THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,208 FEEL SO GOOD~LIVE IN CUBEGARDEN (MS,RIE編)

2024-01-20 19:21:45 | Live Set List
4,16:15~16:45
[MS,RIE]

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

会場内に盛大なるBGMが流れ続ける中、バンドの入れ替えには15分が用意されています。

4番手も初めて見るよ。
ありそうでいて中々いない、貴重なるシティポップのコピーバンド。
数年前から世界中に吹き荒れているこのブーム。
まずは着眼点がナイス。
マサにタイムリーな確信犯。
下手な屁理屈なんか抜きにして、こいつは嬉しい事だねえ。
もちろん、テクニックとセンスがふんだんに問われるんだけれど。
そういうわけでして、セカンドアクトの我らがSTAを除けば3バンド連続で珠玉のジャパニーズ・ミュージックを思う存分に堪能。
もちろん、魅惑の女性シンガーを全面にフューチャーしているんだけど、どの歌姫も個性的で素敵だ。
で、ここのメンバーの中にも、顔なじみがチラホラと散見するのだ((´∀`*))

主催者のアっ子ちゃん曰く「はじけて踊れるバンドを中心に集めた」と豪語しているだけあって、ずっと一緒に歌えてノリノリに楽しめるよ。
やっぱり、万人受けするのはこの手のジャンルに限るね。
誰もが知っている王道路線な大ヒット曲を,次々に繰り出されたらたまりませんもん。
特に80年代に青春時代を送った当時の若者たちにとってはたまらない魅力的なナンバーが目白押しだから、思わずウルウルものだったことでしょうよ。
琴線を振るわされっぱなしさ。
作戦勝ち・・・・というよりも、演者たちが一番エンジョイしている。
その時の表情を見たらば一目瞭然。
最初から最後までずっと、元気漲るステージングには脱帽です。
一瞬たりともダレることなんてなく、ハイ・テンションのオンパレードさ。
素晴らしいひと時を共有させていただきました。

ここで、ちょっとメンバーの構成をば・・・・8人編成だよん。

情熱的に真っ赤なセクシードレスを着たヴォーカルは心境著しいリエ嬢

コーラスガールは2人で、ショートヘアのニシコ嬢&眼鏡姿のアユミ嬢
彼女たちも多方面で麗しき喉を披露している。
特にニシコちゃんはヒコちゃん率いる「チムドンドン」でのリードボーカルが有名。

ギターはご存じのスパンコール・エレキダくん。
ネットで購入したという虹色のスパンコールシャツがまぶしいくらいに輝いている。
以前に書いていますが(小樽・ゴールドストーン1階楽屋にての談)、3種類のキラキラ衣装を所持しているのだとか・・・・((´∀`*))。
さり気なく飾り付けられた、ペンダントと黒いドットマークのテンガロンハットも着用。
エレキダくん使用のギターは愛器フェンダー・ストラトキャスター3シングルピックアップ。
タバコ・サンバーストボディカラー、メイプル指板仕様。
ちなみにマサとは、居住地がなんまら近いのだ。

ベースは、お久しぶりのチャッピーくん
ヤマハの5弦を使用。
ナチュラルボディカラーが超絶に渋い。
メイプル指板。
チャイナ風の衣装にサングラスをバッチリと決めている。

ドラムスに、一番シックなファッションのニシモリくん
グレーのYシャツと、黒のネクタイ&ベストを着用。

キーボードは問答無用の人気者キムキム教授(ヤマハのモンタージュM7をプレイ。キラキラと光り輝くストールが目にも眩しい)

そしてダンディでラテン系のパーカッションにはSTAと掛け持ちの伊達男ユーちゃん(トレードマークの髭とサングラスがよくお似合いだ。
彼は北海道のバンド・サークル、エッグの副会長も務めている。更にはコミュニティFMカロスでDJもつとめ、打楽器の講師、膨大なるバンドでも活躍中のワーカホリック!!彼も銀色のストールを巻いているではないか!!)という布陣。

とにもかくにも、全員が目にも鮮やかな煌びやかコスチューム。
目にも耳にも訴えかけるものがあるね。

はい!
さてさてサウンドチェックも無事に終えて準備万端整いましたよ。
そろそろまいりましょうか!!
上手に控えていた司会進行役のアっ子ちゃんがゴーサインを受け、マイクを手に盛大なるアナウンスを告げる。
早速、豪華なるショーの幕開けだ。

オープニングは竹内まりやの「プラスティックラブ」
1984年4月25日にリリースされたアルバム「バラエティ」2曲目に収録。
12枚目のシングル。
もちろん山下達郎はじめ黄金のback面で網羅されている。
心憎いまでのセレクション。
若い女性の自由恋愛を切々と歌い紡ぐリエ嬢がとっても絵になる。
観客は彼女の姿に最早釘付け。
コーラス隊もいい仕事をしています。
だって、この曲をキッカケに一連のシティポップがあっという間に広がったんだからね。
でも実は、日本人から言わせると「ええ!!??・・・この曲!!??・・・」という感触なんだけどね。
傑作には変わりはないんだけど。
まあ、そんなことはともかく、この曲がはじまった途端に観客のハートが射抜かれたことは間違いないね。
バッチリと正解さ。
いぶし銀のサウンドを演出するリズムセクションも安定感抜群。

「ミス・リエというバンドです。
最後まで、どうぞよろしくお願いいたします。
広いステージなので、ちょっと緊張していますが・・・・
次は、中森明菜さんの曲で・・・・十戒です。
聞いて下さい」
9枚目のシングル。
1984年7月25日にリリースされた。
6枚目のスタジオ・アルバム「POSSIBILITY」の7曲目に収録。
当然オリコン週間チャートでは2週1位を記録!
伝説の昭和歌姫をカバー。
より映えるよう、骨太で男気溢れる展開にアレンジしているようです。
80年代に、これだけ貫禄に満ち溢れた歌謡ロックが存在していたなんて驚きだ(高中正義&売野雅勇による作品)。
今、改めて聴いてみてもムチャクチャにかっこいいね。
全体的にタイトで抑え気味のグルーヴ・メイクが、的確に構築されている。
ドラマティックに観客を引き込む、とても完成度の高い入魂の一作。
有り余る才能をフルに導入した構成は絶品。
今までとは全くタイプの異なる楽曲の特性を生かしつつも、バックとのアンサンブル・コンビネーションも秀逸。
エレキダくんの、目を見張るようなギターソロが天空を自由自在に駆け巡る
「ギュィ~ン!!」とね!
言葉を失うほどの、重厚なるベース・ソロも特筆すべき点。
チャッピーくんは、エフェクターを最大限に駆使して盛り立てる。
オクターブを勢いよく上昇するリエ嬢のボーカル・スタイルに皆がぞっこんだ。
難攻不落なこの曲を組み込むのは、よほどの自信に裏打ちされたものがなければとてもじゃないけれども不可能。
結果ですか‥‥クールにこなして我が物にしていましたよ。((´∀`))

「こうして見渡してみると、いつもの顔触れだから、安心して歌えますよ。
寒いですね・・・・。
私たちの後にも素晴らしいバンドがたくさん控えておりますので、最後までお付き合いのほど、よろしくお願いします。
時間があまりないのでサクサクといきますよ。
今、若者たちの間でジワジワと人気沸騰の曲をおおくりします。
泰葉で‥‥・フライディ・チャイナタウン」
3曲目はこれまた驚異の声域が必要なチューンに、いきなりぶったまげた。
1981年9月21日に発売。
近年は別の意味で、残念ながら何かとお騒がせな泰葉のデビューシングル。
アルバム「トランシット」に収録。
オリコンチャートでは最高69位を記録。
祈・復活劇!!
しかし、日曜日なのに金曜日の歌とは洒落ている。
実は金曜日のフライディではなく、飛ぶ、の「FLY」にひっかけているのだ。
この曲は以前から方々で、注目されていた。
昨年の夏、キューブガーデンでパープル・ブリンガーと稲葉美紀DEAR FRIENDSが対バンした際に、初のカバーを聞いていたのだ。
そこのミキミキ一押しだけに、ここのところ頻繁にあちこちで耳にするよ。
しかもだよ‥‥・ここでのイントロはシットリ系の弾き語りで始まった。
憎い趣向をこらしてきたよ。
キーボード・ソロへの連結もアダルティックで驚愕。
サビからの歌い出しも何なくクリア。
なんとなくずっと、リエちゃんのレパートリーだったような錯覚を覚えるほど。
ぶっ飛びの、声量を求められる難曲だ。
我々の世代的には直球ド真ん中だけに、キラキラときめいているよん。
右手にさりげなくアゴゴベルを持つユーちゃん。
カウベルの響きもポイント高いし、アクセントの彩は職人技。
もうすでにオーディエンス達は、完全に引き込まれている。
蛇足ながら・・・・・マサは泰葉の渋谷パルコ劇場におけるお披露目コンサートを目撃してもいるので思いもヒトシオだ
(ロビーは落語家たちの花輪だらけだったのが一種異様な光景だったけど((´∀`*))

「ありがとうございます。
私たちのバンドはこれで3回目・・・・。
今年は初のライブなんですよ。
頑張っていきますので、仲良くしてくださいね。
次の曲は、渡辺真知子さんで・・・・・カモメが飛んだ日」
セカンド・シングル。
1978年4月21日に発売。
1枚目のスタジオ・アルバム「海につれていって」2曲目に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング5位を記録。
美しいアルペジオによる調べに乗せて、重厚なるボーカルから入るナンバー。
追随する女性陣のハーモニーによる才能は、お見事の一語に尽きます。
それは万雷の拍手が全てを証明している。
力強い極上のメロディでは、堂々たるパフォーマンスを繰り広げています。
それはともかくも、このバンドは、着実にライブ経験を積んできたからなのか、この頃になるととてもリラックスしているように見えるよ。
肩の力もほどよく抜けて、ノリノリで出色の完成度を誇っています。
揺れ動く切ない女ごころをエモーショナルに表現する、はじけたナンバー。
緻密に組み立てられた無駄のないパーフェクトなラブソング。
楽曲の細部を十分に知り尽くしリスペクトしていないと、とてもじゃあないけれどもこのような選曲はできないよね。
この辺のパートに対するコダワリ感覚が、音色の随所にも反映されています。
心の奥底から振り絞るような荘厳なる音絵巻にはゾクゾクしてきちゃうなあ。
やや控えめなるバックビートにのせて頑張っています。
更に厚みを増していく音壁の底辺を、ドラムアクセントのタイトでストレートなリズム刻みが正確無比なところも感心しきり。
エレキダくん、伝家の宝刀ともいえるワウペダル奏法が鮮やかに飛び出した。
ジャジーなテイストが加味されて、効果覿面さ。

リエちゃん、ここで喉を潤すためにドリンクを一飲み
「どうですか・・・・皆さんも飛んでいましたか?((´∀`))
次の曲はですね・・・・・・・真夜中のドア~STAY WITH ME(松原みきのデビューシングル)
それではよろしくお願いいたします!」
1979年11月5日リリース。
アルバム「ポケット・パーク」に収録。
オリコン最高ランクは28位。
名曲はいついかなる時にでも、新鮮な思い出の息吹をそっと優しく届けてくれる。
まさしく不滅の金字塔。
個人的にも、この曲にはすこぶる思い入れがあるのです・・・・(´;ω;`)
何度聞いてもとろけてきちゃう。
甘く切なく迫ってくる歌詞。
たまりませんなあ・・・・。
イントロのエレキダくんによるリバーブ深めなグリッサンドも小技が効いていてグッときちゃった。
そして、リエ嬢の癒しの歌声にもそうとうやられちゃった。
寸分の狂いもない華麗なる旋律。
これで泣くな、というほうが無理です。
若くして亡くなってしまった松原みきさん。
リエ嬢が心を込めて懇切丁寧に披露してくれたんだから、大喜びしていることでしょう。

ここでリエちゃんがメンバー一人一人を紹介する。
仲の良さがホノボノとこちらサイドにまで伝わってくるホッコリとしたシーン。

「ありがとうございます。
さあ、次の曲でラストです。」
「えええ!!??・・・・」
「わあ!やった~~!!((´∀`))
もっと続きを聞きたい方は、3月10日のルアレルバに来てくれたら私たちのライブを見れますよ。
チェックしてくださいね。
締め括りは、エヴァンゲリオンという曲です。
皆さん、大きな手拍子をお願いします。
・・・・残酷な天使のテーゼ」
高橋洋子の代表曲で、11枚目のシングル。
1995年10月25日に発売。
アルバム「ネオン・ジェネシス・エヴァンゲリオン」トップに収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング27位を記録。
「テーゼ」とはドイツ語で「命題・定立」を意味する。
アニメソングという境界線をも軽く超越してしまった永遠のスタンダード。
世代を問わずに、カラオケでも歌い継がれているのだよ。
だからこそ、終局にこれぐらいふさわしいアンセムはないでしょう。
ドラマティックな導入部から神々しさに満ち溢れている。
この曲って、シンガーにとっては難易度強。
息継ぎをする箇所を一歩間違えると、とんでもないことになっちゃう。
その辺は百戦錬磨のリエ嬢だけに、魂の咆哮で圧倒。
ふと客席を眺めてみると、一緒になって和やかに口ずさんでいる猛者も散見している。
その様が見る見るうちに拡散していく。
全身でシャウトしているツワモノまでも出現。
渾身の力を込めて腕を振り上げている者。
頭を振ってる者。
これこそライブの真骨頂。
だからこそ一度でもはまったら抜け出せない魔力が備わっている不思議な空間。
マジカルでミステリーなシーン。
ホンのわずかの余力をも残すことなく、一生懸命思う存分に完全燃焼、真っ白な灰になるほどに。
深々と礼儀正しくお辞儀をして無事にフィナーレを迎えた。
汗びっしょり達成感に満ち溢れていて、メンバー全員の表情も和気藹々と輝いている。
それぞれに息もぴったりだったから、今後の成長を温かく見守っていこうじゃあないか。
たくさんの隠し玉を持っているのでしょう。
また、すぐにでも見たくなってきたよ。
本当にお疲れさまでした!!

司会のアっ子ちゃんもエキサイトしながら絶賛していた。

北国の豪雪も、その迫力ある熱量で溶けちゃいそうだ。
暗く陰鬱なる世の中にとっても、一筋の光明が差してきたような気がします。



















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QUEEN the works CD / radio gaga 12inch

2024-01-20 15:19:08 | free form space
クイーンの前作はヒットしたにも関わらず、一般的には、らしくないとの理由で不評をかう…。
そこで大きく軌道修正をして、本来の王道路線に立ち返りファン達から歓迎されたアルバムがこの「ザ・ワークス」
正にその名が示す通り、豪華絢爛なる作品集!
さすがクイーンだ!

いきなりオープニングは「レディオガガ」
ドラムに思い切りリバーブをかけて、ボコーダーも採用。
それまでロッカー然としていたロジャーが書いた曲だというのだから驚き!
当然、世界中で大ヒットした。
クイーンのステージで盛大にコール&レスポンスできる曲がまたまた生まれた!
ちなみに、「レディガガ」はこのタイトルからインスパイアされた名前!

不動のメンバー全員がヒット曲を書いたロックバンドはクイーンしかいない!
ジョンもポップテイスト満載の「ブレイクフリー」を提供してこれもヒット!
SF的な映像や、メンバー達が女装したプロモーションビデオも話題になった!

ブライアンはこれまで溜まりに溜まった鬱憤を晴らすかのように、ハードロックしていて根っからのヘヴイなギター小僧をリフやソロで主張!
フレディも美しいピアノバラードやロカビリー調の楽曲でひたすらに気を吐く!

結局このアルバムからは多数のシングルヒットをリリースしてツアーに乗り出す。
来日公演も決定して、もちろん武道館を観に行きましたよ。
だって、この頃、嫌な噂がチラホラと聞こえてきたからね。
ステージを食い入るように観ながら一挙手一投足焼き付けた!
やはり、クイーンは偉大なる屈指のロックエンターテイナーだと再認識した。
フレディは唯一無二のパフォーマーだった!
彼の姿を見たのはこれが最後…フレディ最後の来日になってしまった…( i _ i )
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michael mcdnald/soul speak CD

2024-01-20 13:21:04 | free form space
マイケルマクドナルドという格闘家もいるから、ややこしいね…(^◇^;)

ベテランの、こちらマイケルマクドナルドがカバーシリーズのトドメとしてリリースした「ソウルスピーク」
さすが余裕と貫禄のミュージックが満載だ。
深みのある渋いボーカルは健在。
マイケルのルーツが垣間見れる一枚だね。
モータウン、クリスマスとアルバムを2作づつリリースしたら、これが大好評を博し、満を持して制作されたソウルカバー集!
これが悪い訳ないじゃない!
大人の洋楽にどっぷりと浸りたい方にお勧め。

マイケルの表現力も素晴らし過ぎる。
例のハスキーヴォイスで囁きかけるように歌っていたと思ったら、時にはエモーショナルにシャウトする。
アレンジ含め、選曲も絶品です。
バートバカラック、ヴァンモリソン、レオナードコーエン、ボブマーリーETC…。
そしてリスペクトするスティーヴィワンダーからは二曲も収録!
更には、そのスティーヴィワンダー本人がハーモニカでも参加しているんだからたまらないね!
もう音色を聞いた瞬間に、それとわかり思わずニンマリ😁しちゃうしなあ。

バックをつとめるメンバー達も超一流どころを網羅。
エイブラボリエルJR、マイケルトンプソン、ネイザンイースト、ドイルブラムホール二Ⅱ…ETC。

プロデューサーのサイモンクライミーは、クライミーフィッシャーの人です!🤠🎶
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