今月(3月)9日、或る用件のために、中野区南台にある租税資料館に行きました。最寄り駅は丸ノ内線方南町支線の終点、方南町駅(杉並区)ですが、駅を出て方南通りを新宿側に向かい、しばらく歩きます。方南町支線の中野富士見町駅のほうへ戻るような感じです。
租税資料館の真向かいに、東京メトロの中野車両基地があります。丸ノ内線の車庫となっている中野検車区と、丸ノ内線および銀座線の車両整備を担当する中野工場から構成されており、丸ノ内線の02系はもとより、銀座線の01系および1000系を、時折ですが見ることができます。
もっとも、周囲は高い壁に囲まれていますし、当たり前のことですが通常は中に入ることができません。いずれも、歩道から、デジタルカメラの望遠機能を使って撮影したものです。
丸ノ内線の02系、第13編成です。側面には、02系より前に在籍した300形・400形・500形・900形でおなじみだったサインウェイヴの紋様が再現されています。
02系には本線用の6両編成と支線用の3両編成があり、後者は80番台となっています。荻窪または中野富士見町の側から02-100形+02-200形+02ー300形+02-400形+02-500形+02ー600形となっています(3両編成の場合は02-100形+02-200形+02-300形)。
こちらは銀座線の1000系です。2012年にデビューし、2013年度のブルーリボン賞(鉄道友の会)を受賞しました。現在も増備が進められており、銀座線の全駅にホームドアが設置され、ワンマン運転が実施されるようになれば(現在のところ、2016年度中に完了する予定です)、01系は全て廃車となり、1000系に統一されることとなります。
敢えてレトロ調を狙ったとのことで、それがブルーリボン賞受賞の理由の一つにもなっていますが、私には、スタイルの面で01系のほうが勝っているように思われます。地方の路面電車ではないのですから、(中途半端な)レトロ調にする必然性も感じられません。01系が洗練されたデザインであっただけに、残念です。