THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,186 小樽GOLDSTONE FRIENDS LIVE62(そうきあ編)

2022-03-15 03:29:14 | Live Set List

このコロナ禍なので残念ながらアルコール類の販売は一切なし・・・・

これには嘆いている人が多くいたね。

そして個人的には毎回楽しみにしていた「カレーライス」もなし。

その代わりペットボトルのドリンク2本が出演者達には配られていた。

 

1,15:00~15:30

まずは上手から主催者でもある彦ちゃんが現れてマイクを手にご挨拶。

「こんばんは!!」(まだ昼過ぎなんだけどなあ・・・・((´∀`*))

何故だかウクライナ情勢のことなども話題の中心に。

この日のライブイベントに対する注意事項やコロナ感染に対する云々・・・・。

アナウンス終了、そして本編へと一気に突入だ!

 

「そうきあ」

初めて見るバンドだから興味津々だったのさ。

噂には聞いていたのだ。

だって、歌姫のMIKIMIKIちゃんが在籍しているバンドなんだもんね!

これでグッと親近感がわいてきたでしょう。

楽しみにしていたから超がつくほどに早く会場入りしたのだ。

遂に神秘のヴェールを脱ぐ瞬間だ。

 

すでに彼らはリハーサル中だった。

オープニングナンバーを演奏していた。

期待ワクワクさ。

 

MIKIMIKIちゃんはついこの間、めちゃくちゃにハードスケジュールなのに何とかやりくりしてくれてSTAで初ジョイントしたばかり。

アノ時は本当に助かったよ。

MIKIMIKIちゃんと、それを後押ししてくれたセッキーにSTAは足を向けて寝られないのだ。

その時に5人編成の「そうきあ」の詳細を聞いていた。

で、この日だ。

MIKIMIKIちゃんからバンドを代表して事前メッセージをいただきましたので、ここにご紹介しますね!

「大学時代のサークルOBライブのために1度だけのつもりで30年ぶりくらい(?)に結成したバンドです。

ドラマーが不在だったのでセッキーにお願いしました。

でも、たくさん練習したので、1度だけではもったいないと思い、もう一回、もう一回と言いながらいつのまにやら固定バンドに((´∀`*))

バンドあるあるですね!!

ところがコロナで全く活動ができず、今日は久しぶりのライブです。

どうか温かい目で見守っていただきたいです~!

よろしくお願いいたします。」

 

ちなみに、この聞き覚えのない不思議なバンド名・・・・・

一体全体、何からの命名??

案外、哲学的な意味を含んでいる!!??

で、MIKIMIKIちゃんにマサが質問してみた。

回答を聞いてぶったまげたさあ。

「早急にと書き込むところを、そうきあと書いたからというのが真相!!

何の意味もないバンド名」

驚愕だよね。

でも案外、そんなものかもね。

ああ・・・、悶々としていたからスッキリしたあ!!

更に追記で

「バンド名を変えたら?と提案したけど変えないらしい」

いいんでないかい!

だって同じバンド名って絶対に世界中探したって見当たらないでしょう!

それは大いなる強みでもあるわけだし。

インパクトがあるよ。

一度で覚えられたらね!!

 

ジャパニーズ・フュージョンをカバーする彼らの編成をば・・・・・

ギターに本谷内氏(上手ポジション。フェンダーの黒いストラトキャスター。アームなし。ローズ指板。ピックアップは2ハムバッキング)

もう一人のギターは佐々木氏(青のシャーベルを使用。メイプル指板。アーム付き。こちらも2ハムバッキング・ピックアップをマウント)

ベースは野々川氏(フェンダーのジャズベース。3トーンサンヴァーストボディカラー。ローズ指板。白い布製のフェンダーストラップ使用)

そしてドラマーはセッキー

紅一点のキーボードがMIKIMIKIちゃん(ローランド06を使用)

という布陣。

 

はい、前置きが長くなってしまいました。

それでは早速本編に参りましょうか!

豪快にレッツ・ゴーだ!

 

リハーサルでも取りあげていた「スナイパー」(松原正樹&今剛)がオープニング・ナンバー。

かっこいいタイトルだね。

何たって「狙撃手」だもんなあ。

そういう名前のヘヴィーメタルバンドが大昔日本にいたよね。

それはともかくも、イントロのストレートでヘビーなギターによるコードカッティングを楽屋で聞いていた時、「あれ?あのハート初期のヒット曲バラクーダじゃあねえの??」と思った。

結局は違ったんだけど。

でもそっくり。

あとでMIKIMIKIちゃんやギターの方にそのことを話したくらいだ。

MIKIMIKIちゃんも「ほんとだあ。

何となく似ていますねえ。すごく綺麗な声のボーカル!」とのこと。

アン・ウイルソンは素晴らしいシンガーだからね。

とにもかくにも幕開けにふさわしきスリリングなるナンバーだ。

戦慄が走るような文句なしの波状攻撃。

伝説の凄腕フュージョンバンド「パラシュート」が活動を停止した1983年4年ぶりにリリースした故・松原正樹氏の3作目、同名ソロ・アルバムからのインスト。

ノリもご機嫌さ。

名手2人による共作なんだから、傑作に仕上がっているに決まっているでしょうよ。

ちなみに「今剛」さんは道産子なのだ。

道民としては誇らしいよね。

長年にわたる1流のスタジオミュージシャンなんだもん。

釧路出身さ。

序盤からグイグイとツインリードギターが華麗に空を舞う。

流れる哀愁の旋律はウィッシュボーン・アッシュを彷彿としてしまったよ。

メロディアスで綺麗なサウンド一発で掴みはオーケーだ。

 

早速、名物ダンサーのお客さんアベ氏から「セキさ~ん!」と声援がかかりセッキーもニンマリ。

「HERCULES」(これはパラシュートの作品だ)

1982年のアルバム「カラーズ」に収録。

キーボードによるドラマティックなイントロが開始された。

ムード満点だ。

メンバー達も嬉々としてプレイに専念しているよ。

徐々に盛り上がりを見せる構成もうまいね。

さすがだ。

それらを懇切丁寧にコピーして再現している手腕は只者ではない。

本人たちは至って謙虚にふるまっているけれども、どうしてどうしてだ。

もうこの辺に達したら少しは体も温まりリラックスしてきたんじゃあないのかなあ。

肩の力も抜けて硬さも取れてきた。

そうとなればこちらのもの。

しかしよくもまあ、この難攻不落なる曲を涼しい顔して披露しているもんだね。

日本フュージョン愛がそこいらじゅうに溢れかえっていて、こちらサイドにまでビンビンに伝わってくる勢いだ。

 

佐々木氏によるMC

「どうもこんにちは!

すでに緊張していて足が震えています・・・・・そうなんですよね・・・・3年くらい前にバンドを再始動しまして、さあ、これから本格的にという時に、このコロナ騒動です。

それでも4回くらいはライブをやりました。

で、今日のライブは久しぶりなんです。

今月半ばからリハをやり始めたのですが、バラバラ状態で、どうしようか・・・・と困り果てちゃいました。

あれ!?もっとしゃべったほうがいいかい?」

MIKIMIKIちゃん「はい、温かい目で見てあげてください((´∀`*))」

 

セッキーによるスティック・カウント。

「いとしのうなじ(T-SQUARE)」

1984年リリースのアルバム「スターズ&ザ・ムーン」に収録。

それまでの曲調から一転して、元気はつらつパワフルなるアップテンポ・ナンバーが飛び出した。

中盤に、こいつはもってこいだね。

妙にセクシーなタイトルだけど曲調は最高この上ないよ。

リリコンによるフレーズはギターで演じ分け。

またもや疾走感が半端ない。

ここでも火花散るソロ・バトルが展開されています。

MIKIMIKIちゃんはこの凄まじすぎるインタープレイ中にも関わらず、どうしてそんな余裕の笑みを浮かべ続けていられるの。

したたかなるレディだ。

写真撮影班がそこかしこに陣取ってシャッター・チャンスを狙っています。

フロントの熱演組に負けじと、後方からの援護射撃とばかりにセッキー&野々川氏の真骨頂。

グイグイと牽引する堂々たるグルーブが炸裂。

しかし、セッキーは抜群に腕をあげたねえ。

後半ではドラムのフィルインからテンポ・ダウンして渋くフィナーレを迎える。

 

メドレーで間髪入れずに次へ突入!

「リトル・マーメイド」

こちらの作品もT-SQUAREから。

1981年リリースのアルバム「マジック」に収録。

安定した正確無比な重量感溢れる焦らしまくりのハード・ドラミングがイントロ。

頼りになるリズムセクション貫禄の姿は特筆もの。

決めの箇所もバッチリだ。

ここでもリリコンサウンドはギターが担当。

ベースもリフの響きが冴えわたる様が圧巻。

まさに匠の技だ。

職人芸の域だよ。

MIKIMIKIちゃんとギターが目をあわせてニンマリ。

キーボード・ソロにいくわよ!のアイコンコンタクトだ。

力強い鍵盤タッチでオーディエンスを魅了する。

身が皆、彼女の一挙手一投足に釘付けさ。

しのぎを削るがごとく、本谷内氏のギターも滑らかに指板上を舞う。

ピッキングの一つ一つに説得力がある。

 

「がんばれー!((´∀`*))すみません・・・・・

ところどころ、見間違えてしまいました・・・・・(-_-;)

時間ももうあまりありませんので、ここでメンバー紹介をします。

ギターでリーダーの本谷内さん。

歌手で有名なキーボードのミキちゃん。

ベースは大親友です、野々川くん。

屋台骨のドラマーはセキさん。

私が佐々木です!

それではすみませんが最後です・・・」

「ええ~~!!??」

「またまた~((´∀`*))

それでは歌姫のミキちゃん、準備ができたらよろしくお願いします」

「プレッシャー・・・・・・((´∀`*))」

美しくも劇的なるピアノソロがイントロ。

「青いコンバーチブル(チューブのギタリスト春畑道哉の作品)」

1989年リリースの2枚目ソロ・アルバム「スマイル・オン・ミー」に収録。

ツボを押さえた爽やかでいてクールな攻防。

艶のあるアタック感が切れっ切れなところもインパクト大。

ここぞというところでのトリッキーなアームバーによる徹底した官能表現が秀逸。

程よきオーバードライブの歪みも心地よい。

いやはやなんとも、これはノラナイわけにはいかないよん。

嫌味なく、体がいつのまにか疼きだしてきちゃうもん。

ラストナンバーにふさわしい、メリハリの効いた鉄壁なる入魂の曲だね。

「ありがとうございました。今日は最後まで楽しんでいってください」

盛大なる拍手の中MIKIMIKIちゃんがぽつんと一言

「かなり練習したのになあ・・・・」

TOPバッターという大役を見事に果たし終えてホッとしたのか、メンバー達が明るい表情に戻った。

それにしてもトップにはもったいないくらいの好感を持てる熱いバンドでした。

 

一貫してのジャパニーズ・フュージョンは全くもってぶれることのない基本コンセプト。

そこに程よきAOR風味やジャジーな色合い、軽快なるシティポップ調や、よく歌うギターを絡めてのステージング。

御見それしました。

またすぐにでも観たくなるよ。

あ!!??・・・・・5月のSTA企画にも出演が決定していましたよね。

ラッキー!!!

えっとお、「そうきあ」の皆さんはMIKIMIKIちゃんから

「今日のSTAライブを見るように!」と言われたそうです。

サンキュー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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