学問空間

「『増鏡』を読む会」、第9回は2月22日(土)、テーマは「上西門院とその周辺」です。

軍人の顔・武士の顔

2007-03-01 | その他
軍人の顔・武士の顔 投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2007年 3月 1日(木)20時29分13秒

>筆綾丸さん
>本物のヤクザさんより、ずっとコワイ
釈さんが淡々と投稿し、誰もコメントをつけようとしない謎のブログ、「歴史小説『黄蝶の夏 -鎌倉 1247 宝治合戦- 』 ―仁義なき鎌倉時代― 」において、釈さんは三浦家村を次のように造型しています。

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光村は小柄だが、家村はすっと背が高く、しかも下らない冗談をポンポンしゃべるので、女子供に人気があるのである。顔も、坂東武士とは思えないほど整っている。
 だが、それは左側だけのことで、右顔面には目元から唇の下にかけザックリと刀傷があった。十三歳の時、三浦邸に侵入した夜盗と組合になり、切られた痕である。この時、家村は顔面から鮮血を吹き出しながら、短刀で賊を滅多突きにして惨殺し、武名を高めた。「駿河悪四郎」(駿河守義村のメチャメチャ強い四男坊)という通り名は、この時、生まれた。
 美男の左顔と凶悪な右顔、それは陽気と残虐が同居する家村の内面を、そのまま現しているかのようであった。そして「おもしろいこと」と「強いこと」は、関東の女達にとっては魅力の双璧なのである。
http://blog.goo.ne.jp/kamakura1247/e/c4ee3dcdcb130c481a00bf8b7fd35ff7
http://blog.goo.ne.jp/kamakura1247/

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私は最初にこの描写を読んだとき、ムッソリーニ奪還作戦で有名なオットー・スコルツェニーを連想しました。
ナチス親衛隊は国防軍とはかなり違う存在ではありますが、その中でもこれほど怖い兵隊ヤクザさんはいないでしょうね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%83%BC
コメント
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