以前、ちょっと書きましたが、イザベラ・バードの『Unbeaten tracks in Japan』は既にグーテンベルグプロジェクトやオーストラリアのアデレート大学のサイトで全文が公開されていて、テキスト自体を新たにアップする意義はありません。
しかし、そちらに出ているのは文字の羅列だけなので、19世紀の東洋の小国が置かれた環境・歴史について特に詳しく知らない人にとっては文字を追って行くだけでもけっこう大変なはずで、具体的イメージも湧きにくいと思います。
ウィキを使えば、情報の追加やリンクが自由にできますので、難解な語句の解説とかイザベラ・バードの訪れた場所の写真とかをどんどん付加することにより、他のテキストのみのサイトより遥かに理解しやすく親しみやすい空間ができるでしょうね。
そして掲示板などを併設すれば、イザベラ・バードについてこんなことを知りたい、こんな情報を持っている、という人々が集まって情報を交換することが可能になるはずです。
そういった具合に、情報の核となる部分をまず作っておけば、いろんな可能性が生まれるのではないかと思います。