THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,208 FEEL SO GOOD~LIVE IN CUBEGARDEN (ちぇっくーず編)

2024-01-26 20:43:41 | Live Set List
9、20:30~21:00
「ちぇっくーず」
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チ今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****


会場内に盛大なるBGMが流れ続ける中、観客とミュージシャン達は和気藹々に談笑中。


はい!
いよいよもって佳境に突入。
さてさて、早いもので残すところ、あと数バンドのみ。
楽しいひと時はあっという間だ。
チェックもけっこう厳しく、叱咤激励を日々受けております。

このバンド名を聞いたらもうすでにおわかりでしょうよ。
最早説明不要の「チェッカーズ」コピーバンド。
でもこちらはカタカナではなく何故だかひらがな表記なんだそうです。
こういう拘り具合がなんまらとユニークですなあ。
ありそうで中々ないこの手のバンド。
あれだけ一世を風靡したのに不思議。
10数年前のSTAがマックス主催のベッシーホールライブイベントでジュンやでぐやんらで結成したというチェッカーズのコピーバンドとは対バンしたことがありますが・・・。
それ以来、多分見たことがないなあ。
だからこそ期待に胸もワクワクです。
当時、青春ど真ん中だった若者たちも期待していることでしょう。

当のメンバー達も力が入っていますよ。
だって膨大なるヒット曲を要するチェッカーズ故にやりがいもあるに違いない。
衣装ももちろん全員がチェックの柄で決めています。
市販のものから手作りのものまでさまざま。
こういうところも楽しみの一つ。

噂には以前から聞いていましたが観るのはこの日が初めて。

前置きが大変長くなってしまったから、ここいらへんでメンバーの紹介をば。7人編成です。
でも数人はご存じの面々・・・。

まずはイケメンのボーカル・・・カリスマのタタンタだ!
先ほどの「CONE CONE CLUB」でもひたすらに気を吐いていたねえ。
また別の姿を披露してくれますよ
だってフミヤそっくりな歌声にチェンジしているんだもんなあ。
七色ヴォイスの男とは彼の事だ!

ドラム・・・フルくん
サングラスとペンダントがチャームポイントさ

コーラス・・・ピカルくん
がっしりとした体格でみるからに頼りがいがありそう
彼が横で踊りながら華麗なるハーモニーを添えてくれるならば皆も安心してパフォーマンスに専念できるというものだ
唯一ハンチングスタイル

サックス・・・みゆみゆ
小樽からの参加
衣装は自ら製作したそうです。
本職だもんね。

ギター&コーラス・・・インギー
もしかして彼はあのイングヴェイ・マルムスティーンが大好きなのかなあ?
今度機会があれば聞いてみたいものだ。
オレンジボディカラーの愛器ストラトキャスターを使用。
ローズ指板
ネクタイとサスペンダーがなんまらとオシャレ

キーボード・・・長い髪の毛を後ろで束ねた妖艶なるゆな嬢
彼女は去年も何度か対バンしたよ。
セクシーな網タイツですぐにわかったもん((´∀`))
クロのロングブーツ着用
ローランドのファントム07を使用

ベース・・・ゆーや君
渋いフェンダーのジャズ・ベースを使用
ボディカラーは黒
ローズ指板
ピックを使用

もうすでに8バンドの演奏が終了しているだけに開場中、熱気でムンムンだ。
ちぇっくーずがステージにセットアップして軽く打ち合わせ後、サウンドチェックする。
今か今かと待ち焦がれている観衆があちこちに散見。
公開rehearsalからして本番さながらにいっちゃったのはご愛敬さ・・・・

満を持して司会進行役のアっ子ちゃんがマイクを手に上手から登場。
「大変長らくお待たせしました。
ちょっと曲を増やそうか・・・?
大丈夫さ((´∀`))
できる子だよ、タタンタは!!」
アイコンタクトが盛大に送られた。
準備万端整いましたよ。
何時でもオーケーのゴーサインが出た。
それでは元気いっぱいに開演といきましょうか!!
OH-YEAH、HERE WE GO!!
OK,ARE YOU READY!COME ON BABY!!


「ジュリアにハートブレイク」
5枚目にして最大のヒットシングル。
1984年11月21日にリリース。
アルバム「毎日!!チェッカーズ」の3曲目に収録
オリコン週間チャートでは堂々の1位を獲得
売上枚数70,3万枚
オープニングは威勢の良いポップソングからスタート。
情け容赦なき波状攻撃の開始だ!
イントロのリフが弾き出された瞬間に客席の左右からドッと熱狂的なファン達がステージ前方にまで雪崩込み。
すでに滅茶苦茶ノリノリのダンス大会があちこちで催されてる。
タタンタと一緒に歌っている猛者まで出現。
それに負けじとステージ上では熱いパフォーマンスが休むこともなく繰り広げられておる。
独特のメロディラインと切ない歌詞・・・・・これ一発でバッチリと観客の心は頂いたも同然。

「どうもこんばんは
ちぇっくーずです。
ありがとうございます。
先ほどから見ている方々は
気づいているとは思いますが・・・・
CONECONEのボーカルも担当していました。
つまりは掛け持ちをやっております、はい。
まあ、とりあえずは・・・俺の顔、濃い!?
さっきのままなんだけどなあ。
今日わざわざツルハでメイクの道具を買って2度塗りしているよ。
そこの店員さんが!!???・・・って顔をしていた((´∀`))
もちろん俺がメイクをするんだよ~~!!
・・・・哀しくてジェラシー!」
3枚目のシングル
1984年5月1日リリース
アルバム「もっと!チェッカーズ」の2曲目に収録
間髪入れずに再び名曲を叩きつけてきた。
イントロの「アハンハン(^^♪」の部分などの振り付けが凄く印象深い。
こちらもオリコン週間チャートで1位を記録
これが記念すべき初だった。
売上枚数は66,2万枚
極上のジャパニーズポップスなんだけど、よくよく考察してみると歌詞の世界はほとんど演歌((´∀`))
歌メロも多少コブシっぽいし。
でも違和感なくはまるところがナイス。
初期の人気ナンバー。

「いいぞー!!」
アドレナリンが噴出した人が叫んでいる
「え!?・・・次ですか?
新曲やるの?
1回もリハをやっていない・・・(-_-;)。」
「楽器が違うからハードルが高い。
サックスを3本も持ってきたくないから断った曲なんだよ・・・(´;ω;
「まあいってみましょうか。
これはひたすらにやばいぞ~~~
・・・星屑のステージ」
4枚目のシングル
1984年8月23日にリリース
アルバム「もっと!チェッカーズ」の6曲目に収録
こちらの壮大でドラマティックな展開がしびれるバラードもオリコン週間チャートでは1位を記録。
しかし、改めて聞いてみてもチェッカーズって素晴らしい曲をたくさん生み出しているね。
さすがだ。
ファッションや髪型にまで多大なる影響を与えたことも頷ける。
サックスプレイヤー人口も急激に増えたしね。
白眉はサビの繰り返しでの転調だ。
ここからドンドンと引き込まれていく。
胸がキュンキュンとなって哀しくなり密かに涙している人もいるのでは・・・。
タタンタはワイヤレスマイクを持ってそのまま階段を降りて客席の中を練り歩き大サービスを繰り広げる。
いい声しているねえ
思わずウットリと聞き惚れちゃうほど。
心憎いほどの演出。
女性客に対してハイタッチをしても嫌味なく絵になる男だね。
微笑ましき光景に乾杯。

「いきなりやったわりにはまあまあの出来だったね。
今日はイベントの後半まで見てくれて感謝です。
次のバンドさんの為にも盛り上げてくれたら嬉しいです
・・・ミセス・マーメイド」
26枚目のシングル
1991年9月4日にリリース
アルバム「ザ・チェッカーズ」に収録
オリコン週間チャートでは最高ランキング4位を記録
これは中々に通受けしそうな絶妙なセレクション
この辺に対する思い入れが単なるユルユル感覚のバンドとは雲泥の差
作曲は何と鶴久。
ブラックフィーリングのウネリが随所に垣間見られる難攻不落なチューン。
バンドアレンジと奏でられるアンサンブルがほどよくグルーヴィー。
リズムセクションの根底にあるのは、アシッドジャズ、そして新しい解釈のブルー・アイド・ソウルから抽出されたもの。
アイドルから音楽の多様性を極め本格派ミュージシャンへのステップを踏んだターニングポイントともいえる曲。

「夜明けのブレス」
23枚目のシングル
1990年6月21日にリリース
アルバム「チェッカーズ・ザ・ベスト」に収録
オリコン週間チャートでは最高ランキングで2位を記録
美しいピアノの音色が奏でられるとそこから徐々に盛り上がって・・・といきたいところが息が合わずにストップ。
仕切り直しにて再度・・・。
結婚式に最適な曲
タタンタは秘密兵器のマイクスタンドを取り出してマイクをセット。
なるほど、曲ごとに芸が細かい。
みゆみゆはソプラノサックスに持ち替えて構えてる。
インギーは控えめだけど安定感抜群なアルペジオを延々と紡ぎだす。
これが効果絶大。
タイトでストレートでシンプルな音壁を構築。
もうこの辺に達したらリラックスモードに突入
誰もかれもが肩の力も抜けてきて自由自在に溶け込んできている。

「皆さん、今日はわざわざちぇっくーずを観に来たの?
おお!!(拍手喝采!)
じゃ後でねいいことあるよ・・・って何もないんだけれど・・・((´∀`))
うちのバンドはたくさんのメンバーがいるんだけど、衣装を作ってくれる人っていないかなあ・・・・?
これはさっきのCONE CONEの衣装でした((´∀`))
緑柄のチェック模様
でも靴は違うよ。
ちゃんと履き替えたんだからね。
あまり着替え用のコスチュームばかり用意しちゃうともうそれだけで荷物がバンバンになっちゃうのさ。
所詮はヤッツケのセカンドストリートでいいんだよ。
そんな感じで次にいきます
・・・・神様ヘルプ!」
けたたましきスティックによるカウント4つ打ちが豪快に響き渡る
9枚目のシングル
1985年11月1日に発売
アルバム「アーリー・シングルス」の15曲目に収録
オリコン週間チャートでは最高ランキング1位。
とにもかくにもパワフルこの上ない「ヘルプ!」シャウトの連発がやたらと盛り上がってツボにはまる
ダメ押しとばかりに「もう一丁!」コールまで飛び出した。

泣いても笑っても正真正銘のこれがラスト
しかしタフな連中だ
休むこともなく次々と繰り出される傑作に脳天ヒューズもとっくにスパークしちゃったぞ。
「ではお名残り惜しゅうございますが・・・・
もっと聞きたいですか・・・・
甘くほろ苦い青春のど真ん中がふんだんに詰まっていますからねえ。
あと1曲・・・・・じゃあこれをアンコール用ということで。
魂込めていきますよ。
肩があがるかなあ・・・・(-_-;)
・・・・涙のリクエスト!」
2枚目のシングル
1984年1月21日にリリース
ファーストアルバム「絶対チェッカーズ!!」の6曲目に収録
オリコン週間チャートでは最高ランキング2位を記録
売上枚数は67,2万枚
終局にこれぐらいふさわしい曲はないねえ。
うってつけだ。 
この曲で一躍チェッカーズの名が世間一般に知れ渡り社会現象化した。
タイトルの耳に残るフレーズを歌いながら右手をグルグルと回転させるアクションが映える
キューブガーデンのスタッフも最新鋭の照明機材を全面的に駆使してこれでもかあというほどに放射線の光を派手に送り出す。
タタンタくんは本家の声が裏返る唱法を懇切丁寧忠実に再現しているではないか。
ちょっとキュートで初々しくも演じてみせる。
もうこれでフィナーレだということで余力を振り絞って動き回る。
リードボーカルとコーラス隊とのコンビネーションは阿吽の呼吸でピッタリだ。
振り付けも練習の成果が花開いていたよ。
血と汗と涙の結晶
努力は決して裏切らないものだ。
充実感に満ち溢れた汗まみれの表情を見ればそれも一目瞭然だ。
なんの悔いも残さないよう一心不乱に演じきっての大団円。
無事に爆発は終了!

「どうもありがとうございました。
またいつの日にかお会いしましょう
次のライブまで我慢していてくださいね。」
アっ子ちゃん
「大きな拍手をおおくりください!!」

本当にお疲れさまでした!!

観客たちもエキサイトしながら、異口同音に絶賛していた。

またすぐにでも見たくなる満足のいくバンドでした。
まだまだ、たくさんの隠し玉を持っているのでしょう。
演劇風な要素も勉強になるなあ。
仕掛けもギャグもバッチリと考え、今後も益々切磋琢磨精進してちょうだいね。
心底から期待しているよ。

北国の豪雪も、その迫力ある熱量で溶けちゃいそうだ。
暗く陰鬱なる世の中にとっても、一筋の光明が差してきたような気がします。

********











































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QUEEN live magic CD&LP

2024-01-26 10:57:33 | free form space
これは「ライブキラーズ」に次ぐクイーンのライブアルバム!
前作がアナログ2枚組に対してこちらは一枚組なのがちょい物足りない感あり…
人気の面に於いても二枚組にしても売れたはずなんだけど。
でも壮大なるクイーンヒストリーを一大網羅した内容は圧巻!
この頃のクイーンは既に押しも押されもせぬロック界のモンスターに堂々と君臨。
何たって機材、照明からステージセットの広さと全てにおいて超ド級を誇っていた
音質も良好で演奏も余裕と貫禄が漲る
ただヒット曲が膨大故にショートバージョンの編集が物議を醸し出したのも事実。
実際に聞いてみたら確かに次々と目まぐるしく繰り出される流れはテンションが常にMAX状態
あのボヘミアンラプソディ中間部のアカペラオペラパートがばっさりとカットされてるのはさすがにびっくりした。
それでいて1分にわたりフレディが大観衆とコール&レスポンスを展開するシーンはしっかりと収録されているのが嬉しい
正に集大成

しかしこれがオリジナルメンバークイーンにとっては最後のツアーとなった。
ツアー後半のハイライトでもあるウェンブリースタジアム、ハンガリーのブダペスト、そして正真正銘ラストステージのネブワースパーク感動の音源で構成
どうしてもコンプリート版を望まれる方はフレディの死後に発表されたウェンブリーがお勧め
映像もあるしね

全編にわたり圧巻のパフォーマンスを繰り広げるフレディの熱唱に鳥肌立てながら涙してください

残念な事にこのマジックツアーはヨーロッパのみ
アメリカや日本では何故か実現しなかった
最初に人気に火が付いたのは日本なんだからせめて来日公演だけはして欲しかったなあ

ライブキラーズからのシングルは売れなかったからここからのシングルカットは無し
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