「竜馬暗殺」、「大鹿村騒動記」

今朝からの雨は午後になると増々降りしきってきた。
「竜馬暗殺」の冒頭シーンも雨だった・・・

今日は多摩シネマフォーラムのオープニング日で
多摩センターのパルテノン多摩小ホールに
この7月に亡くなった原田芳雄の追悼ということで
「竜馬暗殺」、「大鹿村騒動記」の2作品が上映された。

後半は7割がたの入りであったようだ。
確か大鹿村は伊那谷の1村だと思うが予想以上に
山間の場所なんだな、と感じた。黄葉が映えていた。
しらびそ高原とか日本のチロルと言われる下栗の里に
似た風景である。

実はこの9月体調が良ければ2，3日かけて諏訪か茅野
あたりから浜松に行こうと思っていたのだが断念。
あの辺はいまだに造山活動をしている地域で
リニア新幹線のトンネル工事も難航が予想される。

午後3時半から7時半まで久々に映画を楽しんだが
欲を言わせてもらえばもう少し大きく映写して
ほしかった。ちょいこじんまりしたサイズで
もっと前の席に移れば良かったかも、と思うのだが
それだと仰向く形になるので疲れそうだ。
次回には小ホールでもそこそこの大画面を堪能できる
ようぜひ考慮してもらいたい。

原田芳雄は銀幕で生きている！

多摩シネマフォーラムは始まったばっかり。
きっと関心のある映画があるかも知れない。

「竜馬暗殺」：74年作品だがモノクロで撮影するなんてATGらしい。
だって資金に余裕がないだろうからカラーなんて・・・
暗殺までの3日間のできごとなのだが猥雑さが際立っている。
幕末も70年代前半も似たような世相だからなのか？

「大鹿村騒動記」：大鹿村歌舞伎は景清だけが演目なのかな。
と思って調べたら「上演外題は30演目以上にのぼる。」らしい。
お芝居好きな村民のようだ。
村全体で取り組むことがあるというのは素晴らしいことだ。
こういう村の「国民総幸福（GNH）」の値は高いのでは、と思う。

見終えてのパルテノン多摩から駅への道には雨にも関わらず
多くの形のイルミネーションが輝いていた。
年末まで多くの人々の目を楽しませることだろう。
と、同時に今年も残り少なくなってきたと感慨深い気もする。