パリの旅から昨日帰ってきた、ウクライナ戦争によりロシア上空は飛べない現状、糞、バイデン。
北極上空飛行航路、プラス2時間の飛行時間14時間、更にチューリッヒからパリまで2時間、
ああ、ビンボー老人はいつもエコノミークラス、この時間はより辛く感じる。
今回のパリ行きの目的は主に2つ、オランジュリーのモネ、オルセーのマネのオランピアを観ること。
翌日、計画通り一挙にルーヴル、オランジュリー、オルセーを巡る。
自然光を重視したモネの睡蓮、暗く、平面的、白内障を患い、視力の衰えたモネ92歳の遺作、
生憎雨の暗い天候での下か、最早、体力、視力、感性を失った老人のただの巨大な駄作としか思えない、
すっかりモネの魅力を失ってしまった悲しさ、若い時代の「日傘の女」「アルジャントゥイユのひなげし」
のほうがはるかにが素晴らしいと思う、悲しいことだ、
さらに同世代の「ルノアール」のほうが優れていると思うほどモネの魅力が私の中から消えてしまった・・・
オランジュリーを早々去り、オルセーへ、予約時間2時間前、オルセーのすぐ近くのカフェーへ、
なんとiPhoneのバッテリー切れ間近、レッドサイン、モバイルバッテリーはバッグに有る、が、
ライトニングケーブルを忘れた、カフェーの黒人のウエイター、
事情を説明するとなんとすぐにライトニングケーブルを持ってきてくれた、感謝、merci。
おかげで2時間近く、ハム、チーズなど包んだ蕎麦粉のガレット美味、食が進み、
ワイン、カルバドス飲み続け、すっかりいい気分、チップをはずんだためか?カウンター内の店主、
笑顔で私に向かって握りこぶしを突き出す、私も拳、笑顔で拳ゴッチンコ。
長年の夢、オランピアと出会い感激、感動に涙さえ、椅子がない、が、
立ち続け30分ほど前から去ることができず。
『君、ジョコンダは文学に過ぎんよ。
オランピア一枚さえあれば古い大家連中は一切合切くれてやってしまってもいい。
1915年に書かれたモーム『人間の絆』に出てくる、これはモームの感性、知性から生まれた言葉、
スペイン、プラド美術館でベラスケス『ラス・メニーナス』甚く感動した覚えもある。
モームの美意識の高さに改めて驚く。
オランピアはアングルの『グランド・オダリスク』ティツィアーノ『ウルビーノのヴィーナス』
などにインスピレーションを得たとも言われている。
同日にモナリザとオランピアを観た私「ジョコンダは文学にすぎない」そのことを心底から実感。
ノートルダム大聖堂、モンサンミシェルなど記そうと思ったが今日はここまでに。
オランピア、さらに深く知りたい方、ご覧あれ
【美術解説】オルセー所蔵 マネ ≪オランピア≫非官能的な高級娼婦
パリではお世話になりました。
一緒にお食事をしたりお酒をごちそうになった福岡の男です。
その節はありがとうございました。
ブログを見つける事ができました!
楽しく拝見させて頂きます。
お会いしに行くまでお元気にお過ごしください。
楽しみにしております。