学問空間

「『増鏡』を読む会」、第9回は2月22日(土)、テーマは「上西門院とその周辺」です。

笹川流れ

2010-04-26 | 新潟生活
笹川流れ 投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2010年 4月26日(月)01時17分40秒

24日(土)は「笹川流れ」の遊覧船に乗ってきました。
例によって出発が遅かったので、午後4時近くに遊覧船乗り場に着いたときは何となく店じまいの雰囲気が漂っていました。
切符売り場の女性に、まだ乗れますか、と聞くと、頭の回転の早そうなその女性が関係者とテキパキと連絡を取って最終便に乗せてもらえることになりました。
100人程度乗れる船に乗客は私を含めてわずか5人だったので、半ば貸切状態でしたね。
のんびりした船旅を想像していたら、船が結構大胆に揺れるのであせりました。
後で「笹川流れ観光汽船」のホームページを見たら、女性社長の名字が切符売り場の女性と同じなので、私が話した女性は社長さんだったようです。

笹川流れ観光汽船
http://sasagawanagare.net/

下の写真は遊覧船乗り場の近くにある弁天岩で撮りましたが、こちらもなかなか良い場所でした。
西園寺の妙音天の話題以降、旅行先で弁才天(弁財天)と聞くと足を向けない訳には行かないですね。

弁天岩
http://sasagawanagare.net/blog/2009/11/08/the-autumn-calm-sea-of-japan/

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/5416
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「不思議な何箇条」

2010-04-26 | 日本文学
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2010年 4月26日(月)00時42分0秒

>筆綾丸さん
全く読まずに批判めいたことを書くのもどうかなと思って、『源氏物語とその作者たち』を途中まで読んでみました。
第三章のまとめとして、p86に、

-----------------
 桐壺から紅葉賀に至る七巻は現存する源氏物語の冒頭部として、物語世界の概略を紹介すべき重要な任務を負っているにも拘らず、
 ▽一貫した時間が流れていない。
 ▽作者の主人公光源氏に対するスタンスが一定しない。
 ▽巻と巻との関連が明らかでないものがある。
 ▽話に欠落があるのではないかと疑われる。
などという不思議な何箇条かがあって、読者を疑惑の雲に包んでしまう。源氏物語が一方に大きな人気を持っていながら、他方読みにくい、分からないと言われ、敬遠されている最大の理由はここにあるだろう。
-----------------

とありますが、▽の部分程度で「不思議」「疑惑の雲」がある、だから『源氏物語』は複数の人間が書いたのだ、と主張する西村氏に対しては、だったら時間的な矛盾や欠落が遥かに大きい『とはずがたり』は一体何人が書いたと思っているのだ、と質問してみたいですね。
西村氏が描く『源氏物語』の享受の様子は別に間違いではないでしょうが、だからといって読者が直ぐに作者に転化できたのか、紫式部レベルの文学的才能の持ち主がそんなにゴロゴロいたのか、は非常に疑問ですね。
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