今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

佐用までひとっ走り、アケボノソウの様子を見に行く         2013.09.14.(3)

2013-09-18 23:30:22 | Weblog

 ヤブマメ



 自宅を出て高速に乗り、佐用まで走る。県道を左に入り、行き止まりまで進んで車を停めた。そこから、カメラだけ持って地道を歩いた。そして、家を出てから、約一時間後、しゃがみ込んでヤブマメの花を撮っていた。青紫の花が綺麗だ。


 森の中に続く道を歩いて行く。




ツルボ




マツカゼソウ




ゲンノショウコ
やっぱり、ゲンノショウコは白花が良い・・・



 しばらく進むと道の脇に白い綿毛を付けた草がいくつかあった。またここにもベニバナボロギクか、と思って見ると、花の色が違う。




ダンドボロギク
これも、やっぱり帰化植物らしい。北アメリカ原産。ベニバナボロギクはアフリカ原産らしい。




知らないキク科?
調べたけれども分らなかった。



 これから、春に見つけたアケボノソウが沢山芽を出していた場所の様子を見に行こうと思っている。その場所は谷あいの場所で、以前は田圃だったようだった。アケボノソウらしい芽が沢山あって、枯れたアケボノソウらしいものが何本か立っていたのを見たのだった。それまで、アケボノソウの芽というのを気をつけて見たことはなかったし、冬枯れしたアケボノソウも見たことはなかったから、みんな想像の産物。だから、花の咲く季節に確認したかったのだ。



 道は続いている。誰もいない道。








Lepiota sp.
傘が1cmほどの小さなきのこ。




コナカラカサタケモドキ     Lepiota pseudogranulosa





サマツモドキ
杉の切り株から生えていた。



 しばらく歩いて行くと、足元に・・・・




多分、アケボノソウ



   

やっぱりアケボノソウだ。



 でも、まだ蕾。開きかけている。そして、前を見ると・・・・・





目の前にアケボノソウが沢山立っていた。



 これで想像は確信に変わった。やっぱり、あの日に見た山ほどの青々とした芽はアケボノソウだったのだ。スギ林の中の道を進んだ。杉の木の下にはミツマタが茂っている。










早くあの場所に着かないかな・・・・・、つい、歩くスピードが早くなる。





前の杉の中に入り込み、川を渡った先に・・・・・






あった。



 思い描いていた通りの光景だ。残念ながら、花は開き始めたところ。








チラホラ







 これだけ沢山生えていると、どこを歩いたら良いか分らなくなる。











 それから、写す方もいい加減になってしまう。まぁ、今回は予告のようなものだから・・・・
























アケボノソウとマツカゼソウ



 ここには2種類の花しかない。でも2種類とも山ほどだ。







 花の間に見える僅かな隙間を通って、また川を渡って戻った。


 戻る道では、来る時には気がつかなかったものが見えるものだ。




ヤマジノホトトギス












 杉の苔むした枯れ木から変なきのこが出ていた。





杉から出ていて老菌でもないのに黒い染みがあるきのこ・・・・ミヤマシメジだろう。












 そんなに見かけるきのこではないのに、ここには沢山出ていた。







 そして、知らない花2種。












 杉の切り株から今度は・・・・




スギヒラタケ



 土の斜面には・・・・




Lepiota sp.



 車に戻り、靴を履き換えた。どうもこの谷には蛭がいたようだ。


 もう、5時になった。帰り道にもう1か所寄りたいところがあるのだが・・・・、暗くなる前に行けるかな・・・・。

つづく。



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休耕田のオモダカ         2013.09.14.(2)

2013-09-18 09:00:00 | Weblog

 葛の花 



 きのこの山から自宅に走る途中、道端に車を停めた。実は、2週間前にここを通った時に休耕田に白い花が一杯に咲いていて、何の花だか気になっていたのだった。そのことはすっかり忘れてしまっていたが、今日、同じように走っていて思い出した。その白い花は前の様には綺麗に咲いてはいなかったが、まだかなりの数が花開いていた。







 近づいて見ると・・・・









オモダカ



 オモダカだった。田圃一枚に一面に咲いていた。これだけのオモダカが咲いているということは、稲作を休んでいるのは今年だけではないのかもしれない。







 田圃の畔には彼岸花の花茎が伸びてきていた。お百姓さんはいつも絶妙な時期に畔の草刈りをするものだ。









          



 すっかり、秋の景色になってきた。


 自宅に戻り、急いで昼飯を済ませた。テレビをつけると台風は順調に??こちらに向かってきていた。次の目的地へは高速で一っ走りしなければならない。庭に出て・・・・








秋明菊


 庭では、秋明菊が咲き始めている。







 庭の様子も秋っぽい。車に乗り西に進んだ。


つづく。





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台風接近中、きのこ山の確認         2013.09.14.(1)

2013-09-17 22:35:27 | Weblog
 少し、時間を捲き戻して・・・・


 台風が接近していたのだが、予定では日、月と福井県の方に遠征することにしていた。台風の気圧をみると大したことはなさそうな気がしていたのだが、予想されている進路は列島縦断に近い。朝、友人に予定について相談のメールを送ってから、いつもの山を歩くことにした。もしも決行することになれば、今週はもうきのこのチェックができなくなるから。


 先週と同じ場所を通ると、同じようにヤマドリタケモドキが出ていた。












ヤマドリタケモドキ


 
 先週と違うのは、となりの斜面にチチアワタケが沢山でていたこと。







 ヤマドリタケモドキだけ収穫。今回は自宅用に乾燥させよう。







 また、いつもの様に川沿いの道を歩く。












タマゴタケ




テングタケ



 先週から雨はほとんど降っていないし、気温も暑くなったから何も出ていないかと思ったが、先週よりはきのこの出は多いようだ。ちょっと嫌な予感?休み明けくらいからきのこは出だしていたのか・・・・


 また・・・・








幼菌も・・・・




クロコタマゴテングタケ



 ハラタケ科のきのこもまとまって出ている。




Agaricus sp.



 川に下る斜面にイグチを見つけた。





柄に黒色の細粒、独特の柄の形。




Leccinum sp. 多分、スミゾメヤマイグチ



 いつもタマゴタケが沢山出る場所に行ってみたが・・・・・






タマゴタケの柄だけが20本ほど立っていた。


 確かに先週の日曜日にここはチェックしたのだから、やっぱり、先週の始めから出始めたのだ。ズラズラと並んだ写真が撮りたかったなぁ・・・・。残っていたのは、幼菌が一つだけだ。








 斜面を登って行った。





ガンタケ


 

ケロウジ・・・・出始めている。





ウツロイイグチのようだ・・・・



 今の時期、一番、注意して観察している場所まで歩いてきた。珍しい綺麗なイグチが出る時期なのだ。歩きながら左右を見回すと、イグチの幼菌が丸い頭を覗かせていた。









Boletus sp.

これは2年前にバライロアミアシイグチ似のイグチを観察した時に、一緒に出ていたやはり名前の分らないイグチだ。大きくなると傘は10cmを超えるから、2日後に友人がここを歩く頃には立派な群生になっているだろう。




また、同じイグチ


 バライロ似の方は出ていないのかな・・・・




??
これは違うだろう。ベニイグチの老菌?分らなくなってきた・・・・


 また少し進むと、ブドウニガイグチが出ていた。








ブドウニガイグチ
良く似たイグチがあと2種類くらいあるらしいので、自信はない。



 それにしても蚊が多くて閉口する。写真を撮ろうとすると手に蚊がたかる。手振れしないようにカメラを構えてピントを合わせようとすると何匹も停まって刺す。そんなところに友人から連絡が入った。撮影はやめて、そこらを歩きながら話をした。相談の結果、福井行きは延期と決まった。だよね、行っても雨と風で何もできそうもないから。。。




ベニイグチ


 場を荒らすだけなので、早々に下ることにした。道まで降りて車に向かう。


 道の上の方に大きな黄色いイグチを発見。登って行ってみると・・・・




Boletus auripes Peck



 綺麗なので、アップの姿を。












 また、ブドウニガイグチ。








Tylopilus vinosobrunneus Hongo



 今日のきのこの部はおしまい。今日はもう一つ見ておきたいものがあるのだ。先を急ごう。


つづく。

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台風一過         2013.09.16.(1)

2013-09-16 23:12:25 | Weblog
 週末の日曜から月曜まで、遠出を予定していたが、台風接近で急きょ中止にした。土曜は良い天気で、近場のきのこなどを見て歩いたのだが、その晩から雨は降り始め、日曜日は終日雨。酷く降り続いた。日本の半分くらいはそんな天気だったようだ。


 結局、月曜の朝まで雨は降り続いた。朝、食事を済ませた頃、雨がようやく止んだ。天気の回復が早かったら、西の方に走れば良いかなとか思っていたが、今度の台風のダメージは予想よりも遥かに酷く、どこにいっても花もきのこもボロボロだろう。諦めた。そうとなれば、憎き台風の爪痕でも見に行こうか・・・・。


 自宅を出て、坂を下った所にある川。





普段はため池のような流れのほとんどない川なのだが・・・・・










つい、さっきまで雨が降っていたとはいえ、凄いながれだ。




周囲の田圃には被害はない。何もなかったかのようだ。




翅の痛んだアゲハ蝶が道にとまっている。



 ちょっと見るのが怖いが、加古川の様子を見に行こう。車で10分ほど走り、以前の台風でも様子を見に行った闘竜灘に行ってみた。滝寺荘に車を停めて・・・・





予想通り、いやそれ以上の増水。川には近づけないようになっていた。

















 河原に降りてゆく道は・・・・・




水没



 ここに来る前に渡った橋まで歩いて行くことにした。








植え込みの花 ポーチュラカ


 ここにもアゲハが飛んできていて花の蜜を吸っていた。よく生き延びたな。




橋から下流を見る。



 救急車が走ってきた。台風とは関係あるのだろうか・・・・




橋から上流を見た。
河が増水して、畑が水没していた。


 田圃はかろうじて水には浸かっていないようだ。







 橋から車にもどる途中、山から鳥が沢山飛び立った。





カラスかなと思って見上げていたが・・・・





これは違いそう。河鵜かな・・・・



 滝寺荘に戻ると怖いもの見たさの人が増えていた。自分も同じ・・・・


 車に乗り、朝、避難指示が出た辺りの様子を見に行ったが向かう途中で道は水没していた。





道の右手は水に覆われているが、良く見ると田圃だった。














田圃の脇の柿の木




キウイの棚の下に水が迫っている。



 川が増水するということは、通じる水路も増水するということだ。

















 そろそろ、車に戻ろうと思っていた所に、作業車が走ってきた。












 水没した道を走って行った。救助に行くのだろうか。テレビの取材が来ていて撮影をしていた。








 また車に戻り、水没した道の先に行くことにした。昔、ブラックバスを釣りによく来ていた場所。どうなっているだろうか。




加古川線の線路。
かなりやばい状態だ。川の水が線路の横まで来ている。




中国道の橋脚
水位はかなり余裕がまだある。



 川の脇の高台に登って見渡してみた。





いつもは右に見える竹藪の脇を川が流れているのだが・・・・ひどい増水だ。




高台のツルボ



 帰宅することにした。帰り道、川沿いの土手を走ったが風が強く怖かった。







 ひどい台風だった、本当に。







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腹ぺこの帰り道の発見  ミズオオバコが花盛り        2013.09.08.(4)

2013-09-15 20:30:00 | Weblog

 


 
 そろそろ、水色の Aureoboletus sp. が出るころだと思って出掛けた斜面には、結局、小さなツチグリの仲間が出ていただけで、他にはきのこの姿は何もなかった。これでは、アウレオが出るのはまだまだ先だなと思いながら、車に戻った。


 もうそろそろ2時になる。お腹が空いたので、いつものラーメン屋に行こうと車を走らせた。この道は秋には毎週のように走る道だ。いつものように道の脇に何かきのこでも出ていないかとかチラチラと見ながら走っていると、一瞬、池が見え水面に白いものがポツポツと浮いているのが見えた。いや、見えたような気がした。そして、その白いものは薄桃色をしていたような・・・・




                  




 慌ててブレーキを踏み、車を停める場所を探したが、丁度あった細い曲がり角を通り過ぎてしまった。幸い、後ろからは車は来ない。曲がり角までバックして何とか池の近くまで車を進めた。辺りを見ると、ここは十年以上も前に、この奥の岡を登り、きのこを探した場所だった。センブリの花が咲いていたり、よくハンミョウが道案内してくれた所。


 車を降りてカメラだけ持って歩いて行く。道の脇にはいろいろ花が咲いていた。小さな池のことが気になる。頭の中に残っている残像からは・・・・、もしかしてあれじゃないのか?という期待で一杯なのだが、気持ちを落ち着かせようとしている自分。









ヌスビトハギ





ツリガネニンジン



 池の土手にどうやって降りるのだろうと考えながら近づくが、思いの外、簡単に土手に降りることができた。




土手に咲いていたヨメナ



 そして、池を見た。



          





ミズオオバコ



 やっぱり、ミズオオバコだった。1週間前にミズオオバコの場所を友達に教えてもらい、見てきたところだった。田圃の中のミズオオバコは数は多かったが、雨の後で花は痛んでいたし葉はこれから茂るところだったのだろう、小さかった。でも、その時のミズオオバコのイメージが頭の中に残っていたから、直感的に感じたのだろう。









 あの田圃の中で見た姿とあまりに違う青々とした大きな葉に驚いてしまう。ヒツジグサも僅かだが咲いていた。









花、5cmくらいあるよね、多分。













 今はやめてしまったが、子供のころから長いこと熱帯魚を飼っていた。最初はグッピーとかプラティーとか、ソードテールなどの卵胎生の魚が主だったけれど、その後、エンゼルフィッシュやアフリカンシクリッドなどの繁殖もしていた。最後はタナゴとかモロコなどの日本産淡水魚、俗に日淡というのだが、そんなものを飼っていた。水槽に植える水草としてミズオオバコは高価でとびきり美しい憧れのもので、雑誌の写真でミズオオバコがどんな姿をしているかは見ていたのだった。自宅近くの池でも秋の終わりに池の流れ出しの浅瀬に大きくて波打つミズオオバコの葉を見つけたことがあったのだが、忘れていた。


 この池のミズオオバコを見て、あの時の光景を思い出した。







 この場所を離れたくない気持ちを抑えて、池を離れた。







 昼飯を食べに行かなければ。車に戻り、走り始めた。この発見を誰かに知らせたくて堪らなかった。

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池の脇のアキカラマツ        2013.09.08.(3)

2013-09-14 20:30:00 | Weblog
          
 


 最初の場所を諦めて、次の場所の点検に向かう途中、ヒツジグサの咲く池に寄った。池に登る土手にアキカラマツが咲いていた。






自宅近くに唯一咲く、カラマツの仲間。






池の脇にムラサキシキブが沢山実を付けていた。





ヒツジグサ










ミソハギ



 ヒツジグサはいつまで花を付けているのだろう。随分と花期の長い花だ。土手を歩いて行くと、センニンソウが咲いていた。














センニンソウ



 この季節、そこら中に咲いているけれど、綺麗な花だよね。良く似た花にボタンヅルがあるけれど、何度か、センニンソウとボタンヅルが混じって咲いているところを見たことがある。センニンソウの花なのにボタンヅルの葉が見えていたり・・・・、でも、ここに咲くのはセンニンソウだけだ。何故か、自宅近くに咲くのはほとんどがセンニンソウ。



 池の流れ込みにアケボノソウらしき草があったのを思い出した。見に行ってみると・・・・、数日前の雨で流れ込みの辺りはかなり荒れていて、沢山あったアケボノソウらしき苗は倒れていたり、流れていたり。かろうじて残っていたものを見てみると・・・・・






これから蕾がつくのかな・・・・




 それから、目的の山に行って何かきのこが出ていないか見てみたけれど・・・・








 これだけ。やっぱり、きのこはまだ。




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期待はずれ でも、ハナオチバタケ        2013.09.08.(2)

2013-09-14 09:00:00 | Weblog
 きのこ、出始めているんじゃないの・・・・、は期待外れだった。車に戻ってきて汗を拭きながら周囲を見ていると、車を停めた脇の松の木の下にハナオチバタケがポツポツと出ているのに気がついた。














          







松葉が突き抜けている・・・・





ハナオチバタケ





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霧に煙る伊吹山 北斜面を歩く イブキレイジンソウとか   2013.09.07.(4)

2013-09-13 19:47:35 | Weblog
          
 


 急な下りの斜面には沢山のフジテンニンソウ、その中にイブキレイジンソウが咲いていた。フジテンニンソウはここではまだ花を開いてはいなかった。







 
 下って行って、平らになったあたりの草原が静馬が原なのかな。




ススキとイブキトリカブト



 すっかり、秋の風景だ。






ガスは薄らいできたようで、これなら歩けそうだ。途中で、草原を右に曲がり緩やかな斜面を下って行く。


 道というか踏み跡というか・・・・、それを辿って行くのだが誰もいない。ガスの中から突然、何かが出てきても怖いけどね。












 





 こんな所を一人で歩いていると、何か夢の中の出来事のような気がしてくる。時おり、聞こえてくるドライブウェイを走る車の音で、現実に引き戻される。










?  イブキレイジンソウの蕾かな・・・




          
         シオガマギク









 道の右側が山側の斜面になっていて、いろいろな花が咲いていた。




ツリガネニンジン
・・・・なんだけど、ほぼ白花。花もちょっと変だ。












道の上の方にはクサボタンが沢山咲いていた。



 そして、その手前には沢山のイブキコゴメグサ。









何だ、こんなところに沢山咲いていたのか・・・・



 また、少し進むと・・・・・









クサボタン





ヒメフウロ



 これは?





トゲトゲがはっきりしないけれど、タニタデかな・・・




   
ツリフネソウ   異様に花が小さい・・・・
ヌスビトハギ   刈られている・・・・





ウメバチソウも少しだけど・・・・






この道沿いにはイブキレイジンソウがとても多い。というか、伊吹ではこの道沿いでしか見たことがない・・・・




 道の脇に石灰岩がゴロゴロと転がっている斜面があり、その辺りの良く見てみると・・・・









ダイモンジソウ
まだ蕾だ。





シロヨメナ




 これは、今日一番のイブキレイジンソウの群生だな。









 そして、そこから少し下った所に、また出会った・・・・





マネキグサ



 ここで、道が二股に分かれていた。右は急斜面を登る道。多分、車道に出るのだろう。そういえば、二年前にここを降りてきたことがあったな。そして左が、今日、時間があったら歩きたいと思っていた笹又登山道だろう。もう、4時になろうとしている。少し歩いて行ってみたいけれど・・・・・。迷っていた。









 すると、辺りが騒がしくなり・・・・、雨が降り出した。そういえば、天気予報では午後3時から雨ということだった。諦めた。急いで来た道を戻った。カメラは・・・、一応、防塵防滴なので仕舞わずに歩く。


 
 しぶとく・・・・、見つけた。




ダイモンジソウ













 急がなければ・・・・、雨脚は強い。



 そして、最後の急斜面を登って車に到着。濡れた体を拭いてドライブウェイを下った。途中の道の脇で車を停める。








 山がまたガスにつつまれようとしていた。晴れた日に輝くように咲いている花を見るのは素晴らしいけれど、たまにはこんな天気の山を歩いて花を探すのも良いもんだと思った。



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ヤマドリタケモドキを乾燥する      2013.09.08-11

2013-09-12 09:00:00 | Weblog
 以前から、母や姉から、最近、きのこ、全然送ってくれてないんじゃないのと言われていた。そう言われれば、そうかな。


 ちょうど、久しぶりにヤマドリタケモドキが採れたので・・・・・







 乾燥することにした。きのこを採ってきた後はビールをのむから、きのこの下調理をするのは正直言って面倒くさい。でも、ビールを飲む前に、シャワーを浴びる前にやっておかなければ・・・・・




          




 最近は雨が心配なので、室内で扇風機をつけっ放しにして乾燥させた。


 この所、まあまあ天気は良いし、空気も乾燥していたのだろう。3日でよさげに乾燥できた。








 これで、小さめのヤマドリタケモドキ 7本分。姉と母に送ることにしよう。自分の分は・・・・、またどこかで採って来なければ。







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霧に煙る伊吹山 歩行禁止のドライブウェイの脇 イブキコゴメグサとか   2013.09.07.(3)

2013-09-11 22:13:14 | Weblog

 シロヨメナ



 遅い昼飯を済ませた後、時間があったら歩いてみたいと思っていた伊吹の北斜面に向かって車を走らせた。相変わらずガスは立ち込めていたが、道の右、山側の斜面には結構、いろいろと花が咲いていた。山頂の辺りよりも花の開花は遅いようで、状態も良さそう。


 車を停めて、車道の脇をちょっと登って一段高い土手の上を歩いてみた。




イブキコゴメグサ



 山頂の散策路ではほとんど見かけなかった花だ。





大山にもこの仲間が咲いていた。確か、名前はキュウシュウコゴメグサだったかな。










こんな所にも、イブキトリカブト・・・




 運転しながら車窓から見えて気になっていたのはこれだった。









ミツバフウロ




 そして・・・・、沢山咲いている場所まで歩いてきた。









クサボタン




 この花も好きだな。いろいろな所でこの花を見ているけれど、いつ見ても新鮮で感動できる。









クサボタン





これ、オトコエシでいい?




 車に戻って、北斜面に降りる場所を探した。車を停められる場所は何か所かあるのだが、ガスが濃くて斜面の先が何も見えないのだ。





この辺りかな・・・・・



 もしも違っていたら・・・・、持ってきたGPSを取り出してスイッチを入れてみる。場所はすぐ特定できたが、何とバッテリーが切れかけだ。入れ替えてきた積りだったが、間違えたようだ。携帯のバッテリーも切れかけだし・・・・。


 斜面を下るのを躊躇していたが、思い直した。少し下って様子をみてみよう。







 やっぱり、まわりは良く見えないな。でも、足元の草むらを見てみると・・・・・




イブキレイジンソウ



 これで、確信が持てた。ここで間違いない。このまま、少し下り草原を歩いて行った。


つづく。





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霧に煙る伊吹山 東尾根のイブキトリカブトを見る積りで   2013.09.07.(2)

2013-09-10 23:10:23 | Weblog

 



 山頂脇の店が造っている小さな庭園、伊吹に行くといつも見るのだが、今回はマツムシソウが咲いていた。それも、咲き終わりに近いくらいだ。6月に訪れた蓼科の八子ヶ峰のレンゲツツジの斜面、秋にはマツムシソウに覆われるということを思い出した。この秋にも訪れてみたいと思っていたのだが・・・・










去年も見たイブキアザミの白花





リンドウの蕾



 やっぱり、今年は季節の進みが早いようだ。小屋の管理人の話では山頂付近でリンドウが一輪咲いた所があるとのこと。


 さて、これからどうしよう。天気は相変わらずだが、ここまで来たら東尾根のイブキトリカブトの群生を見なければ。ちょっと前まで雨が降っていたし、道には水が溜ったりで滑りやすいから、行ける所まで行って、戻ってくる積り。





シシウド
もう、こんなに実がついている。





ヤマハッカ?    秋もかなり進んで・・・・



 この辺りに沢山咲いていたはずなんだけど・・・・、そう思いながら草原の中の道を歩いて行くのだが・・・・




タムラソウ



 イブキトリカブトの花はあまり咲いていない。





こんなもんじゃなかったよな・・・・



 そのまま進んだが、やがて道は下りが強くなり、足元が滑るようになったので引き返すことにした。戻る途中・・・・







 手前のフジテンニンソウと奥のサラシナショウマの間にイブキトリカブトが沢山花をつけているのが見えた。行きには全く気がつかなかった。でも、ガスが覆っていて何とか青い花が見える程度。これじゃ、駄目だな。諦めて、今度は中央散策路を駐車場に向かって下ることにした。




セリモドキ




ダイコンソウ



 傾斜が強くなってきたが中央散策路は道が整備されていて、階段状になっているからまだ安心だ。でも、濡れた丸太を踏むとツルリと滑るから要注意だ。












 また、ガスが濃くなってきた。足元を見るとはっきりと見えているのに・・・・





知らないタデの仲間





タムラソウ










これは、シロヨメナ?





オオハナウド




 そうこうしている内に駐車場に到着・・・・したのはいいけど、ガスでがす。見えない。








 取り敢えず、自分の車を探さなければ・・・・・





あった。。



 おにぎりは買ってあったけれど、温かいものが食べたくなって・・・・食堂で・・・・





イブキ饂飩  
うどんにヨモギが練り込んである。



 一息ついてから、めげずに北斜面を歩く積り。



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霧に煙る伊吹山 山頂に着いてから。   2013.09.07.(1)

2013-09-09 22:25:54 | Weblog

 


 
 高速に乗ってから2時間が経過した。オレは二日酔いなので、助手席だ。途中、空の雲は厚く雨が降ったり止んだりだが、伊吹パーキングの辺りでは一段と暗くなり、雨も強まった。車窓から見えるはずの伊吹山は・・・・、何処?


 関ヶ原ICで降りたが、山の上まで行くかどうか躊躇した。といって、ここまで走ってきてUターンするわけはないでしょ。伊吹山ドライブウェイに入り、登って行く。約30分で山頂の駐車場に着いた。暗くてガスが立ち込めている。そして雨。霧が濃くて車がどれほど停まっているのか分らないが、大型バスが2台と乗用車が10台位かな・・・・。


 ツアーを途中で中止できないバスとおかしな奴ら。そのおかしな奴らの仲間入りだ。雨が止むのを車の中で待つことにした。





何しに来たのかな・・・・、自問自答。気晴らし?


 それでも30分もすると、少し明るくなり雨も止んだ。レインウェアを着て、傘をトレッキングポールの代わりにして、車から出て歩き始めた。足元が悪いので、西の散策路を進んで頂上まで行くことにした。








 もう、9月なんだからススキの穂が出ているのは当たり前か・・・・。ガスは晴れてきたり、また濃くなってきたり。





フジテンニンソウとサラシナショウマの斜面は良くは見えないが、花は盛りを過ぎているのは良く分る。



 あの暑かった夏の日々からそれほど日にちも経っていないのに、こんな景色を見るとは予想していなかった。



   

   



歩き始めは、つい、何か咲いていないかと写真を撮ってしまう。何とかいう蓼の仲間、シオガマギク、クサボタン・・・





空は明るくなってきて、周囲の景色が見えるようになってきた。


 何とか歩けそうだ。











 マルバダケブキの花のあと。過ぎ去った夏。何か、哀愁が漂う。


 ガスが晴れれば、また気分も変わる。





マルバダケブキの黒い花のあとの中にポツポツと白い花が咲いている。何だろう・・・・






一面のサラシナショウマ。



 

盛りは過ぎていても、やっぱり見応えがある。


 無理をしても、やっぱり来て良かった。





白い花は・・・・、やっぱり、アケボノソウだった。


 伊吹でアケボノソウを見たのは初めてだった。





遠くが見えるようになってきたが、暗い。




クガイソウの咲き残り




山紫陽花




フジテンニンソウの・・・・

この花を見ていて、夏の花火を思った。火をつけた花火がパチパチと燃えて、どんどん短くなっていく。もう、半分は燃えてしまっているのかな。







ミツバベンケイソウ


 
 この夏、無明谷で出会ったベンケイソウの花の跡、ミツバベンケイソウだと思ったのだが、この花を見ると同じとは思い難いなぁ。来年の課題かな。




ルリトラノオとアキノキリンソウ   夏の名残り・・・・




リュウノウギクの蕾?   秋の準備・・・・



 歩いていて、夏の名残りを探しているのか、秋の印を見つけているのか分らなくなってきた。





目を凝らして見えるのは、イブキアザミとかイブキトリカブトとか。











この緩やかな斜面の下の方にサラシナショウマが沢山見えているのがうっすらと見えている。


 しばらく立ち止まり、ガスが晴れるのを待っては見たが変化はなかった。そして、山頂の土産物屋のある辺りに着いた。








 ここから、さっきの斜面の下のサラシナショウマを見に、少し下った。




イブキトリカブト



 雨に濡れてドロドロの斜面を転びそうになりながら下った先には・・・・









 満足して、来た道を戻った。





登山道脇のワレモコウ





最近、見ると思い出が蘇るオトギリソウの仲間



 山頂に戻り、休憩をした。


つづく。



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もしかしてだけど、そろそろキノコ、出だしてるんじゃないの?        2013.09.08.(1)

2013-09-08 23:05:19 | Weblog
 雨がザアザアと降り続いて2週間が経った。いい加減、そろそろキノコが出だしてるんじゃないかと思って、出掛けた。実は昨夜、伊吹山から帰る途中の道で、ヘッドライトに照らされた、おそらくテングタケを二つ見たのだ。だから、ある程度の確信を持って家を出たのだった。



 そして、行こうとしている山に向かう途中の茶畑の脇に・・・・




ヤマドリタケモドキ









 やっぱり、出始めているじゃないか。






大きく育ったのは採らず、若いのだけ籠に入れた。



 そして、また車に乗って進むと・・・・




ノウタケ



 そして・・・・




タマゴタケ



 これは、山はきのこだらけに違いないと思ったのだが、車を停めて歩いて行ってもきのこは少ない。





ミヤマベニイグチ




   
agaricus sp.
老菌は赤変するようだ・・・・




若い個体



 その後、山を1周してきたがビショビショの山にはきのこは見当たらず。まだ、もう少し時間がかかりそうだ。車への帰り道、行きには気が付かなかったきのこ。




テングタケか?



 足元の葉をどけて見ると、根元が少し赤みを帯びている。




ガンタケ



 これだけの違いで毒菌と食菌を見分けるのはかなり危険だ。今回は食べるのは止めておこう。




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霧に煙る伊吹山 秋の気配   2013.09.07.(予告)

2013-09-07 23:32:24 | Weblog




 今日にするか、日曜にするか、天気予報を見て迷っていた。昨日は飲み会で飲み過ぎて二日酔い気味だし、天気予報では曇りと雨の繰り返し。普通なら中止が正解だろう。


 でも普通じゃないのがオレだ。家に居ても退屈するのは見えているし、行かなければ後悔する。やっぱり朝から出掛けることにした。余計な事を考えていたので、高速に乗ったのは9時。高速を降りてそのまま、伊吹山ドライブウェイを走り、山頂駐車場に付いたのは11時半だった。


 着いた時は濃い霧で視界は50mくらい。おまけに雨が降っていて車から外にも出られないほどだった。まあ、予想の範囲内だったけど・・・。雨が止むのを待って、車を出た。







 霧は晴れることはほとんど無かったが、おぼろげに見える景色はもう秋の景色。サラシナショウマは盛りを過ぎていて・・・・・








 フジテンニンソウやサラシナショウマの咲く斜面には・・・・、意外。 アケボノソウが咲いていた。



 山頂周囲を一通り歩いた後に向かった北斜面には・・・・









 クサボタンやイブキトリカブトなどが沢山咲いていたが・・・・・









 もう、すっかり秋の気配。暑かった夏が嘘のようだった。予告、霧に煙る初秋の伊吹。






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土砂降りの日々 相変わらずコガネキヌカラカサタケだけ   2013.09.03-04.

2013-09-05 22:27:11 | Weblog

 


 月曜日から酷い雨が降り続いた。土砂降り、雷、瞬停。







 翌日も似たような天気だ。最近の雨の降り方は異常だ。


 その翌朝も雨は降っていたが、通勤の時だけは止んでいた。これだけ降ったんだから、きのこ、何か出ていないかな・・・・








 いつも、車を停めている場所の前の芝生から、また、コガネキヌカラカサタケ。




          





 またこれか。それから、いつも歩く道を通り職場へ向かうが、ベニタケ科とかイグチとか出る辺りは何も変化がなく、このところ、コガネキヌカラカサタケが出続けている辺りは、やはり・・・・・





コガネキヌカラカサタケ



 相変わらず、雨は降っても出るのはコガネキヌカラカサタケだけ。暑さで表層のきのこの菌糸は徹底的にやられてしまったのだろう。もうそろそろ、いろいろと出始めてくれても良いのだけれど・・・・・。


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