Eddie Floyd / KNOCK ON WOOD初期スタックスを代表するメンバーが集結
Eddie Floyd, 1967
このアルバムは相当カッコいい。Eddie Floyd(エディ・フロイド)の力の抜けぐあいがいいのだ。この時期のサザンソウルにしては、めずらしいのではないだろうか。彼がすでにソングライターとして成功していたことも関係あるかもしれない。
バックを務めるのは、当時のStax Records(スタックス)のオールスター。Mar-Keys(マーキーズ)のWayne Jackson(ウェイン・ジャクソン)に、そこから分派したBooker T & the MG’s(ブッカーT&ザ・MGズ)のメンバー、そしてピアノはSteve Cropper(スティーブ・クロッパー)とともにプロデュースも兼務するIsaac Hayes(アイザック・ヘイズ)。これ以上ないぐらいの豪華さ。
このアルバムの価値を決定づけたのは一曲目だ。エディ・フロイドの代表作で、初期スタックスを代表する曲でもある『ノック・オン・ウッド』。この曲に影響を受け、カバーしたアーティストは数えきれない。
エディ・フロイドはこのアルバムで脚光を浴びたが、これ以前のキャリアも栄光に満ちている。デトロイトで育った彼は、ソウル史に名を残すヴォーカルグループ Falcons(ファルコンズ)のオリジナルメンバーとして、音楽界に足を踏み入れた。その後、スタックスと契約を結び、Atlantic Records(アトランティック)の大スター、Wilson Pickett(ウィルソン・ピケット)等に曲を提供した。ちなみにウィルソン・ピケットとエディ・フロイドはともにファルコンズの出身である。
そしてソロデビューアルバムとなったのが、この“Knock on Wood”だ。このタイトル曲は元々Otis Redding(オーティス・レディング)のために書かれたが、アトランティックのボス、Jerry Wexler(ジェリー・ウェクスラー)の勧めで、エディ・フロイドがリリースすることになった。
タイトル曲以外にも有名な曲が詰まっている。“634-5789”はエディがウィルソン・ピケットのために書いた大ヒット曲で、映画「ブルース・ブラザーズ2000」では、エディとウィルソンがこの歌を共演している。シングルとしてヒットした“Raise Your Hand”は、Janis Joplin(ジャニス・ジョプリン)に愛された曲で、彼女のコンサートでよく歌われていた。
Producer: Steve Cropper, Isaac Hayes
1967年
ソウル ファンク大辞典より!
この曲はブラスロックではないですが、シカゴがデビュー前からのライブレパートリーとして取り上げていた事で、コアなファンの間では話題になっていたのです。
ビルチャンプリン在籍期に、再びライブでプレイされるようになりましたが、残念ながら日本では一度も披露されず…。
ブートでのみ聴くことができましたが、50周年記念ライブBOX CDでついにオフィシャル化が実現!
とにかくビルのボーカルがめちゃくちゃにハマってます。彼のオリジナルみたいに渋い!
で、STAでもレパートリーに組み込むたく、去年末にマサがファニーに相談。
すると正月に2時間程でブラススコアを書き上げてくれました!
感無量の極致!
3分ほどのごくシンプルな構成。
ソロもなく、とにかくソウルフルなボーカルを前面にフューチャー!
やればやるほどにクセになる事請け合い!
マサは以前、ブルースの生きた伝説ギタリスト、バディガイのライブをペニーレインで観た際、この曲に感動!
目前で体験して握手にピックゲットまであり、今でも強烈に記憶しています。
ちなみにSTAがカバーしているのはザブルースブラザーズのバージョン。
モントルーのライブですが、ボーカルはな、な、な、何とエディフロイド本人であります‼️
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