだろう?





ヨソオイツルタケ     Amanita hamadae Nagas. & Hongo




     










ヨソオイツルタケ     Amanita hamadae Nagas. & Hongo



 ここでも、この悪役は沢山発生していた。




アカハテングタケ     Amanita longistriata S. Imai



 空が暗くなり、雷が鳴り出した。結構、近い。危ないな、とは思ったが、次の予定もある。目的をほぼ達したので、駐車場に戻ることにした。それでも、素直に真直ぐ戻れない、この性格・・・。途中で・・・



     
左:ヘビキノコモドキ     Amanita spissacea S. Imai
右:恐らく・・ビロードクリイロイグチ 小型のクリイロイグチだった・・・  Gyroporus punctatus Lar.N.Vassiljeva


 そして、駐車場に下る階段の脇に・・・





コムラサキシメジ     Lepista sordida (Fr.) Sing.




 斜面には、ホタルブクロが花が花を付けていた。今年、最後の蕾の開花かもしれなかった。




ホタルブクロ

 
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ハナオチバタケ 2009.07.04.(4)

2009-07-09 07:34:02 | Weblog

ヘビキノコモドキ     Amanita spissacea S. Imai




 池の周りを歩き、車を停めてある場所の近くの広場に戻ってきた。前に来たときにはハナハマセンブリの花が沢山咲いていたのだが、草刈がしてあって、何もなくなっていてがっかりした。



     
左:ヘビキノコモドキ幼菌     Amanita spissacea S. Imai
右:コキイロウラベニタケ近縁     Entoloma ater (Hongo) Hongo & Izawa?





カワリハツ     Russula cyanoxantha (Schaeff.) Fr.




 相変わらず、この広場にはカワリハツが出ている。パスタの具にでもと、2,3個採集する。ベニタケ科はほとんどが食用にはならないが、カワリハツだけは・・・アイタケもか・・・良い食菌だと思う。



 朝来たときには気が付かなかったが、車を停めた近くの木の下にハナオチバタケがチラホラと出ていた。どれも小さめで、赤色の濃いものばかり。
























ハナオチバタケ     Marasmius pulcherripes Peck



 ハナオチバタケには、雨の風景がよく似合う。今日はそんな天気でもなく、撮影日和ではないな・・・。技術の未熟さの言い訳・・・。
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S公園のその後 2009.07.04.(3)

2009-07-08 07:52:41 | Weblog

アカハテングタケ(タマゴテングタケモドキ)    Amanita longistriata S. Imai



 椎の木の林を抜けると広場が広がる。例年、この辺りにはこの時期、幾つかのアマニタとイグチが出る。最初は、アカハテングタケ。先週から、続々と出ている。まずは、幼菌。




     


そして、成菌と老菌。判りやすいね・・・。


 と、思いきや、これは分らない。








     
Amanita sp.


中途半端な傘の色、白い柄、ヒダは白色?変色性はなし。見るからに分らない。この公園でも見たような記憶はない。赤く変色でもしたら、ガンタケと言いたいところだけれど、赤味は全くないし、このツボ、こじんまりと纏まっている。不明!



 次は、美しいベニタケ科。








ケショウハツ?    Russula violeipes Quél.

 これは・・・・、ケショウハツ?ヤブレベニタケかとも思ったが、このヒダの色は違いそうだ。匂いを嗅ぐのを忘れた・・・。




     



 そして、ここにも・・・










ヤマドリタケモドキ     Boletus reticulatus Schaeff.



 ようやく、普通のテングタケに出会う。




テングタケ     Amanita pantherina (DC.) Krombh.



 で、また不明のAmanita・・・



     
Amanita sp.


残念な事に、ツボを確認しようとして、ちょん切れてしまった・・・。
ヒダは白。特に思い当たるものなし。


 デイキャンプ場の辺りはほとんどきのこは無く・・・



     
左:クロハツ     Russula nigricans (Bull.) Fr.
右:クサウラベニタケ 今見ると、ヒダに赤味ない?    Entoloma rhodopolium (Fr.) P. Kumm



 ここから、林の中にもぐり込む。薄暗い、湿った林。




cortinarius sp. ウスムラサキフウセンタケ? ウスフジフウセンタケ?




ビロードツエタケ     Xerula pudens (Pers.) Sing.



     





     
松枯れ病で枯れた赤松の切り株から出始めていた硬質菌





モモイロダクリオキン     Dacrymyces roseotinctus Lloyd




 林を抜けて出た道ののり面から中型のイグチが出ていた。一見、コショウイグチかと思ったが違う。




不明


 サンプリングして紙袋に入れる。傘が接触したところは紙が赤く染まっていた。これも分らないイグチ。


 さらに続く。



 



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さぁ、いよいよ本番。夏きのこ 2009.07.04.(2)

2009-07-07 07:57:36 | Weblog

ヒメホタルブクロ



 さぁ、夏きのこの本番だ。十分に雨は降ったし、勤め先の庭園でもきのこは出始めている。きっと、山ではいろいろなきのこが出始めているに違いない。


 朝起きて、庭に出る。ヒメホタルブクロが綺麗に咲いている。さて、どこに行こうか・・・、最初に向かう場所は決めてあった。その様子次第で次の場所を決めよう。


 朝8時過ぎに出発。目的地に向かう途中、自宅近くでヤマドリタケモドキの発生が早い箇所を点検するが・・・・



     
左:Mycena sp.?
右:キツネノハナガサ Leucocoprinus fragilissimus (Berk. & M.A. Curtis) Pat.


キツネノハナガサは今年初。好きなきのこで、撮影の難しいきのこ。今回も写真はダメだな。雨量は足りているようだけれど、モドキは全くなし。早くも暗雲が漂い始める・・・・。



 行く先はS公園だ。途中のゴルフ場の入り口の芝生にモジズリが山ほど咲いていた。一つ一つを丁寧に見ると繊細な蘭という印象だけれど、これだけ集まるとなんだかなぁ・・・。




ネジバナ



 S公園に到着。車を停め、靴を履き替えて歩き出す。いつも、真っ先にチェックする場所・・・、何も無い?





キンチャヤマイグチ     Leccinum versipelle (Fr. & Hök) Snell


これは、綺麗だ。キンチャ本来の色。結構、根が深く掘り出すと立派。そして、その近くの松の木の下辺りには、楽しみにしていたハナオチバタケ。この場所は乾燥が早いのだろうか、萎れはじめたものばかりだった。




ハナオチバタケ(赤)     Marasmius pulcherripes Peck



 暫らく、車道を歩いて行く。その途中、


     
左:Entoloma sp.?
右:ベニウスタケ幼菌?     Cantharellus cinnabarinus (Schwein.) Schwein.



 雨の後、いろいろなきのこが一斉に出だしている。このほかにもアセタケの仲間が幾つか出ていた。


 そして、次の広場の手前で、やっと今年初めてのヤマドリタケモドキに出会えた・・・








     





ヤマドリタケモドキ     Boletus reticulatus Schaeff.


どれも、小さい。まだまだ幼菌。ようやく、夏きのこのシーズンが開幕した。


 この隣の辺りに運が良ければムラサキヤマドリタケが出るはず・・・。




ムラサキヤマドリタケ     Boletus violaceofuscus Chiu


 さらに奥に進んだ。これから一体、どんなきのこに出会えるのだろうか・・・。

続く。
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再度、ツブカラカサタケ 2009.07.03.

2009-07-05 18:44:23 | Weblog




 随分と雨が降ったので、芝生から、またツブカラカサタケが出てきた。植栽を換えたときに入れたウッドチップのせいなんだろう。


 他には、ホコリタケと言ってしまってはいけないのだろうが、その類が山ほど出始めた。







 先週は、ツブカラカサタケは傘は開いたものの、乾燥のために傘が裂けてしまっていた・・・。今度こそと思って、昼に様子を見に行った。




ツブカラカサタケ


 きのこの機嫌は良く分からないが、それ程、変化は見られなかった。急ぎ足で他の場所をチェックした。




Amanita sp.


 この傘を開いていない状態を見ただけで、タダ者ではない様子が判る。掘り上げてサンプリングしてきたが・・・。



 これは、判りやすい。去年、出ていたっけ?




アイタケ



 この状況では週末はきのこは動き出すだろう。どこで、何を期待しようか・・・。そんなことを考えながら、早めに帰宅した。いつの間にか雨が降っている。このシトシトと降る雨が効果的・・・。


 ツブカラカサタケはどうなっただろうか・・・






水分が十分ではなかったのか?、気温が上がり過ぎたのか?、傘は十分開くことも無く、雨に打たれて赤い涙を流していた。
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運の良い日 稀菌ワカクサウラベニタケを見る 2009.07.04.(1)

2009-07-04 21:45:38 | Weblog
 今日は、運の良いことに稀菌ワカクサウラベニタケに出会うことができた。

 実は、あるところできのこを探していると、僕の名前を呼ぶ人がいた。そしてその人が、そっと教えてくれたのです。「珍しいものが出てますよ・・・」と。








 
ワカクサウラベニタケ   Entoloma incanum (Fr.) Hesler


 場所を教えて貰ったのですが、なかなか分らなかった・・・。周囲の木や草の緑に溶け込んでしまって・・・。


 このきのこは美しい!! これは蛍光色のよう・・・。写真ではなく自分の目で見ることができて、本当に運の良い日だった。


 ありがとう、CCさん。
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S公園から場所をかえて再挑戦 2009.06.28.(2)

2009-07-02 07:15:37 | Weblog

??


 昼になり、暑くなってきた。今日の天気予報は曇りのち雨だったはずが、晴れのち曇りに変わっていた。天気の悪化が遅れたのだ。昼飯を食べ、日陰の森の中を歩こうと、峠を越えて山の反対側に廻った。


 森の中の道を歩くがやはりきのこは少ない。いつもなら、蚊が沢山いて悩まされる森には、ほとんど蚊の姿は見えず・・・、いるにはいるのだが・・・、歩きやすかった。その道の脇にかたまって地味なフウセンタケが出ていた。なんだろう?

 
 でも、それはナメクジの齧ったあとを見れは明らかだった。




イロガワリフウセンタケ     Cortinarius rubicundulus (Rea) Pearson


試しに柄の部分を爪で削ってから袋に入れておく。後でその部分を見ると赤く変色していた。



     
左:ドクベニタケ     Russula emetica (Schaeff.) Pers.
右:イタチタケ     Psathyrella candolleana (Fr.) Maire




 道に横たわる枯木からはかろうじて・・・




チシオタケ     Mycena haematopus (Pers.) P. Kumm.



 きのこは少ないが、何故か粘菌には出会う。



     
ウツボホコリ





ツノホコリ?


はっきり言って・・・粘菌も分らない。違っていたら失礼・・・。



 イグチが出ていた。柄のササクレが気になったが、さっぱり分らなかった。









シロヤマドリタケ(仮)かもしれない・・・・



 去年も何度かシロヤマドリタケにはこの山系で出会っている。そして、試食もしたのだが、今回のイグチがシロヤマドリタケだという考えが起こらなかった。NB氏に指摘されたが、形状、傘の色合いなど・・・、いつも見ているものとはかなり違う。言われてみると、それは個体差の範囲内なのかもしれなかった。



 たいした収穫はなかったが、この位にして自宅に戻ることにした。その途中、雨が少ない時期の取っておきの場所に寄ることにした。昼も薄暗い、川沿いの道・・・。その中ほどに墓地があり、不気味な小道だ。


 珍しいものが出ていた・・・。




カブラマツタケ     Mycena haematopus (Pers.) P. Kumm.


食用とされているし、過去に何度か収穫しているのに、一度も食べたことがない。なぜかというと、これまでに最高で一日に2本しか採れたことがないから。食べるのを忘れてしまう。



 そして、次は・・・これは食べられないな。













ヒロヒダタケ     Megacollybia platyphylla (Pers.) Kotl. & Pouzar


 ヒロヒダタケは白いヒダがきれいなきのこだが、幼菌だとさらにツエタケのような印象があり、透明感が美しい。


 遠くで雷が鳴り出した・・・。そろそろ帰らなければ・・・。




オカトラノオ


今日は、いろいろなところでこの花を見た。







 そして、やはりこの時期の花・・・。




合歓



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まだ、とは知りながら、山を歩く 2009.06.28(1)

2009-07-01 07:54:26 | Weblog




 雨は降っていないが、昨日の散策では水が染み出しているような場所では、気温の上昇は十分なので、きのこは出ているんだろうとの感触を得ていた。


 要するに、日陰の湿ったところを歩けばそこそこ、きのこに出会えるんじゃないか・・・そんな、思いで家を出た。


 やはり、山は乾いている。それでも、たまにはきのこに出会える。これは、傘の色が随分と濃いが、アカハテングタケ(タマゴテングタケモドキ)だろう・・・。猛毒で食べたら死ぬかもしれない・・・が、誰も食べないか・・・。








アカハテングタケ    Amanita longistriata S. Imai


この写真ではヒダが薄っすらとピンクがかっているのが分りにくいかな?。


 
 この近くの日向にイグチが出ていた。今年、イグチの出がとても遅い。貴重だ。




ウラグロニガイグチ    Tylopilus eximius (Peck) Sing.


日照がきついのだろう・・・、傘が裂け、形が崩れかけている。




     
オオカワジシャ?


側に咲いていた花。どこかで見たことのある花?



 日陰を求めて歩く。林の中の枯木に・・・




unknown help me 1




unknown help me 2


どちらも分らない・・・help me, please!



 アマニタには結構出会う。どれも、素直じゃない奴等だ。







     
キリンタケ近縁1   amanita sp.





キリンタケ近縁2   amanita sp.


これは、あまりキリンタケの近縁ではないのかな?・・・、じゃ、テングタケ?でもなさそうだ。





キリンタケ近縁3   amanita sp.


これは、最初のキリンタケ近縁種に近い。



 今日、2種目のイグチだ。




クリイロイグチモドキ    Gyroporus longicystidiatus Nagasawa & Hongo



 そして、最も期待していた日陰の水路沿いの道には何も出ていなかったが、車に戻る途中の薄暗い道の脇にEntoloma ? を見つけた。








     
Entoloma sp.



 このきのこは、おそらく2009.08.31.に鹿が壷で見かけたものと同じだろう。
ヒメコンイロイッポンシメジ Entoloma coelestinus var. violaceus (Kauffman) A.H. Sm. に近いかな・・・。



     
Entoloma sp. 2009.08.31. at Shikagatsubo

続く
 
コメント (2)
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