ファイターズの試合中、あの選手の登場曲で何度もクイーンが流れていたけど、遂に本家がその札幌ドームでコンサートを開催するんだもんね!
写真はクイーン最大の問題作品。
前作からの全米1位シングル「地獄へ道連れ」を、更にグレードアップしたサウンドがてんこ盛り。
あの華麗なるクイーンがブラコン化!
な、な、何とシンセベース、打ち込みドラムを多用…ギターはすこぶる影が薄い。
ファンク、テクノ、ソウル、ニューウェーブをクイーン流に取り込む。
まあ、この時期はKISSやChicagoもディスコソングを導入してロック界に物議を醸し出したからね。
人工的なリズムのせいか、フレディのボーカルが尚更際立って聞こえる。
ちなみにここからは、クイーン初の12インチもリリース。
アルバム「ホットスペース」オープニングは、もろにマイケルジャクソン&クインシージョーンズのそれさ。😉
ホーンセクションまで豪快に吹き荒れる。
ご機嫌なダンスナンバー「バックチャット」なんて、田原俊彦にパクられた話は有名!😆
アルバム後半は、やや従来のクイーンらしくなるけど、それでも違和感は拭えないなあ。
だからこそ、ジョンレノンに捧げられた美しいピアノバラードはホッとする。
ボーナストラックっぽくラストを飾るのは名曲「アンダープレッシャー」
あのデヴィッドボウイとの夢のコラボシングルが実現で話題沸騰したね。
ベースのリフを中心に進行するシンプルな曲。
短時間で制作したらしく、ボウイは若干不満気味だったらしい。
個人的には結構好きなアルバム。
売れたしクオリティも高いんだけど、結局は従来のファン達を混乱に招く結果に陥ってしまい、この路線は幕引きとなる。
でも後のフレディ初のソロアルバムには、ふんだんにこのテイストを取り込んでいるよ。