立川の根川緑道沿いに歌碑だか句碑が
いくつか設置されている。
これもそのひとつ。
判読しにくい碑であるから、かなり以前に
設置されたのかと思う。
でも、草田男とすぐに判じた。
ちょっと今の季節と真逆の句であるが。
この句がこことどういう係わりがあるのかは知らぬ。
夏の頃とは違い、冷え冷えとした冬日の水に
写すあたりの風景にはぼんやりした感じはない。
鏡面のように深く静まった水面に、葉を落として
すっきりした木々の枝が明瞭に写し込まれている。
何も足さず、何も引かずただありのままを写す
冬の水の潔さが心に伝わる。
あれこれと、その場しのぎの言辞を弄する
最近話題の人々に突きつけたい一句だ。
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