1世紀後半のローマ皇帝(第5代、在位54~68)。クラウディウス帝の養子。母のアグリッピナが夫である帝を毒殺した後即位。
セネカに学び、最初の5年間は善政を行ったが、次第に暴虐な性格を現し、母と妻を殺し、64年にはローマ大火の罪をキリスト教徒に帰してローマ最初のキリスト教徒大迫害を行った。
大火の復興のため属州に重税を課し反対派を粛清。師のセネカも陰謀に加担した罪で自殺を強要された。
芸術を愛好してギリシアに旅行、戦車競技に出場した。
ガリアの属州総督の反乱などが起こる中、元老院、近衛兵に見捨てられローマを脱出、自殺した。
●ネロ、キリスト教徒迫害
ベック式暗記法!
無情に刎(は)ねろ 切り捨てろ!
64年 ネロ キリスト教徒迫害