今日は天候が非常に悪いという話だったので、短筒ではなくSBを撃つことにしました。
SB (スモール・ボア・ライフル) とは.22LRと呼ばれる小さな弾を使用する50m競技用のターゲット・ライフル。オリンピックの正式種目で使用するのもこのタイプで、クルマに例えればF1に相当します。
もちろん300mなどで競技する大口径のターゲット・ライフルも存在していますが、オリンピックや国体の種目には入っていませんし、クルマに例えればインディ・カーのような存在といえるでしょう。
私の銃はアンシュッツM1813と呼ばれる旧いモデル (基本設計は1954年) で、気付いたらもう18年も使い続けていました。
現在ではアルミストックの銃が主流になっており、私もいずれそれにしようと思ったいたものの、最近はすっかり前装銃射撃に軸足を移してしまっていることもあって、新型に切り替えるタイミングを逸してしまいました。
おそらく、この銃が私にとって最後のSBということになるでしょう。
SBの弾はこのように非常に小さいものです。フリー・ピストル等のピストル競技に使用する弾もこれと同じです。しかし、それでもその所持は散弾銃とは比較にならないほど厳しく制限されています。先日の経験者講習会でも、ライフル銃の所持者は銃砲所持者の10人に一人くらいだろうという説明がありました。
右は通常の.22LRで、左は.22LRショット。つまり.22LRの銃に使用する散弾です。
実は私が所持許可を受けている銃の中に、この弾を使用する散弾銃!があります。銃砲店の中にさえ、.22の散弾銃は許可が下りないとか、適合弾が日本では販売されていないなどという所がありますが、決してそんなことはありません。
この弾がちゃんと輸入されているということは、日本中探せば結構な数の.22の散弾銃所持者がいるはずです。私は今までにたった一人しか出会ったことがありませんが……。
この弾を使用する銃に関しましては、いずれ別の機会に紹介させていただくことにしましょう。