投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2011年 9月17日(土)22時28分43秒
今日は山形県の月山周辺に行ってきました。
写真は羽黒山の「出羽三山歴史博物館」に展示されていた三面大黒天です。
館内撮影禁止だったのですが、周囲に誰もいなかったので、まあいいかな、と思って撮ってみました。
解説から抜き書きすると、
---------------
木像三面大黒天立像
室町~江戸初期の作品
第四十九代羽黒山別当宝前院権大僧都宥俊 造立
像高 71.0センチ
特長 像造法は寄木造り。正面大黒天、向かって左に毘沙門天、向かって右に弁才天を配し、三福神を合わせた三面一身の像である。三面ともに頭巾風の烏帽子を戴き、顔面は黒色玉眼入りで、眼光は輝く。肉身部は黒色で、朱の狩衣を着け、沓を履き、二俵の俵上に直立する。手前から右手に小槌、左手は肩に掛けた袋を握る。左右脇の手は空拳で持物はない。後方左手には宝棒を持つが、右手は空拳である。俵の表面には宝珠三種の高彫が付き古色深い姿である。
-----------------
というものですが、何というか、一種独特のブキミな迫力がありますね。
真ん中の大黒天、どこかで見たような気がして暫く考えてみたところ、商標権の問題で何度か相談に行った弁理士さんの顔に似ていました。
普通の仏像だったら、先生に似ている仏像がありますよ、てな形で世間話の材料にできますが、この三面大黒天の場合、相手が気を悪くするかもしれないので、ちょっと話題にしにくいですね。
※写真