ちょうど8年前の夏かあ。
早いなあ…!
今も、忘れられない迫力の宇宙1のファンクバンドだった。
まだ、ロッコも存命だったしね^_^。
ライブレポートを再アップ。
長文すみません(^◇^;)
芸森コンサートイベントには、ずっと二の足踏んでいました。
でも今回は全く躊躇することもなくチケットを購入したのです。
それも、これから登場するタワー・オブ・パワーが1番の目的。
彼等は今までに札幌公演を2度行っているのですが、芸森イベントは初出演(全て会場は別)。
ブラスロック大好き人間の私とすれば、もう一切悩むこともなく、初TOPライブに行くことを即断!
彼等はシカゴと同じく今年で結成47周年。
アメリカンブラスロック界にとっては重鎮中の重鎮。
音楽性、活動内容やメンバーの状況などシカゴとは安易に同列にはできませんが、毎年アクティブに数多くのコンサートをこなし、セッションや来日公演にも積極的で、日本における人気は絶大です。
矢野顕子トリオのステージが終了後、ズラッと並べられたマイクスタンド、ハモンドオルガン、ドラムセット。
目前にはトロンボーンが専用スタンドに立てかけられています。(KB&DRのメンバーはもうチェックのために現れています)
おお!ロッコのベースアアンプ・ヘッド上に置かれている黒い箱はミニモニターでしょうか?
ベーシストらしく「ヘ音記号」が白文字で描かれていてお茶目ですね。
あれ!?…バックステージからはウォーミングアップのブラスサウンドがすでに聞こえています。
チラッと袖の隙間からメンバーの表情を確認。
もう本当にバンドがすぐそこまで来ている現実を実感してドキドキです。
10人編成ですが、新メンバーも加えて東京ブルーノートのツアーを終え1日置いての札幌入り。
ベテランのノリに思いっきり身を任せましょう。
写真は出番直前のTOPステージ器材全景。
まずは大歓声に迎えられてバンドメンバー達が登場。
皆、物凄い体格。
でっかい!!
プロレスラーみたい。(5人の管楽器メンバー・スペースにはモニターが3台)
一曲目からキレッキレのファンク・ホーンセクション炸裂。
これは文章ではとてもじゃあないけれど表現できませんね。
あのグルーブといい、耳に突き刺さってくる管楽器のリフといいい、もう私は一発でノックアウトされちゃいました。
やっぱりTOPはCDで聞くよりも本物を体感するに限りますね。
数倍多く楽しめます。
ボーカリストがここで元気一杯に飛び出してきて、迫力のハイトーンで伸びやかな歌声を披露。
いきなり客席に立ち上がるように要求。
全員総立ちでノリノリ。
手拍子をする者、踊り狂う者、飛び跳ねる者、一緒に歌っている者、腕を振り上げてビートにあわせる者と様々。
とにかく一体となっての、これこそライブの醍醐味。
やっぱり、こうでなきゃあね!
TOP歴代のボーカリストは皆、高音ヴォイスも巧みな者ばかりでしたが、今回加入したレイ・グリーンはそれプラス、ショーアップされたパフォーマンス技術がお見事。
一瞬で観客をモノにしちゃいました。
ボーカルだけでも凄いのに、サービス精神も旺盛でお見事。
リーダーのエミリオ・カステロも曲によってはサックスを外してボーカリストに変身。
フロントでステップなども踏んでいます。レイはボーカルの合間にはトロンボーンも吹いてるんですよ。
つまりは通常5管編成のところ、彼が加わって6管編成!
圧倒されちゃいます。
ガリバルディは残念ながらドラマーでの参加は叶いませんでしたが、ロッコがあの独特のフィンガーピッキングで控えめにも存在感はしっかりと、強烈にオーラを発していました。
皆さん安心してくださいな、ロッコ健在なり!
彼の黒いシャツの左脇下にもアンプ上と同じ「ヘ音記号」マーク付。
そしてやっぱり3メートルのシールドを使用。
床に全然接していなくて縄跳びのようにロッコとアンプの空間をシールドはブラブラ。
数歩歩き出したらピーンと張っちゃう状態。
少しでも良い音を得て、ノイズ減衰のための策でしょう。
ここらあたりのコダワリも百戦錬磨の猛者達らしいとおもわず唸っちゃいましたね。
TP奏者もフリューゲルホーンに持ち替えたり、ソロに移ったりと大忙し(2人のTP)
もちろんBSのステファン・ドック・クプラのカリスマ的存在感は申し分なし。
メンバー紹介も絡めてダンスナンバーに突入した時、目の前に長身・短髪のブロンドヘアで黒いジャケットを着込んだノリのよい外人男性が乱入。
すぐわかりました「ああ!!ウィル・リーだあ!!」
もちろん、しっかりと握手してもらいましたよ。
思いっきり人柄の良い人で自ら写真撮影して数分後には何事もなかったかのようにスッと楽屋に戻っていきました。
しかしこのメンツでこの料金は絶対に安いよ!!
皆、同じ意見です。
本当にあっという間にラストナンバー。
アンコールも2曲演奏してくれて濃厚で充実感に満ちたステージは全て終わってしまいました。
楽屋に引き上げようとしたロッコ・プレステアがファンたちの熱烈なる声援に呼ばれてニコニコしながらゆっくりと戻ってきて一人一人と丁寧に握手をしてくれたよ。
新メンバーのジェリー・コルテスもストラトキャスターをぶら下げたままでやっぱり握手対応!
スタッフのお兄さんからオーケーいただいて中央フロントステージに黒ガムテープで貼り付けられていたメンバー達の足跡付セット・リストもちゃっかりと貰っちゃいました(写真参照)。
白テープが貼られている真ん中箇所の2曲部分は裏から透かして見たら上下入れ替えられていました。
そばにいたTOP大好きなお兄さんともお互いに興奮して盛り上がり握手と男同士でハグをしあっちゃいましたよ(彼はシカゴも大好きなんだそうでまさに同士です!)。
いやはやなんとも忘れられないコンサートがまた一つ増えちゃった。
来年もまたブラスロックバンドを呼んでね。
絶対に受けるよ!!
帰りの駐車場の混雑もちっとも苦にならなかったから不思議です(笑)
だって頭の中ではまだまだ豪快にファンキーブラスロックが唸りをあげているのだからねえ。