長期にわたる休暇期間を経て遂に発表されたオリジナルスタジオアルバム
前作の魔法から今度は奇跡へ
この頃フレディはメンバーらに自分がエイズキャリアである事を告白する
これを機にメンバー間の結束力は高まり如実に楽曲へと反映されていく。
このアルバムから全ての楽曲クレジットはクイーン名義に
ジャケットデザインも4人が一体化した様を表すかのようにコンピュータ作業で顔を連結
しかしやつれ果てたフレディの顔を隠すためのアイデアだ、なんて噂も出たりしたけど…
新たなプロデューサーを迎えたためかいっそうサウンドはシャープになった
ハードロックとダンスミュージックを中心にシンセサイザーでアレンジしたテンションの高いパワー溢れる大作
ソングライティングはロジャーのカラーが強いけどスタジオワーク中にメンバーらが意見を出し合うかたちで進行
バラエティ豊かでハイクオリティな楽曲群に圧倒される
初期の頃の華麗で壮大なる予想不可能な展開も健在
単なるポップスに終始しないところはさすが
やたらと明るく楽しい印象を受けるフレディのボーカルも相変わらず個性ギラギラで元気いっぱい
それはプロモビデオでも同様に
やる気とエネルギー漲る勢いにのって即座に次のアルバムへ向けて作業を開始したクイーン
まさかそれがラストアルバムになるだなんて誰も思わなかったはず…