今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

ダニ          2013.09.01.(番外2)

2013-09-05 08:09:36 | Weblog
 日曜の朝、雨が酷く降り続いていた時、Aureoboletus sp.の写真を整理しておこうと、PCの前に座った。キーボードを打つ左手がモゾモゾとするので見てみると・・・・






 小さな黒いゴミ?少しの間、見ていると僅かながら動いているようだ。メモの上に落としてみると・・・・








 やっぱり、ダニだ。前日の山から運んできたのだろう。でも、こんなところで偶然見つかったということは、自宅にはかなりの数のダニを連れてきたのかもしれない。ダニにどれだけの種類があるのか知らないけれど、今、話題のマダニではないんじゃないか?


 両足の靴下を履いていたあたりが酷く痒い。何か所も虫に喰われているのにも気がついた。こっちはダニではないだろう。ノミかな。次に山に入る時は靴下の中にも虫よけスプレーを吹きこんでみよう。





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池の土手のミシマサイコ          2013.09.01.(3)

2013-09-04 22:21:26 | Weblog
 この池に来た目的は、最近はかなり稀少になってきているミシマサイコを見るためだった。そして何とか目的を達することが出来たのだが・・・・




コマツナギ



 周辺には幾つかため池があるようなので、歩いてみることにした。雨は止んでいるが、蒸し暑い。湿度が高いので汗で服はビショビショだ。しばらく歩いて池の土手を歩いて行くと・・・・・・、一株。




ミシマサイコ




 そして、沢山。



















 そして、このキキョウが一輪。





桔梗



 辺りを見回す。他にも咲いているんじゃないか・・・・。すると土手の下の方に・・・・






咲いていた。同じ株に、もう、花の終わった跡も残っている。






気をつけて見ると花の跡が結構、土手の斜面に残っていた。




 この辺りで桔梗の沢山咲く場所は珍しいから、今度は沢山咲いている時に来たいと思った。土手をしばらく歩いてみる。














 クズは珍しくもないのだが、この花を見るといつも子供の頃、過ごした千葉を思い出すのだ。夏の終わり頃、道の脇の草原はクズで覆われてしまい、あの甘ったるい香りが立ち込めていた。ちょっと咲いていたら、良い匂いなのにね。過ぎたるは及ばざるが如し。。。









ミシマサイコ



 車を停めたところから随分と歩いてきてしまった。土手を下り、車まで歩いて行く。途中の田圃を覗きながら歩いて行くと、ここでもオモダカが沢山、花をつけていた。







 湿地もため池も面白そうだ。きのこのシーズンも近いし、見たいものが沢山あり過ぎて困ってしまう、今日この頃。




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田圃からため池へ          2013.09.01.(2)

2013-09-03 23:11:10 | Weblog

 キツネノマゴ  クサネムも見えている・・・・


 
 ミズオオバコが雑草のように生えている田圃を離れて、車に歩いて戻る途中、畔や田圃の中に生えている草を見ながら歩いた。自宅の周辺にも田圃は幾らもあるけれど、大したものは生えていない。何が違うのかな。。。










ノアズキ








 白い花が見えた。





オモダカ





近くにはウリカワも沢山、生えていた・・・・と思う。写真を撮らなかった・・・・









ミズオオバコ   
大きく育った株が幾つか・・・・



 車を停めた公園に戻る。停めた時に気になっていたガガイモの花を撮った。




          



 バックが悪いよね。でも、動かしようがなく・・・・・








 目的を達したので、移動することにした。すぐ近くのため池へ。友達がミズオオバコのついでに寄ると良いといって教えてくれた場所だ。勘違いして、少々道に迷ったけれど、何とか到着。草原の中を歩いてため池の周囲を歩いた。





オトギリ草の仲間



 ため池の土手にツリガネニンジンが咲いていた。もう、やっぱり秋だ。そうか、今日は9月1日だから、本当に秋だ。








 土手を登る積りで歩いて行くと、草の間に青い花が咲いていた。








タヌキマメ



 土手を登り始めた辺りには・・・・・




コガンピ



 そして、今日の part2 の目的の花は・・・・・・





ミシマサイコ



 いつもは沢山写真を撮るのだが、この花はどう撮ったらいいのだろう・・・







 周囲を歩いて探したが、ミシマサイコは2株しか見つけることは出来なかった。










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ミズオオバコ          2013.09.01.(1)

2013-09-02 22:17:38 | Weblog
 友達が友達にミズオオバコの咲いている場所を教えてもらった。ついでに僕も教えてもらった?ので、日曜日の午後、雨が上がってから観にいった。



 自宅から30分もかからないような田圃。







 何とも言えない良い匂い。ほっとする匂いだ。稲の匂い、日本人だな、オレってやっぱり。ミズオオバコを探すのは大変そうだなと思ったのだが、すぐに見つかった。





ミズオオバコ













 稲の根元に沢山咲いていた。でも、午前中の雨で花は痛んでいる。葉はまだ小さくて、発展途上だ。それにしても、そこら中に咲いている。すぐに見つかるのも道理。今はなかなか、ミズオオバコを見られなくなっているというのに、何でこの田圃にはこんなに沢山生えているのか・・・・。田圃の雑草に見えてくるから不思議。













 昔はこんな風景は何処ででも見られたのだろう。




          

 田圃の向こうに自分の車が見えている。他にもいろいろと生えていそうな田圃のあぜ道をのんびりと歩いて、車まで戻ろう。



 友達も写していた鳥。ケリというのか・・・・発見。





ケリ



 近くにいた白鷺が飛び立った。と思ったら・・・・




あっ・・・・



 鳥は本当に目が良いね。








 飛んで行ってしまった。





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天は我らに微笑まず          2013.08.31.

2013-09-01 23:01:47 | Weblog
 朝9時から知人を自宅周辺の山に案内した。先週末にかなり雨が降ったので、ひょっとしたらイグチ類が一挙に発生するかもしれないと期待もしていたのだが・・・・


 
 この時期に一気に出るイグチの中には今まで見たことのないような珍しいものがある可能性が高くて面白いのだ。


 でも・・・・





キツネノハナガサ



 最初に出会ったのはキツネノハナガサだった。それから、毎年、変わったイグチの出る場所を歩いてみたのだが、出会うのはキツネノハナガサばかり。









 そうこうしている内に、今まで何十回と歩いている里山で迷い、谷から出られなくなりそうになったり。随分と歩き回ったけれど、やはり出会うのはこればかり。









 GPSを持ってきていなかった。不思議と携帯は圏外ではなくて、GPS機能で何とか脱出。何年ぶりにこの機能、使っただろうか。次に向かった知人宅の裏山や他の場所でもきのこにはほとんど出会わなかった。




チャダイゴケの仲間   後から写真を見るとスジチャダイゴケのような気がするが、分らない。



 まあ、これからきのこは出るだろうから今後に期待しよう。Aureoboletus sp.のサンプリングも何とかしなければ。


 帰り道で咲き始めていたツルリンドウの花を撮ろうとしていると・・・・・





こら、邪魔するなよ・・・・





ツルリンドウ


 はい、パチリ。お疲れ様でした。


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Aureoboletus sp.    これまでのメモ          2013.09。01.(番外)

2013-09-01 11:18:27 | Weblog
 今日は雨が止んだら友達から教えてもらったミズオオバコの生息地を訪ねてみようと思っているのだが、雨脚は強くなるだけ。いつまで降ることやら。



 そこで、そろそろ出始めるだろうAureoboletus sp.の写真を整理しておくことにする。


 日本に確認・同定されているAureoboletus ヌメリコウジタケ属は1種だけ。それは、属の名の通り、ヌメリコウジタケだ。ちょっとブログ内検索して写真を取り出したので、典型的とは言えないけれど参考に。




ヌメリコウジタケ     Aureoboletus thibetanus (Pat.) Hongo & Nagasawa






管孔が永続的に鮮黄色で肉には青変性がないのが特徴。そして子実体は全面粘質物に覆われる。





ヌメリコウジタケ     Aureoboletus thibetanus (Pat.) Hongo & Nagasawa




 ヌメリコウジタケの特徴はそのまま、ヌメリコウジタケ属の特徴になっている。今のところ、一属一種だけだからだ。北陸のきのこ図鑑には(最近、新刊が出るらしいが・・・)ミヤマヌメリコウジタケ Aureoboletus sp.が仮名で記載されている。特徴を読んでもこれまでに出会っているかどうか、分らない。要するに、ヌメリコウジタケに類似した形状で、見た目だけでは個体変異の範囲内かそうではないかの判断は難しいから。


 実際にヌメリコウジタケにはこれまでに何度も、個体数も山ほど見てきているが、採集した時の気候、気温や湿度、幼菌、成菌か老菌かで見た目は違うし、傘のヌメリの有無も変わるので、見た目と食味だけで判断する僕には踏み込めない世界だ。


 しかし、ここ数年、見た目だけで明らかにAureoboletus sp.であって、ヌメリコウジタケではないものに出会うようになった。その写真をHDの中から探し出してきたので、ブログにまとめておこう。HDの中の無数の写真は整理されておらず、ブログから遡って検索している始末。だからブログにまとめておくのが一番具合が良い。


 はっきりしているのは2種。最初の1種はBlue Aureo.仲間内で大西アウレオと言っている。



Aureoboletus sp.1    2011.09.11.


 大西さんが、かなり前に見つけたのが最初だと聞いている。自宅周辺でみつけたのは2009年が最初だったと思う。それから3年続けて観察している。傘の青いイグチは他に例を知らない。幼菌のうちは青みは強いがだんだんと水色になり、成菌ではそのほとんどは青みを失う。




Aureoboletus sp.1    2011.09.11.   地点 K





Aureoboletus sp.1    2011.09.11.   地点 K
淡い水色に色褪せる





Aureoboletus sp.1    2011.09.11.   地点 K
管孔をナメクジに喰われた個体。傘の肉の部分は弱く赤変している。食味は酸味あり。





Aureoboletus sp.1    2012.09.08.   地点 K
老菌の姿 傘の径は15cmほど。





Aureoboletus sp.1    2012.09.08.   地点 K
去年は列をなして発生していたが・・・・、成菌の時期を見逃してしまった。





 二つ目は、去年、初めて見たもの。10km以上離れた2か所で見掛けた。水色のAureoと比べると傘は小さく、柄が長い。




Aureoboletus sp.2    2012.09.16.   地点 H





Aureoboletus sp.2    2012.09.16.   地点 H
これは傘の開ききっていない幼菌。傘の径は4cm弱といったところか。





Aureoboletus sp.2    2012.09.16.   地点 H
目立った変色性はなかった記憶だが、今見ると根元の辺りが僅かにグレーに変色しているような・・・





Aureoboletus sp.2    2012.09.17.   地点 C
翌日に違う場所で観察。外見から同じ種だろうと判断した。成菌になっても大きくはならないようだ。黄色味は強くなる。





Aureoboletus sp.2    2012.09.17.   地点 C



 昨日、知人と去年の観察地を歩いたが、雨が降って1週間が経過したというのにきのこは何もない状態。やはり、今年の暑さは半端じゃなかったということだろう。


 

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