いつの間にかすっかりご無沙汰してしまいましたが、今日はケースのリサイズについて書くことにします。ケースのリサイズにはリローディングプレスという機械を使うのが普通です。私が使っているのはコレ、RCBSのロックチャッカープレスという定番中の定番。もう20年近く前に買ったものですが、まだ全く問題なく使えます。こういう道具は一生物なんでしょうね。

これはケースをプレスに取り付けるために使用するシェルホルダー、どんな銃を買うことになっても対応できるように、一通りのサイズは揃えてあります。私のような低レベルの射手の場合、この部分の精度はあまり関係ないので、安いリーのセットを買いました。

プレスにはこのようにして取り付けます。RCBSとリーは共通規格を採用しているので、問題なく使用できます。

ケースのリサイズには、このリサイジングダイを使用します。この二つは両方ともホーナディのフルレングスリサイジングダイなのですが、左側はMATCHの刻印でも分かるように競技用の弾を作る為の物。使用する銃の薬室に合わせて、内側のブッシングを交換できるように作られれいます。使用する前に、デキャッピング用のピンがダイより3/16インチだけ飛び出すように調整しておきます。

射撃用の弾を作るときには、ネックの部分だけをリサイズする方が大半だと思いますが、私はフルレングス・リサイズをすることが多いです。理由に関しては長くなるのでまた別の機会に書きますね。
ダイのセッティングに関してはメーカーによって異なるので、取扱説明書を良く読んでご確認下さい。私の場合はダイヤル・ゲージを使ってDL(=Datum Length)を実測して調整しています。結構な力が掛かるので、頑丈な机でないと役に立ちません。

使用済みのケースをそのままリサイズしようとすると、ダイに焼きつて取れなくなってしまうことがあります。そこでこのように潤滑用のケースルーブを使用します。最近はワックスを使う方が多いようで、本当は私もそうしたのですが、昔に買ったルーブがまだ大量に余っているので、使い切るまではコレで行きます(笑)。

ケース・ルーブを塗るときは、このようなパッドを使用します。ルーブを塗ったパッドの上を転がすだけなので簡単です。ネックの内側にはナイロンのブラシでルーブを塗ります。

あとは、ケースをシェルホルダーに取り付けて、レバーを手前に引くだけ。ケースのリサイズと使用済みの雷管の除去が同時に行われます。


雷管を外した後のプライマーポケットはこんな感じ。結構汚れてますね。

そこで、このような道具を使用してクリーニングを行います。左がリー、右がRCBSの製品。最初に見たときはリーのツールはチャチだなぁと思っていましたが、実際には使い勝手は悪くないですよ。

これでケースの作業はすべて終了です。以前にも書いた通り、私がハンドロードをしているのは純粋に経済的な理由で、市販の弾と同じ位当たれば十分というレベル。ネックターニングはリローディングを始めた頃に実験してみた程度ですし、ここ数年はケースのトリミングすら行ってません(笑)。次回はいつになるか分かりませんが、恐らく雷管の装着の話を書くことになると思います。
■2020年04月03日:追記
この記事を書いた8年前は上記のようなやり方でしたが、現在は下記のように変更しています。理由に関しては、いずれ実験結果と一緒に再度書かせて頂きますね。
ターナーにはホーナディのフルレングスリサイジング・ダイを使用。

AIのスタンダード(6mmBR)とフリー(308Win.)はレディングのネックサイジング・ダイを使用してネックのみリサイズ。シーティングに関してはウィルソンのシーターとアーバープレスを使っているので、この画像のシーティングダイは使用していません。

AIのパルマ・ライフルはホーナーディのマッチグレード・フルレングスリサイジングダイを使用した後、再度レディングのスモールベースダイで絞る。ブッシングはパルマに合わせて変更。

最近はしばらくこのような感じで落ち着いていますが、もし変更するようなことがあった場合には再度追記にてお知らせするようにします。
■関連記事
ハンドロード(リローディング)の話 その1
ハンドロード(リローディング)の話 その3
ハンドロード(リローディング)の話 その4
ハンドロード(リローディング)の話 その5
ハンドロード(リローディング)の話 その6
ハンドロード(リローディング)の話 その7
ハンドロード(リローディング)の話 その8
ハンドロード(リローディング)の話 その9

これはケースをプレスに取り付けるために使用するシェルホルダー、どんな銃を買うことになっても対応できるように、一通りのサイズは揃えてあります。私のような低レベルの射手の場合、この部分の精度はあまり関係ないので、安いリーのセットを買いました。

プレスにはこのようにして取り付けます。RCBSとリーは共通規格を採用しているので、問題なく使用できます。

ケースのリサイズには、このリサイジングダイを使用します。この二つは両方ともホーナディのフルレングスリサイジングダイなのですが、左側はMATCHの刻印でも分かるように競技用の弾を作る為の物。使用する銃の薬室に合わせて、内側のブッシングを交換できるように作られれいます。使用する前に、デキャッピング用のピンがダイより3/16インチだけ飛び出すように調整しておきます。

射撃用の弾を作るときには、ネックの部分だけをリサイズする方が大半だと思いますが、私はフルレングス・リサイズをすることが多いです。理由に関しては長くなるのでまた別の機会に書きますね。
ダイのセッティングに関してはメーカーによって異なるので、取扱説明書を良く読んでご確認下さい。私の場合はダイヤル・ゲージを使ってDL(=Datum Length)を実測して調整しています。結構な力が掛かるので、頑丈な机でないと役に立ちません。

使用済みのケースをそのままリサイズしようとすると、ダイに焼きつて取れなくなってしまうことがあります。そこでこのように潤滑用のケースルーブを使用します。最近はワックスを使う方が多いようで、本当は私もそうしたのですが、昔に買ったルーブがまだ大量に余っているので、使い切るまではコレで行きます(笑)。

ケース・ルーブを塗るときは、このようなパッドを使用します。ルーブを塗ったパッドの上を転がすだけなので簡単です。ネックの内側にはナイロンのブラシでルーブを塗ります。

あとは、ケースをシェルホルダーに取り付けて、レバーを手前に引くだけ。ケースのリサイズと使用済みの雷管の除去が同時に行われます。


雷管を外した後のプライマーポケットはこんな感じ。結構汚れてますね。

そこで、このような道具を使用してクリーニングを行います。左がリー、右がRCBSの製品。最初に見たときはリーのツールはチャチだなぁと思っていましたが、実際には使い勝手は悪くないですよ。

これでケースの作業はすべて終了です。以前にも書いた通り、私がハンドロードをしているのは純粋に経済的な理由で、市販の弾と同じ位当たれば十分というレベル。ネックターニングはリローディングを始めた頃に実験してみた程度ですし、ここ数年はケースのトリミングすら行ってません(笑)。次回はいつになるか分かりませんが、恐らく雷管の装着の話を書くことになると思います。
■2020年04月03日:追記
この記事を書いた8年前は上記のようなやり方でしたが、現在は下記のように変更しています。理由に関しては、いずれ実験結果と一緒に再度書かせて頂きますね。
ターナーにはホーナディのフルレングスリサイジング・ダイを使用。

AIのスタンダード(6mmBR)とフリー(308Win.)はレディングのネックサイジング・ダイを使用してネックのみリサイズ。シーティングに関してはウィルソンのシーターとアーバープレスを使っているので、この画像のシーティングダイは使用していません。

AIのパルマ・ライフルはホーナーディのマッチグレード・フルレングスリサイジングダイを使用した後、再度レディングのスモールベースダイで絞る。ブッシングはパルマに合わせて変更。

最近はしばらくこのような感じで落ち着いていますが、もし変更するようなことがあった場合には再度追記にてお知らせするようにします。
■関連記事
ハンドロード(リローディング)の話 その1
ハンドロード(リローディング)の話 その3
ハンドロード(リローディング)の話 その4
ハンドロード(リローディング)の話 その5
ハンドロード(リローディング)の話 その6
ハンドロード(リローディング)の話 その7
ハンドロード(リローディング)の話 その8
ハンドロード(リローディング)の話 その9