裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

すばらしきオールドローズ

2009年06月03日 | Roses
4時起床、薄暗いうちに家を出る。向かった先は双葉バラ園。朝露の乾かぬうちにバラが見たい・・・
このバラ園はうれしいことにバラのシーズンは5時半開園、原種のバラからモダンローズまでバラの進化、退行の歴史を順を追って見ることが出来る。鳥たちのモーニングコーラスを聞きながら原種のバラ、オールドローズの小路をゆっくり歩む。まず原種のバラの美しさに愕く。そして改めて、たおやかに、伸びやかに咲くオールドローズの美しさに驚愕する。ガリカ、ダマスク、アルバ、ケンティフォーリア、そしてモスローズ、美の数々。
欲張りな、多くを望みすぎる人間は真のバラの美を、審美眼を忘れ失ってしまったような気がする。オールドローズを見た目を持ってその後のバラ、ブルボン、ノワゼット、ティーローズ、ハイブリットパペチュアル・・・ああこれらのバラの貧弱な美しさ、バランスの悪さには、何だこれはと声を出してしまう・・・チャイナローズの功罪を感じてしまう、四季咲きも黄色もオレンジもブルーもバラには不要と思ってしまう、バラの進化とは?考えてしまう、それにしても・・・
ああ、すばらしきオールドローズ・・・
大きな感動があると一気に意識がある方向に動いてしまう、我ながらあまりにも単純だな・・・と思う。
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