THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,186 小樽GOLDSTONE FRIENDS LIVE62(THE WILD STONES編)

2022-03-15 22:01:04 | Live Set List

2,15:45~16:15

「THE WILD STONES」

セカンドアクトも初めて見る4人組のバンドです。

バンド名から察するにザ・ローリング・ストーンズのコピーバンドなのかなあ・・・・?・・・・と勝手に思い込んでいたんだけれども、それは見事に外れ!((´∀`*))

な、な、なんと、この日出演した中で、唯一の全曲がオリジナルソングのバンド。

男気溢れまくりの徹底したゴリゴリ・ロックンロール・バンドでした。

よって、全員が男性で網羅されていた。

男ならではのSTRONGスタイルのサウンドが常に轟きわたっていました。

爽快なくらいに気持ちよくね。

当日会場内にいた観客の知人たちに聞いたところ、ススキノのライブハウス「ホット・タイム」の常連バンドだとのこと。

そう言われて、よくよく見たらばベーシストが黒いホットタイムのオリジナルTシャツを着こんでバッチリとアピールしていたのだ。

なるほどねえ。

 

編成はと言いますと・・・・

ミーちゃんのバンドや、アンクル・キャッツでお馴染みのエレキダくんがリードギター担当で上手に陣取っています。

彼は会うたびにドンドンとド派手ファッションに豹変している!

自称「スパンコール・エレキダ」と名乗る通り、虹色の上下で固められていた。

おそらくこの日、1番目立っていたのでは!?

どこでこの圧倒的な衣装を入手したんだろうか・・・?(写真参照のこと)

効果を狙う照明なんて不要なくらいだ。

奥様のハンドメイド・コスチュームらしいよ。

どうりでね。

あそこまでのギンギラリンなデザインは特注品になっちゃうし、高価になっちゃうもん。

更にはテンガロンハットにサングラス姿。

愛器フェンダー・ストラトキャスターを使用。

サンバーストボディカラー。ローズ指板。

 

下手にドッシリと大股開きで構えるベーシストはコーちゃん。

パープルボディカラーのキラーを使用。

これにはサッサも即座に反応していたよ。

でもヘヴィーメタルではないのだ。

ステージ映えするボディシェイプはいつ見てもかっこいいね。

本来はギタリストなんだそうです。

2刀流だね。

スバル嬢率いるアニソン・バンド「乙帝國」にも在籍していた。

ああ、多分その時に見たことあるよん。

 

センターフロントでアグレッシブなパフォーマンスを休むことなく凝り広げていたのはハガくん。

目にも鮮やかな真っ白いグレッチを手に大熱演だ。

ピンク色に輝くシャツがとてもお似合い。

一見強面なルックスだけど、スタジオで会うととても謙虚で低姿勢な紳士なんだそう。

人は見かけによらないという好例。

 

そしてただ一人だけ白いマスクを装着していたのがドラムくん。

 

さあ、セッティングも完了して軽く音出し調整の没頭。

いよいよ、熱き本番へと突入だ!!

 

「カモン・ロックンロール!!」

間髪入れずに怒涛のビートが炸裂した。

これがオリジナルと聞かされていなければ、絶対にプロのカヴァーだと思っちゃうよ。

実際に私もそう信じて疑わなかったから、ずっと「これはどこのバンドの曲なんだろうか・・・?

日本語の歌詞だよなあ・・・」と考えながら観戦していたぐらいだ。

軽快かつパワフルに暴れまくっちゃおうよ。

感染対策はバッチリと守りながらもね。

序盤から勢いよく駆け巡るド迫力のフルスロットル・エンターティメント・ショー。

 

ノリノリで魂の咆哮

「ウィー・アー・ザ・ワイルド・ストーンズ!

よろしく!!

今日も盛り上がっていこうぜい!!

乾杯したい気分なんだけど、アルコールはダメなんだよね・・・・。

皆さんとコール&レスポンスしたいけど、声出しも禁止なんだよね・・・・。

まあ、しかたない。

じゃあ、俺たちと一緒に拳を突き出して、心の中で声を張り上げていこう!

HEY,HEY!!!

1・2・3・4~!!」

熱量はおさまるどころかドンドンとヒートアップ。

早くも全員が汗まみれだ。

アドレナリン噴出しまくり。

一切、妥協することや手を抜くことなんて許されないのだ。

燃えるような情熱で疾走していこう。

このくらいに突き抜けてくると下手な屁理屈なんてバカバカしくなってきて吹き飛んじゃうくらいさ。

 

「はい、我々は結成して早いもので10年が経過しました。

しばらく新曲を発表していなかったけれども、今日は久しぶりに2曲を披露したいと思います。

色々と制約がある中、礼儀正しく楽しみながらも騒ごうぜい!

まずはワイルド・ドライヴァー」

イントロのギターリフを聞いて驚愕した。

あのレッド・ツエッペリンの名曲「胸いっぱいの愛を」ではないか。

あの永遠不滅のリフを曲の骨格に据えて、見事なオリジナリに仕立て上げてくれた。

愉快痛快すぎるぜ。

ぶったまげものだ。

歌詞は全国のトラック・ドライバー諸君に捧げられている。

時折クスっと笑える箇所や、泣かせる一一節もありユニークすぎる。

往年の傑作バレーボール・アニメ「アタック・ナンバー1」の「だって女の子なんだもん」の決めセリフを拝借してきて

「だって男の子だもん」と歌うと「おっさんでしょー!」と横から鋭い突っ込みがぶち込まれる。

だれることもなくグイグイと強引なまでにザ・ワイルド・ストーンズ・ワールドに会場を引き込んでいく様は、とっても勉強になる。

図太いくらいのド根性漲る個性派集団に、温かな拍手が絶え間なく贈られる。

 

メドレーで「ビッグボス」

これ、最初は全く違うタイトルだったそうです。

ところは北海道日本ハムファイターズに新庄さんが監督に就任したのを機に改題したのだそう。

まさにタイムリーだよね。

憎いばかりの心意気だ。

エレキダくんはそれまで極控えめにプレイに専念していたのに、ここぞという時にはスポットライトを独占。

華麗なる職人芸を「これでもかあ」というほどに注ぎ込んで弾きまくる。

ハーモナイザーを駆使してのクール過ぎるツイン・リード演出には、思わず聞き入ってしまった。

エフェクターの使い方がセンス良くって唸っちゃった。

効果も抜群だ。

超がつくほどにハードな音色なんだけど、ちっともやかましく感じないところなんかは技術の勝利だ。

 

「ビールください!」

「マンボ―だからダメだよ~!!((´∀`*))」

ボーカルはステージの中央を片足でピョンピョンと飛び跳ねてながらも、自己主張を延々と繰り広げている。

なんというヴァイタリティ。

グルーヴィーなダイナマイト・ドラミングでボトムのリズムを牽引。

そこに絡みつくギターリフは、あれれれ!!?エアロスミスの「ウォーク・ディス・ウエイ」だあ。

「オーケー、重戦車のごときドラムに引き続き、ザ・ワイルド・ストーンズのいかしたメンバー達も紹介します。

本当はスーパーギタリストのベース君は古くからの友達です、チャーリー・ウエダ!

作詞、作曲も担当しているリードギターはエレキダ!

そしてミック・ハガだあ!

大丈夫ですかね!!?

次にやる2曲はCDにレコーディングしたものです。

今日はこれを特別価格で販売しています。

正常価格0円のところを・・・・・半額です((´∀`*))???!!

消費税は一応もらうか?あれ?それでも0円か??

顔が恐そう・・・そんなこと言わずに

興味のある方や聞いてやってもいいよ、という方は、今から30分以内にこちらへ電話をするか、我々に申し出てください。

ではいきます、カモン・ホットタイム!!」

横一列に並んだ前面の3人は右手をグルグル回転させたりジャンプを繰り返す。

豪快そのものだ。

ハガくんはエレキダ君とお互いの背中を合わせて不敵な笑みを浮かべつつも、猛アピールすることをやめない。

全力疾走だ。

 

ハガくんは足元に置かれたペットボトルのドリンクを一飲みして、のどを潤しつつも呼吸を整える。

「小樽ゴールドストーンは最高だなあ。

手拍子を要求したら、皆さんはちゃんと反応してくれるもんね。

98・5パーセントはやってくれている((´∀`*))

ラストだ。準備はいいかい!

声は出さずに、気持ちだけでもいいから叫んでね。

ロック!ロック!シベリア・ロック!!WAO!!!~~」

このタイトルを書きなぐった大きな横長いプレートを頭上高々に掲げて、オーディエンスと一体化を図る。

「歌詞は簡単です!はい、もう一回!!」

強引なくらいに余力を振り絞りながら猛然とダッシュ。

ハガくんはチャーリー・ウエダくんと向き合いながらのフォーメーション。

ガッチリとスクラムを組む。

その手を大きく上にあげて、アクション連発しての大団円でした。

最後の一音まで遊び心てんこ盛りで、心地よきひと時を過ごさせていただきましたよ。

サンキュー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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