以下の文章を読み、文中の空欄のなかに、もっとも適当と思われる語句を、下記の語群から選んで、その符号で答えよ。
安政 5(1858)年 6 月、アメリカを中心とする黒船外交の圧力のもとで、大老井伊直弼が調印した( 1 )は、いくつかの点で不平等な内容を強制されたものであった。在留外国人への( 2 )を認めるという治外法権があり、( 3 )も、その税率は協定によるということで、( 4 )を放棄させられていたのである。
明治新政府は、その改正を外交の基本課題とせざるをえなかった。明治 4(1871)年 11 月、その改正の予備交渉もあって、( 5 )を全権大使とする使節団を欧米に派遣した。その目的は果たせなかったが、その後まず明治 11(1878)年に( 6 )外務卿が、アメリカと( 7 )の改正交渉に成功したものの、イギリス・( 8 )の反対で成立しなかった。
国内では( 9 )らが国民協会を組織して強硬外交を主張した。明治 23(1890)年には、( 10 )外相による交渉で、ほぼ改正に同意をとリつけたが、( 11 )皇太子が日本の警官によって負傷させられるという( 12 )がおこり、同外相が辞任し、交渉は挫折した。しか
しその翌年にかけて外相( 13 )によって、日英通商航海条約が締結されるにいたり、ようやく( 14 )の廃止に成功した。さらに明治 44(1911)年にいたり、( 15 )の回復にも成功して、ついに新条約の締結となるのである。
〔語群〕
ア ロシア イ 小村寿太郎 ウ フランス エ 日米和親条約 オ 領事裁判権 カ 大隈重信 キ 貿易自由権 ク 陸奥宗光 ケ アメリカ コ 岩倉具視 サ 通行税 シ 大津事件 ス 関税 セ 日米修好通商条約 ソ 大久保利通 タ 西郷隆盛 チ ドイツ ツ 寺島宗則 テ 関税自主権 ト 青木周蔵 ナ 日露戦争 二 国内自由旅行権 ヌ 西郷従道 ネ イギリス ノ 外交自主権 ハ 井上馨 ヒ 防衛自主権 フ オランダ ヘ オーストリア
[解 答]
1 セ 2 オ 3 ス 4 テ 5 コ 6 ツ 7 テ 8 チ 9 ヌ 10 ト 11 ア 1 2 シ 13 ク 1 4 オ 15 テ
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