![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/a8/5a9696f66fb22feb045ff634943ccc90.jpg)
アキュラシーインターナショナルのライフルに関して、私がAW以降より旧いPM/L96A1の方が好きだというと、不思議に思う方が多いようです。「なんで改良されている新しいモデルより、古臭いモデルの方が好きなの?」という訳ですね。でも・・・本当に新しいモデルの方が無条件に優れているのかな?。というわけで、今回は実際に比較しながら、その辺りを探ってみることにしましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/59/606e9bfb1eb31f52e647e6dc7c9fbe7b.jpg)
皆さんご存じの通り、このシリーズのルーツであるPM/L96A1もAW以降のモデルも、アルミのシャーシに4本のボルト(この時代はM6)+接着でアクションを固定しています。緑色がL96A1用、黒色がAW用で、もちろん共にアキュラシーインターナショナル純正品です。基本的な構造は同一で、メインのシャーシの部分の幅は1.25インチ、ストック部分は1インチで、これは現行モデルのATでも変わりません。つまり、特に命中精度向上のための変更は行われておりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/b2/f289c7c88690880b6ffff19333122fdb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/1d/c95255883432608974da55b8f86064b4.jpg)
全体の作りを見ると、パイロンインダストリーがOEMで製作していた頃のPM/L96A1の方が、AW以降より遥かに丁寧であることが分かります。AW以降になるとより量産化に適した変更とコストダウンが実施され、ご覧の様にセンターセクションも削り出しから鋳物へと変更されてしまいました。AW後期型になるとさらに大きく変更され、センターセクションこそ削り出しに戻ったものの、前後セクションは溶接ではなくピン止め+エポキシでの接着になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/10/43884c61251fb4a10e5ee63a3e17fcd1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/f7/e99bb9d30ae8f1258da266b773de1739.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/58/a01d046cdf3656cd0cf8aa9f3a8d999c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/c4/219b0acf19d2a27d0b1e459d8a07650c.jpg)
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これは現行モデルのAX用のボルトとPM/L96A1時代のボルトの比較。AW以降ではボルトが黒染めでボディの後部に凍結防止用のスロットが彫られているのに対し、PM/L96A1の頃はシンプルなデザインである上に擦れて艶消しになってます。でもこれ、決して仕上げが悪いからじゃなくて、精度を追及してアクションとボルトのクリアランスをギッチギチに詰めちゃってるからなんですよ。実用のための銃としてはダメダメだろうけど(笑)、競技銃としては惚れ惚れするポイントです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/47/5e78c578b87849357c78811bee55225e.jpg)
現実にはアキュラシーインターナショナルのライフルはPM/L96A1の時代から別に命中精度が向上しているわけじゃないし、ボルトが凍結しなかろうが、ストックが折り畳めようが、マズルブレーキが付こうが、銃身交換が簡単になろうが・・・改良といわれている部分は別に射撃用としてのメリットには繋がらない事ばかり。少なくとも私にとっては最新=最善ではなく、むしろ競技銃としての血統を色濃く残しているPM/L96A1の方がより魅力的な存在であり続けているのです。
■本日のオマケ
AWのストック、ここに穴が開いているのは純正で採用されているアキュショット(Accu-Shot)のモノポッドをボルトオンで装着するためなんですよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/85/843e2960ac45c9c258cd06ed7300ba3d.jpg)
でも個人的には、このGTKプレシジョンのAIモノポッドの方が気に入っています。
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皆さんご存じの通り、このシリーズのルーツであるPM/L96A1もAW以降のモデルも、アルミのシャーシに4本のボルト(この時代はM6)+接着でアクションを固定しています。緑色がL96A1用、黒色がAW用で、もちろん共にアキュラシーインターナショナル純正品です。基本的な構造は同一で、メインのシャーシの部分の幅は1.25インチ、ストック部分は1インチで、これは現行モデルのATでも変わりません。つまり、特に命中精度向上のための変更は行われておりません。
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全体の作りを見ると、パイロンインダストリーがOEMで製作していた頃のPM/L96A1の方が、AW以降より遥かに丁寧であることが分かります。AW以降になるとより量産化に適した変更とコストダウンが実施され、ご覧の様にセンターセクションも削り出しから鋳物へと変更されてしまいました。AW後期型になるとさらに大きく変更され、センターセクションこそ削り出しに戻ったものの、前後セクションは溶接ではなくピン止め+エポキシでの接着になりました。
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これは現行モデルのAX用のボルトとPM/L96A1時代のボルトの比較。AW以降ではボルトが黒染めでボディの後部に凍結防止用のスロットが彫られているのに対し、PM/L96A1の頃はシンプルなデザインである上に擦れて艶消しになってます。でもこれ、決して仕上げが悪いからじゃなくて、精度を追及してアクションとボルトのクリアランスをギッチギチに詰めちゃってるからなんですよ。実用のための銃としてはダメダメだろうけど(笑)、競技銃としては惚れ惚れするポイントです。
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現実にはアキュラシーインターナショナルのライフルはPM/L96A1の時代から別に命中精度が向上しているわけじゃないし、ボルトが凍結しなかろうが、ストックが折り畳めようが、マズルブレーキが付こうが、銃身交換が簡単になろうが・・・改良といわれている部分は別に射撃用としてのメリットには繋がらない事ばかり。少なくとも私にとっては最新=最善ではなく、むしろ競技銃としての血統を色濃く残しているPM/L96A1の方がより魅力的な存在であり続けているのです。
■本日のオマケ
AWのストック、ここに穴が開いているのは純正で採用されているアキュショット(Accu-Shot)のモノポッドをボルトオンで装着するためなんですよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/85/843e2960ac45c9c258cd06ed7300ba3d.jpg)
でも個人的には、このGTKプレシジョンのAIモノポッドの方が気に入っています。
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