THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

beginnings

2009-07-09 23:26:33 | STAのレパートリー
デビューアルバム「the chicago transit authority(シカゴの軌跡)」収録。
robert lamm作&リードヴォーカル。
シングルカットされ、ヒットした。
しかし、シングル・エデイット・ヴァージョンはやや物足りない。(イントロからエンディングまで・・・)
愛の始まりを歌ったわけではあるが、最初があれば終わりがあるわけで,出会いと別れ・・・。
当時の彼等、特にrobertのこと、けっこう裏には政治に対する風刺めいた内容を含んでいると思われ・・・。
robertがある日、リッチー・ヘブンスのライブを観てインスピレーションが湧いたと言うあのイントロ。
映画「ウッドストック」を見れば一目瞭然です。
robertはかなりコンディションの悪い12弦アコースティックギターで曲作りを行ったらしく、実際のレコーディングでは状態の良いギターをレンタルしなければならなかったらしい。
この楽曲は、爽やかなギターストロークに導かれて、甘いボビーのヴォーカルではじまるが、徐々に熱を帯びていき、分厚い白熱のアンサンブルに盛り上がる。
そしてトロンボーンとトランペットのソロ・バトルに突入。
ワイヤレスの時代になってからは、ジミーとリーが舞台の左右に分かれて熱演してくれ、これでもかこれでもかの、迫力に圧倒される。
エンディングに延々と繰り広げられるメンバー全員による各パーカッションソロも特筆すべき事項。
この部分は、日本の伝説のバンド「ハッピーエンド」の楽曲にも影響をあたえている。
ちなみに、さりげなくrobertは後半のヴォーカル部に「gotta get you into my life」とbeatlesへのオマージュをシャウトしている。
私はこの曲を’84の来日公演で体験した。
(オープニングがbeginningsで、アンコールがgotta get you into my life!!)
補足として、ボサノヴァの女王、アレステッド・ジルベルトがカバーしている。まだデビュー直後のchicagoのこの楽曲をカバーするとはさすが先見の明あり。
本家chicagoに迫るほどの後半のソロ、また収録時間も長尺。
彼女のキュートでセクシーな囁きヴォーカルも絶品。

2564bass

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